インブルビカ(一般名:イブルチニブ)による不可逆的BTK阻害がCLLの治療に進歩をもたらしたが、イブルチニブの忍容性に問題があり改善が望まれていた。アカラブルチニブは、第一世代BTK阻害薬の安全性と有効性を改善し、より選択性を高めた不可逆的BTK阻害薬である。
オープンラベル第1/2相多施設共同臨床試験では、アカラブルチニブの安全性と有効性などを評価した。再発CLL患者61例を対象とし、追跡期間14.3ヵ月の時点における奏効率は95%であった。染色体17P13.1欠損の患者(対象の31%を占める)での奏効率は100%であった。
参考
アストラゼネカ社は、Acerta Pharma社の全株式の55%を44億$で取得し、2016年後半に申請、ピーク時の年商50億$を期待。