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2023/10/23

Dato-DXd 第 3 相 TROPION-Breast01 試験, HR+HER2 低値/陰性乳癌患者の PFS 大幅延長

第一三共とアストラゼネカが共同開発中の抗TROP2 ADCダトポタマブ デルクステカン (Dato-DXd)が、試験担当医師が選択した化学療法と比較するPivotal 第3 相TROPION-Breast01試験において、手術不能または転移性 ホルモン受容体(HR)陽性、HER2 低値または陰性で、内分泌ベースの治療と少なくとも 1 レジメンの全身療法の前治療歴の有る乳癌患者に対して、統計的に有意、かつ臨床的に意味のある無増悪生存期間(PFS)の改善を示した。これらのデータは、欧州臨床腫瘍学会(#ESMO23)総会 Presidential Symposium 3 で発表された(LBA11)。臨床開発中の抗 TROP2 ADC である。Dato-DXdは、第一三共独自の DXd ADC 技術を使用してデザインされ、第一三共の オンコロジーパイプラインにある 6 つの ADC 候補のうちの 1 つで、アストラゼネカの ADC 科学基盤でも最も先進的プログラムの 1 つである。Dato-DXd は、札幌医科大と共同開発したヒト化抗 TROP2 IgG1 mAb で構成されており、テトラぺペプチドベースの切断可能なリンカーを介してトポイソメラーゼ I 阻害剤 ペイロード(exatecan 誘導体、DXd)に結合している。
包括的な開発プログラム が世界的に進行中であり、非小細胞肺癌、トリプルネガティブ乳癌(TNBC)、HR 陽性、HER2 低値または陰性乳癌を含む複数の腫瘍における Dato-DXd の有効性と安全性を評価する 12 本以上の臨床試験が進行している。また、新規の併用療法でも評価されている。