お知らせ

2020/08/24

TGF-beta阻害剤の 開発をめぐるM&A

ブリストルマイヤーズ スクイブ(BMS)と株式非公開の癌および線維性疾患の治療藥開発に特化して、臨床試験段階の開発品目を有する株式非公開のバイオ医薬品企業Forbius は、BMS がForbius を買収することに合意し、最終契約を締結したと発表した。Forbius は、免疫抑制と線維症の主要なMediators であるTGF-beta 1 & 3 に対する高い選択性を有する強力な阻害剤を開発した。今回の取引には、経済条件は非開示だが、一時金と将来の成功ベースのマイルストン支払いが含まれる。買収完了前に、Forbius の非TGF-beta プログラムは、新たに設立する非公開会社に譲渡され、Forbius の既存の株主によって保持される。両社は、慣習的な買収の完了条件が満たされることを条件として、2020 年第4 四半期に取引が完了すると予想している。この取引により、BMS は、プログラムの主要開発候補のAVID200 を含む、Forbius のTGF-beta プログラムを買収する。 TGF-beta は、免疫システムの調節を含む様々な細胞のプロセスを調節する重要なサイトカイン である。
AVID200 は、強力かつisoforms 選択的なTGF-beta 阻害剤で、TGF-beta 1 & 3 をpicomole のオーダーで阻害する。これらのisoforms は、線維症および腫瘍免疫の抵抗性のドライバーであることが知られている。このTGF-beta 1 & 3 とは対照的に、TGF-beta 2 は造血と正常な心機能の正の調節因子であることから阻害は避けるべきである。AVID200がTGF-beta 1 & 3を選択的に阻害することから、線維性疾患および癌免疫療法において効果的かつ高忍容性の治療法となることが期待される。

08/24   BMY,   M&A,   TGF-beta 
Bristol Myers Squibb Enters Agreement to Acquire Forbius, Adding Lead TGF-beta Asset to Portfolio