メルクの大衆薬事業は連結売上の4%、13年度は1900億円で横ばいだった。1月にフレーザーCEOが売却の意向を表明すると、5000億円プラス自社の動物薬事業との交換を提案するノバルティスが、最有力の買い手候補と噂された。
ノバルティスの大衆薬事業(4000億円)は連結の7%をしめるが、動物薬は開示されていない。
最終決定は3月末となりそうだが、最近の観測では提示価格が1兆円を超え、ノバルティス案は後退している模様。バイエル(大衆薬事業5400億円)、サノフィ(4200億円)、J&J(4000億円)など、他の大衆薬大手の動きに注目が集まっている。