お知らせ

2017/11/14

抗IL-5受容体抗体ベンラリズマブを好酸球性喘息に対する治療薬として欧州委員会CHMPが承認を勧告

アストラゼネカが協和発酵キリンから導入して開発中です。好酸球は喘息患者の約50%に発現し、炎症性呼吸器疾患に関与が強いとされます。ベンラリズマブはインターロイキン-5 受容体αサブユニットを標的としてADCC 活性 により好酸球を除去します。抗IL-5受容体抗体として先行するメポリズマブ(販売名ヌーカラ、GSK)は重症喘息治療薬として2015年にFDA承認を取得、さらに好酸球性慢性閉塞性肺疾患(COPD)への効能拡大を先週(2017年11月)、FDAに提出したところです。発売初年度(2016年)の売上高は150億円でした。

ファーマセットLibraryの保存記事を紹介します。2016年にFDAが承認したCINQAIR(一般名レスリズマブ)はテバ社が開発した抗IL-5抗体です。抗受容体抗体であるメポリズマブおよびベンラリズマブと比べて、効果にどのような差異がみらるか注目されます。ファーマセットLibrary➔IL-5阻害剤