お知らせ

2016/02/17

アストラゼネカの抗PD-L1 阻害薬durvalumab(MEDI4736)を膀胱がん治療薬としてFDAがBT指定

アストラゼネカとその子会社メディミューンが開発中のprogrammed death ligand-1 (PD-L1)を標的とするヒト型モノクローナル抗体(mAb)durvalumab(MEDI 4736)を、「初回の化学療法中あるいは治療終了後に進行した切除不能、転移性の尿路上皮性膀胱癌」に対する治療薬としてFDAがbreakthrough therapy(BT)に指定した。BT指定の根拠となったのは、初期第1 相1108 試験(CD-ON-MEDI4736-1108)の結果である。この試験は、2012 年9 月から開始され、進行固形癌患者を対象にした安全性、有効性、薬物動態を検証する。対象となる固形癌には非小細胞肺癌、扁平上皮頭頚部癌、および膀胱癌のコホートが含まれ、1,038名の複数の癌腫を含む1 種のバスケット臨床試験で、試験完了予定は2017 年12 月である。このBT指定は、アストラゼネカにとって癌領域で受けた3 番目のBT 指定になる。

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