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2022/04/25

2 つの他家CAR NK 細胞プログラムの用量設定試験のポジティブな予備的結果を発表

人工NK 細胞療法による癌治療薬の開発を目指すバイオ医薬品企業Nkarta, Inc.(Nkarta,)は、2 つの細胞療法のリード開発候補品NKX101 及びNKX019 の他家CAR NK 細胞療法の独立した第1 相用量設定試験におけるポジティブな予備的データを発表した。
NKX-101 試験では、再発または難治性(r / r)急性骨髄性白血病(AML)および高リスク骨髄異形成症候群(MDS)の患者を対象に、リンパ球枯渇後のNKX101 の安全性と予備的有効性を評価する。
CART 細胞療法に関連する副作用は、サイトカイン放出症候群、移植片対宿主病、免疫エフェクター細胞関連神経毒性(ICANS)などが知られているが、NKX101 ではどの用量でもこれらの症状は観察されなかった。最も一般的な高悪性度の有害事象は骨髄抑制であり、NKX101 の安全性プロファイルは、多くの細胞療法と明確に区別された。
NKX019 試験では、B 細胞抗原CD19 を標的とするように設計されたNK 細胞を使用し、r/r B 細胞悪性腫瘍患者のリンパ球枯渇後のNKX019 の安全性と抗腫瘍活性を評価する。NXK109 においてもサイトカイン放出症候群、移植片対宿主病、ICANS などの有害事象は観察されなかった。