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2020/03/02

多発性骨髄腫に対する抗CD38抗体医薬をFDAが承認

03/02 Sanofi, CD38, Multiple myeloma (MM)
Sanofi : FDA approves Sarclisa® (isatuximab-irfc) for patients with relapsed refractory multiple myeloma

サノフィのCD38抗体イサツキシマブ(商品名:サークリサ)を再発・難治性の多発性骨髄腫の治療薬としてFDAが承認した。ポマリドマイド/デキサメサゾン併用療法に追加投与して病勢進行または死亡を40%減少した。

(参考)
2015年に初のCD38抗体として承認されたダーザレックス(ヤンセン)は昨年(2019年)30億ドル(3200億円)に達し、多発性骨髄腫の治療薬としてはレブラミド112億ドル(1兆2000億円)に次ぐ大型製品となっている。ポマリドミド(商品名:ポマリスト)はレブラミド(一般名:レナリドミド)と同様にギリアドが開発したサリドマイド誘導体である。2013年2月に承認され、レブラミドとならんで順調に成長している。2019年売上高は25億ドルに達し、多発性骨髄腫市場ではダーザレックスに次ぐ3位となった。