Carisma Therapeutics Inc.が、独自の細胞療法技術基盤を使用して開発中の、抗HER2 CAR-macrophage(CAR-M)のCT0508 について、HER2 を過剰発現している固形癌患者を対象に、ヒトに最初に投与する第1 相FIH 試験において良好な安全性プロファイルと製造の実施可能性をサポートする新データについて癌免疫療法学会(SITC)年次総会で報告した。CT-0508 は、抗 HER2 CAR を発現する自家単球由来マクロファージで構成されるファーストインクラスの CAR-M 開発候補品である。
多施設、非盲検第1 相 FIH 試験において、前治療で病勢が進行した HER2 を過剰発現している進行性固形癌患者18 人の被験者を対象に、CT-0508 の安全性、忍容性、および製造の実施可能性が評価された。CT-0508 は、用量制限毒性が無く良好な忍容性が認められた。