2020/08/04

CAR T 細胞療法の適応症拡大

08/04  NVS  CAR-T  Lymphoma
Novartis announces Kymriah® meets primary endpoint at interim analysis of pivotal study in follicular lymphoma

ノバルティスのカイムリアが濾胞性リンパ腫の申請用臨床試験の中間解析において主要評価項目を達成した。本年4月にはFDA再生医療先進療法の指定を受けており、来年中(2021年)に追加承認の申請を提出する予定である。

(参考)カイムリアは2017年8月に世界初のCAR T 細胞療法としてFDAが「急性リンパ性白血病」を適応症として承認し、2018年5月には「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」の効能追加が承認された。「濾胞性リンパ腫」が承認されれば3つ目の適応症となる。競合するKite(現、ギリアド)のCAR T 細胞療法イエスカルタは2017年10月に「濾胞性リンパ腫」を適応症として承認され、効能追加は「急性リンパ性白血病」がフェーズ1/2段階にある。イエスカルタの売上高はギリアドが2019年に4億円65百万ドル(ほぼ500億円)を計上しており、カイムリアの2億79百万ドル(300億円)を大きく上回った。