お知らせ

2022/04/04

アンチセンスRNA干渉治療薬による高リスク高コレステロール血症患者の治療

04/04AZNCholesterolPCSK9RNAi

AZD8233 reduced low-density lipoprotein cholesterol levels by 73% in patients with high-risk hypercholesterolemia in ETESIAN Phase IIb trial
  • AZD8233は第IIb相試験 ETESIANにおいて高リスクの高コレステロール血症患者の低密度リポタンパク質(LDL)コレステロール値を73%低下させた。
(参考)自己注射が可能な週一回投与の皮下注製剤として開発中。PCSK9を標的とする抗体医薬は投与間隔は2週間または月1回である。アムジェンのレパーサなど既存のPCSK9抗体薬と比較して週一回投与は不利であるもののRNA干渉薬は自己注射で補える。73%のコレステロール低下は2017年3月に発表されたレパーサのアウトカム試験の成績 27%をはるかに上回る。レパーサはその後、2017年12月に「心臓発作および脳卒中の予防」効能が承認され、2021年売上高は前年比26%増加して11億ドルを超えている。