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2022/09/10

BeiGene, tislelizumab の切除不能肝細胞癌1 次療法につきESMO でLate-Breaking 口頭発表

切除不能肝細胞癌(HCC)患者の1 次療法においてBeiGene, Ltd. (BeiGene) のtislelizumab とsorafenib を比較する第3 相 RATIONALE 301試験結果が、2022 年欧州臨床腫瘍学会 (ESMO)でLate-Breaking Abstract (LBA36)として口頭発表された。
Tislelizumabは、マクロファージ 上のF cγ 受容体への結合を最小限に抑えるように設計されたヒト化 IgG4 抗PD-1mAb で、免疫細胞の腫瘍細胞との戦いを支援する。前臨床試験で、マクロファージ 上のFcγ受容体への結合は、エフェクターT細胞の抗体依存性マクロファージ 介在性殺細胞活性の活性化を通じて 抗PD-1 抗体の抗腫瘍活性を損なうことが示されている。674 人の患者の最終解析では、
RATIONALE 301 試験は主要有効性評価項目である全生存期間(OS)の 非劣性を達成し、OS中央値はtislelizumab で15.9 カ月、sorafenib で14.1 カ月であった[HR=0.85 (95.003% CI:0.712, 1.019)]。その後、優越性を検証したが、満たされなかった。