Novartis investigational novel STAMP inhibitor asciminib (ABL001) meets primary endpoint of Phase III chronic myeloid leukemia study
ノバルティスが開発している世界初のSTAMP阻害薬asciminib(アッシミニブ?)が慢性骨髄性白血病に対するフェーズIII臨床試験ASCEMBLEにおいて主要評価項目を達成した。ボスチニブ(販売名:ボシュリフ)を対照薬としてチロシンキナーゼ阻害薬2~3種類の前治療歴がある慢性段階のフィラデルフィア染色体陽性患者を登録したASCEMBLE試験の詳細は今後の学界で報告する予定。FDAはファストトラック指定している。
(参考)STAMPはSpecifically Targeting ABL myristoyl pocket の略語らしく、グリベックに始まる既存のABL-BSR標的チロシンキナーゼ阻害薬に対する抵抗性や不耐性に関連しているようである。これを阻害することにより、スプリセル、タシグナ、ボシュリフといった第二世代のABL-BCR阻害薬を置き換える、革新的な新薬となるか注目される。