お知らせ

2017/09/14

Halozymeが高分子の皮下投与技術に関してBMS 及びロシュ と契約提携

Halozyme Therapeutics, Inc(Halozyme)は、同社所有のドラッグ・デリバリー技術であるENHANZE Technology に関して、ブリストルマイヤーズ スクイブとはグローバル共同開発契約で、またロシュとは非公開の標的に関する独占的開発契約を締結したとそれぞれ発表した。
ENHANZE Technologyは、特許を有する組み換え酵素hyaluronidase (rHuPH20)を使用して、ヒトの皮下組織にあるhyaluronan を一時的に分解し、投与薬物の分散と吸収を速める技術である。これまで生物薬品を皮下投与する場合にボリュームに制約があったが、rHuPH20 はこれを解消できることが特徴である。rHuPH20を使用すると、静脈内にしか投与できなかった生物薬品やその他の化合物の皮下投与が可能になり、しかも投与回数を減らすことが可能になる。このデリバリー技術が投与時間の短縮で医療関係者の時間も短縮することが臨床試験で示されている。