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開発中のアルツハイマー病治療薬アヅカヌマブが3年間の長期投与で効果の持続を確認(11/2)
バイオジェンとエーザイが共同開発中の抗アミロイドβ抗体である。P1b試験の終了後3年間にわたって継続した長期延長投与で効果の持続を確認し、現在進行中のP3試験を継続する。抗アミロイドβ抗体は、これまでにワイス(現ファイザー)のパピオネズマブ、リリーのソラネズマブ、ロシュのガンテネルマブが失敗しており、アヅカヌマブが唯一の開発品目となっている。アミロイド仮説に基づくアルツハイマー病治療薬の開発はAβ抗体だけでなく、BACE阻害剤でも失敗が相次いでいる。本年(2017年)2月にはメルクがフェーズ3段階まで進めて有望としていたベルベセスタットの開発を中止した。一方で、エーザイがバイオジェンと共同開発中のE2609は2016年10月に第3相臨床試験の症例登録を開始している。