1. 試験結果概要
高リスク骨髄異形成症候群(MDS)、慢性骨髄単球性白血病(CMML)および低芽球性急性骨髄性白血病(AML)患者を対象に、1 次療法としてpevonedistat とazacytidineの併用療法とazacytidine 単剤療法を比較しEFS の延長を評価した。この第3 相PANTHER 試験におけるEFS の定義は、高リスクMDS またはCMML 患者では死亡またはAML への移行のいずれか早い方までの期間、AML 患者では死亡までの期間としている。安全性プロファイルは、これまでに報告された併用療法のデータと一致するものであった。全データの解析結果は、今後の関係医学会にて発表を行う予定である。臨床責任医師には結果を伝えており、試験によるあらゆる影響について、被験者と話し合いを持つ予定。武田薬品としては、被験者の個々の状況に応じた最適な対応を試験責任医師と協力して進めていく。
2. pevonedistat
2. pevonedistat
本品はubiquitin 様タンパク質[ NEDD8 (Neural precursor cell Expressed
Developmentally. Down-regulated protein 8)]の活性化酵素(NAE)阻害剤で、タンパク質の環境の恒常性を阻害することで癌細胞の死滅をもたらすことが示されている。
3. 武田薬品オンコロジー疾患領域事業部門責任者Dr. Chris Arendt のコメント:
Developmentally. Down-regulated protein 8)]の活性化酵素(NAE)阻害剤で、タンパク質の環境の恒常性を阻害することで癌細胞の死滅をもたらすことが示されている。
3. 武田薬品オンコロジー疾患領域事業部門責任者Dr. Chris Arendt のコメント:
「今回の結果は遺憾ではあるが、我々は得られた全データへの理解を深めるように努め、本試験から得られた知見を十分な治療を受けることができない患者のために、治療の選択肢の可能性に対する研究開発の指針となる情報を提供する予定である。この試験に参加いただいた患者とそのご家族、支援団体や治験責任医師の方々に感謝申し上げる。これらの方々の協力なしでは、この意義深い試験は実施できなかった」と述べている。