2021/02/17

tirzepatide の第3 相SURPASS プログラム2 本、2 型糖尿病患者のA1C と体重を大幅減少

イーライリリー(リリー)が開発中のtirzepatide が第3 相SURPASS-3 およびSURPASS-5 試験で、それぞれ52 週間および40 週間後に、2 型糖尿病の成人患者のベースラインからA1C および体重を大幅に減少させた。Tirzepatideは、1 分子中に両インクレチンの作用を統合した、Dual グルコース依存性インスリン 分泌性ポリペプチド(GIP)およびGLP-1 受容体作動薬である。
SURPASS-3はインスリンデグルデクとtirzepatidを比較した試験、SURPASS-5 はtirzepatid とプラセボをインスリンデグルデクに上乗せ投与して比較した試験である。
最高用量のtirzepatide(15 mg)は、SURPASS-3 試験でA1C を2.37%、体重を12.9 kg(13.9%)減少させ、SURPASS-5 試験ではA1C を2.59%、体重を10.9 kg(11.6%)、それぞれ減少させた。最高用量では平均糖尿病期間が13.3 年のSURPASS-5 試験の参加者の62.4%が、糖尿病のない人に見られるレベルの5.7%未満のA1C を達成した。