お知らせ

2022/12/11

抗CD20×CD3二重特異性odronextamabのR/R DLBCLに対する第2相データASHで発表

Regeneron Pharms., Inc.(Regeneron)は、再発/難治性(R/R)びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者に対する、開発中のodronextamabを評価する第1相及びピボタル第2相ELM-1&ELM-2試験のポジティブな新データ及び更新データを発表した。Odronextamabは、癌細胞上のCD20とCD3発現T細胞を橋渡しして、局所的なT細胞の活性化と癌細胞の死滅を促進するように設計された、開発中の二重特異性抗体である。
今回の発表には、CAR-T療法を前に受けたことのない患者(CAR-T未経験)の第2相cohortからの最初のデータと、CAR-T療法で進行した患者(post-CAR-T)を対象にした第1相試験の用量拡大cohortからの最新データが含まれていた。CAR-T未経験患者の奏効率(ORR)は49%、完全奏効率(CR)は31%であった。完全奏効期間の中央値(mDOCR)は18カ月であった(95%CI:10カ月~NE)。Post-CAR-T患者のORRは48%、CRは32%であった。mDOCRには達しなかった(95% CI:NE~2カ月)。