Janssen Announces U.S. FDA Approval of PONVORY™ (ponesimod), an Oral Treatment for Adults with Relapsing Multiple Sclerosis
ヤンセンが開発した経口投与のS1P受容体作動薬ポネシモド(販売名 PONVORY)を再発性多発性硬化症の治療薬として承認した。
(参考)ノバルティスが吉富製薬(現、田辺三菱製薬)から導入して2010年に発売したジレニアが世界初のS1P受容体作動薬であるが特許満了となる。ノバルティスは自社開発した後継品MAYZENTを2019年に発売している。一方で、ブリストルマイヤーズ・スクイブが昨年(2020年)ZEPOSIAを発売、そして今回ヤンセンのPONVORYが承認され、3品目がジレニアの3000億円の市場で競合することになる。ZEPOSIAが追加効能として申請中の潰瘍性大腸炎がS1P作動薬の市場を拡大できるかどうか注目される。