お知らせ

2022/06/30

PD-1阻害薬による非小細胞肺がんのアジュバント(術前術後の補助)療法

 06/30, AZN, PD-1, NSCLC

Imfinzi plus chemotherapy significantly improved pathologic complete response in AEGEAN Phase III trial in resectable non-small cell lung cancer

切除可能な非小細胞肺がんを対象とした AEGEAN Phase III試験において、アストラゼネカのPD-1阻害薬イムフィンジは化学療法との併用により、病理学的完全奏効率(pCR)を有意に改善した。

(参考)非小細胞肺がん(NSCLC)におけるPD-1阻害薬の新規の臨床開発は、早期切除手術可能な患者における術前および術後の補助療法が中心となっている。昨年(2021年)10月にロシュのテセントリクが術後補助療法に承認され、本年(2022年)3月にはブリストルマイヤーズ・スクイブがオプジーボと化学療法剤の併用による術前補助療法の承認を取得した(いずれもFDA承認)。メルクのキイトルーダはステージIB(4cm以下)からIIIAで完全切除後の補助療法として単独投与での承認申請が6月に受理されている。