2021/02/17

リムパーザのBRCA 変異陽性高リスクHER2 陰性早期乳癌OlympiA 試験、早期評価解析

アストラゼネカとメルクのリムパーザ (一般名:オラパリブ)を評価する第3 相OlympiA 試験について、独立データ監視委員会(IDMC)の勧告を受け、早期の主要解析および報告の段階に移行する。
事前に計画された中間解析結果に基づいて、IDMC は、根治的局所治療および術前補助化学療法または術後補助化学療法を完了した生殖細胞系BRCA 変異(gBRCAm)陽性の高リスクHER2(ヒト上皮成長因子受容体2)陰性早期乳癌に対する術後補助療法において、リムパーザ が主要評価項目の無浸潤疾患生存期間(iDFS)についてプラセボと比較して優越性を示したと結論づけた。
第3 相OlympiA 試験は、gBRCAm 陽性の高リスクHER2 陰性早期乳癌で、根治的局所治療および術前補助化学療法または術後補助化学療法を完了した患者を対象に、術後補助療法としてのリムパーザ錠の有効性および安全性をプラセボと比較検討する、二重盲検、並行群間比較、プラセボ対照、多施設共同、第3 相試験である。