お知らせ

2022/01/07

抗精神病薬REXULTI、小児(13~17 歳)における統合失調症の効能をFDA が追加承認

大塚製薬とデンマークのH Lundbeck A/S(Lundbeck)は、米国において優先審査の指定を受けていた「13 歳から17 歳の小児における統合失調症の治療」に対するREXULTI®(brexpiprazole) 錠の効能追加について、FDA から承認を取得したと発表した。
REXULTIは、非定型抗精神病薬で、大塚製薬が創製した独自の薬理作用を有する新規化合物で、Lundbeck と共同開発した品目である。セロトニン5-HT1A 受容体及びドパミンD2 受容体に対して部分アゴニスト作用を、セロトニン5-HT2A 受容体に対してはアンタゴニスト 作用を有する「serotonin‐dopamine activity modulator:SDAM」である。2015 年7 月に米国で「成人の大うつ病補助療法」および「成人の統合失調症」の二つの効能が同時承認され、現在、統合失調症治療薬として、約60 カ国で展開している。また、アルツハイマー型認知症に伴う行動障害や心的外傷後のストレス障害(PTSD)の適応などについても臨床開発を進めている。