お知らせ

2019/11/08

イムブルビカの慢性リンパ性白血病における一次療法追加

Nov 08, 2019   AbbVie, BTK inhibitor, Chronic lymphocytic leukemia (CLL)

AbbVie Submits Supplemental New Drug Application to U.S. FDA For IMBRUVICA® (ibrutinib) in Combination with Rituximab for the Treatment of Previously Untreated, Younger Adults with Chronic Lymphocytic Leukemia
アッヴィはイムブルビカ(一般名イブルチニブ)とリツキシマブの併用による、前治療歴のない若年成人に対する慢性リンパ性白血病(CLL)の治療について、FDAに追加承認の申請を提出した。

(参考)
 イムブルビカは世界初のBTK阻害薬として2013年にマントル細胞腫の治療薬として承認され、2014年に「前治療歴のある」CLL患者へ適応症が拡大された。2017年には骨髄移植患者の移植変対宿主病(GVHD)、辺縁帯リンパ腫(MZL)にも承認されている。今回は「前治療歴」がないCLL患者への一次療法としての承認を申請した。本薬を創生し、導出先のヤンセンと共同開発していたPharmacyclics社をアッヴィは2015年に買収して傘下に収めている。イムブルビカの2018年売上高はアッヴィが36憶㌦(3900億円)、ヤンセンが26憶㌦(2900億円)を計上した。2番目のBTK阻害薬としてアストラゼネカが2017年に発売したアカラブルチニブ(製品名Calquence)の2018年売上高は70億円にとどまった。