お知らせ

2017/07/05

中国企業BeiGeneの抗PD-1 抗体が尿路上皮癌に対する臨床試験を開始

 北京とボストンを拠点とするバイオ医薬品開発企業 BeiGene, Ltd.は癌治療を目指して分子標的薬および癌免疫慮法を開発中である。臨床試験段階に進んでいる抗PD-1 抗体BGB-A317 の尿路上皮癌(UC)(膀胱癌)患者を対象とした中国におけるピボタル臨床試験が開始された。治療歴の有るPD-L1 陽性の局所進行または転移性UCの中国人患者を対象にBGB-A317の安全性および有効性を評価する第2 相、シングルアーム、多施設試験である。
 BGB-A317 はFc ガンマ受容体への結合能力を高めるよう設計されている。PD-1 に対する高親和性および特異性を有しており、すでに承認されている抗PD-1 抗体との差別化が可能である。BeiGene Ltd.(BeiGene)はCelgene Corp.(Celgene)との間で、米国、欧州、日本、およびアジアを除くその他の諸国における開発と商業化に関わる戦略的提携契約を締結した。