アストラゼネカが協和発酵キリンから導入して開発中です。好酸球は喘息患者の約50%に発現し、炎症性呼吸器疾患に関与が強いとされます。ベンラリズマブはインターロイキン-5 受容体αサブユニットを標的としてADCC 活性 により好酸球を除去します。抗IL-5受容体抗体として先行するメポリズマブ(販売名ヌーカラ、GSK)は重症喘息治療薬として2015年にFDA承認を取得、さらに好酸球性慢性閉塞性肺疾患(COPD)への効能拡大を先週(2017年11月)、FDAに提出したところです。発売初年度(2016年)の売上高は150億円でした。
ファーマセットLibraryの保存記事を紹介します。2016年にFDAが承認したCINQAIR(一般名レスリズマブ)はテバ社が開発した抗IL-5抗体です。抗受容体抗体であるメポリズマブおよびベンラリズマブと比べて、効果にどのような差異がみらるか注目されます。ファーマセットLibrary➔
IL-5阻害剤