イーライリリー は、肥満治療を目的として開発中の皮下注薬retatrutide(LY3437943)の新たな第 2 相試験データを発表した。Retatrutideは、glucose 依存性 insulin 分泌促進 polypeptide 受容体(GIPR)、glucagon 様 peptide 1 受容体(GLP-1R)および glucagon 受容体(GCGR)のトリプルアゴニストである。
2 型糖尿病を除く、肥満または体重関連疾患を伴う過体重の個人を対象に、様々な用量および用量漸増レジメンでの retatrutide の有効性、忍容性、安全性を評価する
無作為化二重盲検プラセボ対照試験において、24 週間時点で、retatrutideは、糖尿病でない肥満または過体重の被験者における有効性の主要評価項目を達成し、最大 17.5% (41.2 lb.又は18.7kg)の平均の体重減少を示した。副次評価項目では、retatrutideは 48 週間の治療期間終了時に最大 24.2% (57.8 lb.又は 26.2 kg) の平均体重の減少を示した。