- Bayer and WuXi Biologics enter into an agreement on a Leverkusen drug product plant
上海を本拠地とする生物学的製剤の専門企業Wuxi Biologicsはバイエルの本拠地レバークーゼンの製造設備を購入し、バイエルの血友病A治療薬の最終製造工程をバックアップする。工場の建物と敷地については長期リース契約を結んでいる。血友病A治療薬の主力生産はカリフォルニア州バークレイにあるバイエルの工場で継続する。
(参考)
バイエルの血友病治療薬はコージネイト(Kogenate)がピークとなった2013年には16億ドル(1800億円)を売り上げていたが2018年には8憶ドルと半減している。2016年3月にFDA承認を取得し、後継品と目されたコバールトリイ(Kovaltry)の売上高は開示基準に達していない模様。さらに2018年8月に週1回投与も可能なPEG化遺伝子組み換えファクターVIII製剤ジビイ(Jivi)のFDA承認を取得している。シャイアー(現、武田薬品)のアディベイトに対抗できるラインアップとなった。一方、ロシュの二重特異性抗体ヘムライブラが出現し、ファクターVIII製剤の市場が急変している。本社工場の製造設備をWuXiに譲渡した真の理由は不明である。