お知らせ

2021/03/05

CHMP、EU 各加盟国へCOVID-19 抗体bamlanivimab+etesevimab 併用療法の使用を勧告

欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会(CHMP)は、COVID-19 患者の治療用にイーライリリーのモノクローナル抗体bamlanivimab とetesevimab の使用に関する審査を完了したと発表した。
両生物薬品は、それぞれモノクローナル抗体で、SARSCoV-2 のスパイク(S)タンパク質の2 カ所の異なる部位に結合するように設計されている。抗体薬がS タンパク質に結合することにより、virus は人体の細胞に侵入できなくなる。
使用条件:1) 治療対象;12 歳以上、体重40 kg 以上の小児と成人のCOVID-19 で酸素補給は不要だが、重症化のリスクが高い患者に発症10 日以内に、bamlanivimab(700 mg)単剤又はetesevimab(1400 mg)との併用療法を静脈内にインフュージョン投与。

2) 用量調整;65 歳以上、腎障害、肝障害患者への投与に用量調整は不要。

3) 有効期限;2℃~8℃冷蔵保存で12 カ月有効。