2019/12/04

抗PD-L1抗体テセントリクによる非小細胞肺がんの一次治療

  • FDA approves Roche’s Tecentriq plus chemotherapy (Abraxane and carboplatin) for the initial treatment of metastatic non-squamous non-small cell lung cancer(FDAはロシュのテセントリクと化学療法(アブラキサンおよびカルボプラチン)の併用による転移性非小細胞肺がんの一次治療を承認)

(参考)
テセントリクの非小細胞肺がんに対する適応症は2016年に白金製剤による化学療法中もしくは終了後に病勢が悪化した患者に対する二次治療として承認され、2018年12月にはEGFRまたはALK遺伝子異常を示さない患者を対象にアバスチンと化学療法剤パクリタキセルおよびカルボプラチンとの併用による一次療法が、さらに2019年3月には進行期(extensive stage)の患者に対してアバスチンを併用せず、化学療法剤のみとの併用による一次療法が承認された。今回は2016年に二次療法として承認された適応症にパクリタキセルを追加することによって一次療法への格上げが承認された。