お知らせ

2015/12/18

CHMPがアストラゼネカのチカグレロルによる心筋梗塞既往歴のある患者の継続治療について承認勧告

欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会(CHMP)は、アストラゼネカのチカグレロルticagrelor(欧州の商品名:Brilique)を、「心筋梗塞の既往歴を有し、アテローム血栓性イベントの再発リスクの高い患者」の治療薬として追加承認を勧告した。チカグレロル90mgはEUでは、急性冠症候群(ACS)における心血管死、心筋梗塞および脳梗塞の発症抑制を適応として承認されている。今回の承認勧告は、「チカグレロル60mgをイベント発症後最初の1年間を抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)で治療後の継続治療として開始する」というものである。FDAは2015年9月3日にチカグレロル(製品名Brillinta)60mgの継続治療について承認している。
今回のCHMPの肯定的な見解は、21,000例以上の患者を対象とした大規模アウトカム試験PEGASUS TIMI-54試験の結果に基づいている(➜par news)。

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