お知らせ

2022/07/13

メルク・Orion, 転移性去勢抵抗性前立腺癌に対するステロイド合成阻害剤ODM-208 開発提携

メルク/MSDとフィンランドのOrion Corp.(Orion)は、Orion の臨床開発中のステロイド 合成阻害剤ODM-208 と、ステロイド産生に重要な酵素であるチトクロームP450 11A1(CYP11A1)を標的とするその他の薬剤に関する、グローバルな開発および商業化に関する提携契約を締結した。
ODM-208 は、前立腺癌などのホルモン依存性癌の治療のためにOrion によって創薬ならびに開発された、CYP11A1 酵素の、経口non-steroidal 選択的阻害剤である。ODM-208 は、CYP11A1 酵素を阻害することにより、アンドロゲン 受容体シグナル伝達経路を活性化する可能性のある全てのステロイドホルモンとその前駆体の産生を抑制するように設計されている。転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者に対する第2 相臨床試験が進行中である。