ロッシュグループのジェネンテックが、中外製薬創製のALK阻害剤アレクチニブ(日本の商品名:アレセンサ、日本では2014年9月から販売)について、クリゾチニブに不応または不耐容のALK陽性の局所進行または転移性非小細胞肺癌(NSCLC)を効能・効果とする販売承認をFDAに申請した。審査は優先審査で行われる。なお、アレクチニブは2013年6月にFDAからBT指定を受けている。
本剤はALKへの選択性が高く、脳転移への有効性も示唆されている。今回の申請は、第1/2相臨床試験(NP28673およびNP28761試験)を根拠としている。
参考:
ALK融合遺伝子は、NSCLC患者の2~5%に発現している。