今回の承認の根拠となったのは、CheckMate-025試験である。この試験は、血管新生抑制剤の治療歴を有する進行性腎細胞癌患者821例を対象として、オプジーボとエベロリムス(標準治療)を比較したピボタル非盲検無作為化第3相試験である。主要評価項目である生存期間(OS)は、オプジーボ群22ヵ月、エベロリムス群19.6ヵ月であった(p=0.0018)。オプジーボによるOSのベネフィットはPD-L1の発現の有無にかかわらず認められた。奏効率は、それぞれ21.5% vs 3.9%、奏効期間中値は、23.0ヵ月 vs 13.7ヵ月であった。