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2021/08/16

リリー、lebrikizumab の2 本の第3 相試験で中等症~重症アトピー性皮膚炎の症状有意に改善

イーライリリーは、第3 相試験のADvocate 1 及びADvocate 2 試験で、抗IL-13 抗体lebrikizumab が、中等症から重症のアトピー性皮膚炎患者の半数以上に、EASI による評価で75%以上の皮膚病変の消失を達成し、有意な改善をもたらしたと発表した。
Lebrikizumabは、高い親和性でIL-13 に結合してIL-13Rα1/IL-4Rαヘテロ二量体複合体の形成とその後のシグナル伝達を特異的に阻止するようにデザインされた臨床開発段階にある革新的なモノクローナル抗体(mAb)である。IL-13 の生物学的作用を限定的かつ効率的に阻害する。IL-13 は、アトピー性皮膚炎の様々な徴候および症状の基礎をなす多様な病態生理を駆動させる中心的な病因メディエーターであると考えられており、2 型炎症を促進し、皮膚バリア―障害、痒み、皮膚の肥厚化、さらに感染を引き起こすとされている。
ADvocate 1 試験とADvocate 2 試験は、中等症から重症のアトピー性皮膚炎患者を対象にlebrikizumab の単剤療法を評価するためにデザインされた第3 相臨床試験である。プラセボ との比較で、IGA(Investigator Global Assessment) スコアおよびEASI( Eczema Area and Severity Index) スコア、皮膚病変と痒み、痒みによる睡眠障害および生活の質などの改善が認められた。