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2016/01/28

リリーの抗VEGF受容体抗体サイラムザの「非小細胞肺癌」と「結腸・直腸癌」の効能追加をECが承認

イーライリリーのサイラムザ(般名:ラムシルマブ)の非小細胞肺癌と結腸・直腸癌の効能追加をECが承認した。非小細胞肺癌については、白金錯体製剤を含む他剤療法後に増悪した患者を対象に「ドセタキセルとの併用」での使用、結腸・直腸癌に関しては「FOLFIRI(イリノテカン+葉酸+5-フルオロウラシル)との併用」での使用が承認された。 ラムシルマブは、VEGF受容体(VEGFR)2に対する抗体であり、血管新生を阻害する。VEGFR2に結合し、リガンドのVEGF-A、VEGF-C、VEGF-Dとの結合に競合して、VEGFR-2の活性化を阻害する。 承認の根拠となったのは、非小細胞肺癌患者1,253例を対象とした第3相REVEL試験と、結腸・直腸癌患者1,072例を対象として行われた第3相RAISE試験である。両試験とも、全生存期間(OS)を主要評価項目としている。

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