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2022/05/28

CAR-T細胞療法による濾胞性リンパ腫の治療

 05/28NVSCAR-TFL

FDA approves Novartis Kymriah® CAR-T cell therapy for adult patients with relapsed or refractory follicular lymphoma

CAR-T細胞療法キムリア® (ノバルティス)の3番目の適応症として、再発性または難治性の濾胞性リンパ腫の成人患者に対する治療をFDAが承認した。

(参考)カイムリアは2017年8月に世界初のCAR-T細胞療法としてB細胞型急性リンパ性白血病(ALL)の25歳以下の成人および小児に対する治療が承認された。その後、2番目の適応症となる播種性大B細胞2018年5月に大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)が承認されていた。競合するカイト(現、ギリアド)のイエスカルタはカイムリアの承認から3か月遅れて2017年10月にDLBCLを初回効能として承認され、2021年3月に濾胞性リンパ腫(FL)の追加承認を取得している。カイムリアが初回効能とした急性リンパ性白血病(ALL)を含めて白血病に対する適応症は取得していない。しかしながら、2021年売上高はノバルティスのカイムリアが24%増 6億ドルにとどまっているのに対し、ギリアドはイエスカルタが23%増7億ドルと上回り、さらに2020年に承認されたテカルタスが 2億ドル近くに達している。