今回の承認勧告採択は、ALUNBRIG の安全性および有効性をクリゾチニブと比較した臨床第3 相ALTA-1L 試験のデータに基づいている。2 年以上の追跡後、ALUNBRIG は、ベースラインで脳転移を有する患者において、独立審査委員会(BIRC)の評価による頭蓋内病変の病状進行または死亡のリスクが69%低下し[ハザード比(HR)=0.31、95% CI:0.17-0.56]、試験責任医師の評価では76%低下した(HR=0.24、95%CI:0.12-0.45)。また、独立審査委員会の評価による無増悪生存期間(PFS)の中央値はクリゾチニブ群11.0 カ月(95%CI:9.2-12.9)に対して24.0 カ月(95%CI:18.5-NE)、試験責任医師の評価ではクリゾチニブ群9.2 カ月(95%CI:7.4-12.9)に対して29.4 カ月(95%CI:21.2-NE)とクリゾチニブ群の2 倍以上であった。