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第54回 薬剤学懇談会 2017年6月9日 抄録
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2016/06/07
アストラゼネカがPARP 阻害薬オラパリブ、PD-L1 阻害durvalumabなど、がん関連73報をASCOで発表
アストラゼネカはInvestor Science Eventを開催し、 オンコロジー事業について①腫瘍増殖・耐性対策、②DNA 損傷反応(DDR)、③癌免疫(I-O)療法、④ADC 薬の4つの分野に集中している状況をPascal Soriot CEOが紹介した。
I-O療法に関してはPD-L1 阻害薬durvalumabを開発中だが、ブリストルマイヤーズ スクイブ と同様にCTLA4 阻害薬(tremelimumab) にも取り組んでいる。PD-L1阻害薬とCTLA4阻害薬の併用療法を開発戦略の中心として、癌腫横断的に臨床開発を進める方針である。
なお、PD-L1 阻害はPD-1 およびCD80 との相互作用を同時に阻害できるが、PD-1 阻害はPD-L1 とCD80 との相互作用を阻害できないという違いがある。
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