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2022/09/12

KRAS G12C 変異を有する固形癌患者におけるGDC-6036 単剤療法の第1a 相試験結果発表

ジェネンテック/ロシュは、開発中のKRAS G12C 阻害薬GDC-6036 のKRAS G12C 変異を有する固形癌患者に対する単剤療法である第1a 相試験結果を欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で発表した(Abstract #459MO)。GDC-6036 は、in vitro 試験でソトラシブとアダグラシブを上回る可能性が報告されている。
第1 相用量漸増/拡大試験(NCT04449874)の一環として、非小細胞肺癌(NSCLC)および結腸直腸癌(CRC)を除く、KRAS G12C 変異陽性の他の固形癌(oST)患者 (胆管癌4 人、膵臓腺癌3 人、肛門癌、虫垂癌、乳癌、十二指腸癌、子宮内膜癌、肺神経内分泌癌、胃癌各1 人)に、GDC-6036 を1 日1 回、21 日間ごとに400 mg が投与され、未確定奏効率(ORR)は 21%(3/14 人; 肛門、肺神経内分泌および胃癌)、確定ORR は 14% (2/14 人)であった。