2015/12/07

武田薬品のADC(抗体薬物複合体)製剤アドセトリスがホジキンリンパ腫における5年生存率で好成績

武田薬品のアドセトリスAdcetris(一般名:一般名:ブレンツキシマブ ベドチン、開発コード:SGN-35)の「治療歴のある再発・難治性ホジキンリンパ腫」を対象とした第2相試験の5年生存率の最終結果と、第3相試験AETHERA試験の最新データが、米国血液学会(ASH)において報告された。アドセトリスは、CD30 抗原を標的とする抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate)である。
第2相試験では102例が登録され、客観的奏効率(ORR)は72%、完全寛解率33%であった。推定5年生存率は41%、全生存期間(OS)中央値は40.5ヵ月、無増悪生存期間(PFS)中央値は9.3ヵ月であった。
第3相ETHERA試験は、自家造血幹細胞移植後の再発リスクの高いホジキンリンパ腫患者329例が登録され、3年時点のPFS率は、アドセトリス群61%、プラセボ群43%であった。

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