お知らせ

2016/08/16

Janssen(J&J)の抗うつ薬エスケタミンをFDAがBT指定

 Janssen Research & Development、LLC、(JNJ)(Janssen)が開発中のエスケタミンesketamine が、「切迫した自殺リスクの高い大うつ病」の治療薬としてFDAのBreakthrough Therapy(BT)指定を受けた。2016年5月に米国アトランタ で開催された生物学的精神医学会(SBP)で発表された、第2相臨床試験結果が根拠とされた。エスケタミンは2013 年11 月に「治療抵抗性うつ病障害」治療薬としてBT指定を受けており、今回は2度目の指定である。
 エスケタミンは非選択性、活性依存性N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体作動薬で、作用機序は既存のうつ病治療薬とは異なる。また、経鼻吸収製剤となっている。大うつ病治療薬としては50年ぶりの新しい薬効メカニズムとなる。現在、6 本の第3 相試験が並行して進行している。
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