お知らせ

2022/03/23

FDA, PLUVICTO を進行性PSMA+転移性去勢抵抗性前立腺癌の標的radioligand 療法承認

FDA が、ノバルティスのPLUVICTO (lutetium Lu 177 vipivotide tetraxetan) (旧177Lu-PSMA-617)を、他の抗癌剤治療(アンドロゲン受容体経路阻害およびタキサン ベースの化学療法)の前治療歴の有る、前立腺特異的膜抗原(PSA)陽性の転移性去勢抵抗性前立腺癌(PSMA 陽性mCRPC)の成人患者の治療法として承認した。また、LOCAMETZ(Ga 68gozetotide 注射液調製用キット)を同時に承認した。
PLUVICTOは、標的化合物(リガンド)と治療用放射性同位元素(放射性粒子)を組み合わせた精密癌治療の一種である。血流中に投与された後、膜貫通タンパク質PSMA を発現する前立腺癌細胞を含む標的細胞に結合する。一旦結合すると、放射性同位元素からのエネルギー放出が標的細胞と近傍の細胞に損傷を与え、複製能力を破壊し、細胞死を引き起こすことが期待される。
第3 相VISION 試験において、PLUVICTO と標準療法(SOC)の併用療法はSOC 単独療法と比較して、全生存期間(OS)を改善し、死亡のリスクを38%低減した。

Library > 03/23, NVS, SMDC, Prostate cancer