ラベル [3j] 小野薬品 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル [3j] 小野薬品 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023/09/27

小野薬品、米 Adimab 社と癌領域における新規抗体薬の創製に関する創薬提携契約を締結

小野薬品工業(株)(小野薬品)は、完全ヒトモノクローナル抗体(mAb)および二重特異性抗体の探索・最適化におけるグローバル・リーダーである Adimab, LLC(Adimab)(Lebanon, New Hampshire)と、癌領域における革新的な抗体医薬品を創製するために、創薬提携契約を締結したと発表した。
本契約締結に基づいて、Adimab は小野薬品が指定する複数の標的に対する新規治療用抗体を探索し、二重特異性抗体医薬品候補を創製する。小野薬品は非臨床および臨床段階で Adimab が創製した二重特異性抗体医薬品候補の評価および開発を行う。
Adimabは、治療用医薬品抗体の創製および遺伝子工学技術のリーディング企業である。この技術には、酵母や B 細胞(マウスおよびヒト)の合成 Libraries からのナイーブな抗体の探索、抗体エンジニアリングと最適化、多重特異性抗体の創製、および二重特異性抗体を創製する目的で非独占的にライセンス供与された CD3 抗体ポートフォリオなどが含まれている。2009 年以降、Adimab は 105 社以上の製薬企業やバイオ企業と提携し、475 件以上の治療用抗体創製プロジェクトを手掛けており、60 件以上のプロジェクトが臨床段階に移行し、1件のプロジェクトが承認された。

2022/02/28

転移性腎細胞癌対するニボルマブ/イピリムマブ併用無作為化第1 相試験microbiome 追加作用

City of Hope 総合癌センターの腎細胞癌専門医を中心とする研究グループが、免疫チェックポイント阻害剤の併用療法による腎細胞癌の治療に際して、microbiome(細菌叢)としての生菌製剤CBM588 の影響を検討した試験結果がNature Medicine 誌に掲載された
この非盲検、単一施設試験(NCT03829111)では、前治療歴の無い中リスクまたは高リスクのStage IV または進行性明細胞および/または肉腫様組織型を有する転移性腎細胞癌患者30 人を2:1 に無作為化し、それぞれにニボルマブ+イピリムマブの併用療法の投与にCBM588 を毎日経口で追加投与するか、あるいはニボルマブ+イピリムマブ の併用投与のみを投与した。複数の時点で糞便中の微生物菌叢に対するメタゲノムシーケンス解析を実施した。
PFSは、CBM588 を併用した患者では、投与しなかった患者よりも有意な延長が認められた [12.7 カ月vs. 2.5 カ月;ハザード比(HR)=0.15;95%CI0.05-0.47;P = 0.001)。統計的に有意ではなかったが、CBM588 投与患者の奏効率も数字では高率であった(58% vs. 20%;P = 0.06)。

2021/02/02

小野薬品、Ribon Therapeutics とPARP7 阻害剤RBN-2397 に関するライセンス契約を締結

小野薬品が、米国Ribon Therapeutics, Inc.(Ribon)と、Ribon が固形癌を対象に第Ⅰ相試験を実施中のPARP7(Poly ADP-ribose polymerase 7)阻害剤RBN-2397 に関するライセンス契約を締結した。
Ribon は、米国Massachusetts 州Cambridge に拠点を置くバイオ企業である。独自の創薬プラットフォームであるBEACON+(Blocking the Enzyme Activity Component of NAD+)を活用して、NAD+(nicotinamide adenine nucleotide)を基質とする様々な酵素に対する低分子阻害剤の創製に取り組みパイプライン化している。
RBN-2397 は、固形癌治療薬として開発中の経口投与可能なPARP7 の低分子阻害剤である。癌細胞の生存に重要な役割を果たす分子であるPARP7 を阻害することで、腫瘍増殖を直接抑えることに加え、癌細胞への免疫応答を高める新たな抗癌剤となることが期待されている。
本契約の締結に伴い、小野薬品は、日本、韓国、台湾およびASEAN 諸国においてRBN-2397を独占的に開発および商業化する権利をRibon 社より取得する。

2018/09/18

小野薬品、Fate Therap.とiPS 細胞由来他家CAR-T 細胞療法に関する創薬提携契約を締結(9月18日)

小野薬品は、米国San Diego に拠点を置くFate Therapeutics(Fate)と、癌を対象としたiPS 細胞由来同種異系(他家)細胞療法の創製を目的に戦略的創薬提携契約を締結したと発表した。Fate は研究資金の提供を受け、同社の独自開発のiPS 細胞技術基盤を使って小野薬品が選択した2 つの創薬標的に対するiPS 細胞由来他家CAR-T 細胞療法を創製する。
1 つ目のCAR-T 細胞療法;血液癌を対象として、小野薬品はアジアにおいて、Fate はアジア以外の地域で開発・商業化を行う権利を保有している。
2 つ目のCAR-T 細胞療法;固形癌を対象に、小野薬品は全世界を対象に独占的に開発・商業化の権利を保有するが、Fate は欧米における共同開発・共同販売のオプション権を保有する。本契約から創製される2 つの製品は共にFate が製造の責任を負う。
Fate のiPS 細胞製品の技術基盤:既存の抗癌剤との併用を含め、より効果的な薬理活性を達成するために繰り返し投与することが出来る、均一で改変された他家細胞製品の大量生産を目指している。また、ヒトiPS細胞の遺伝子改変やクローン化したマスターiPS 細胞株の確立などの技術や経験を有している。

2018/08/17

オプジーボ、治療歴を有する小細胞肺癌に対する効能追加の承認をFDA から取得(8月17日)

ブリストルマイヤーズ スクイブ(BMS)のオプジーボ(一般名:ニボルマブ)が、白金製剤ベースの化学療法および 1 種以上の前治療後に病勢が進行した、転移性小細胞肺癌(SCLC)患者に対する初めて、かつ唯一の癌免疫療法として、FDA の承認を取得した。本効能は、奏効率(ORR)および奏効期間(DOR)に基づいて加速承認制度の下で迅速承認された。この効能の承認の継続条件は、検証試験で臨床上の有用性を証明しラベルに記載することになる。sBLA の提出時に優先審査の指定を受け、PDUFA が8 月16 日に設定されていた。
申請の根拠としたCheckMate -032 試験は、白金製剤による化学療法後に病勢が進行し、オプジーボ の単剤療法を受けたSCLC 患者245 人を含む、多施設共同、複数コホート、非盲検、第1/2 相臨床試験である。有効性は、白金製剤による化学療法および1 種類以上の他の前治療後に病勢が進行した患者109人に基づいている。これらの患者は、PD-L1 発現状態の有無にかかわらず組み入れられた。
オプジーボ の投与を受けた患者の投与期間の中央値は、1 カ月(範囲:0 - 44.2+カ月)であった。

2018/07/27

PD-1阻害薬キイトルーダの第2 四半期売上はオプジーボを僅差で上回った(7月27日)

メルク/MSDが2018 年第2 四半期決算報告を発表し、その中で、免疫チェックポイント阻害剤の抗PD-1 抗体キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)のグローバル売上が1,667 million$を達成したことが報告された。一方、ブリストル・マイヤーズ スクイブが発表した第2 四半期の決算報告では、抗PD-1 抗体オプジーボ(一般名:ニボルマブ)のグローバル売上は1,627 million$であったことから、当該四半期レベルではあるが、初めてキイトルーダがオプジーボ に追いつき追い越したことが判明した。キイトルーダがオプジーボを捉える時期は、非小細胞肺癌の1 次療法の勝敗から、何れ近いうちに実現することは予測されていた。

2018/07/11

オプジーボ+ヤーボイ併用療法について化学療法治療後のMSI-H/dMMR 転移性大腸癌に対する適応をFDAが承認(7月11日)

 ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)と小野薬品のオプジーボ(一般名:ニボスマブ) 3 mg/kg と低用量ヤーボイ(一般名:イピリムマブ) 1 mg/kg (いずれも点滴静注)の併用療法は、ㇷルオロピリミジン+オキサリプラチンまたはイリノテカン併用 による治療後に病勢進行した高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)またはDNA ミスマッチ修復機構欠損(dMMR)の転移性大腸癌(mCRC)に対する治療薬として、FDA の承認を取得した。
本適応は、Breakthrough Therapy に指定され、加速承認制度の下で奏効率(ORR)および奏効期間(DOR)に基づき優先審査の指定を受けて承認された。
 承認の根拠となったCheckMate -142 試験は、ㇷルオロピリミジン+オキサリプラチンまたはイリノテカンの併用化学療法による治療中、または治療後に病勢進行したdMMR またはMSI- H のmCRC 患者を対象に、オプジーボ+ヤーボイ併用療法を評価した。全登録患者119 人における奏効率は49%(95%CI:39 -58;n=58/119)、完全奏効は 4.2%(n=5/119)、部分奏効は 45%(n=53/119)であった。

リンク ➔ PD-1阻害薬大腸がん

2018/07/09

オプジーボ+ヤーボイ、≧10 mut/Mb 腫瘍遺伝子変異量のNSCLC の1 次療法のsBLA 提出(6月21日)

FDA が、腫瘍遺伝子変異量(TMB)が10 変異/メガベース(mut/Mb)以上の進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するオプジーボ(一般名:ニボルマブ) と低用量のヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の併用1 次療法の生物薬品承認一部変更申請(sBLA)を受理した。FDAの審査終了の目標期日は、2019 年2 月20 日である。肺癌に対する2 種類の癌免疫療法薬の併用療法として最初の申請となった。申請は、第3 相CheckMate -227 試験の Part 1 のポジティブな結果に基づいている。
主要評価項目は、PD-L1 陽性患者における全生存期間(OS)と、もう1 つはPD-L1 発現の有無にかかわらず、TMB が10 mut/Mb 以上の患者におけるPFSである。オプジーボ+ヤーボイ の化学療法に対するPFS におけるハザード比は0.58(95%CI; 0.41, 0.81)(p=0.0002)であった。

BMSPD-1阻害剤CTLA-4阻害薬肺がん

2018/05/21

オプジーボ+ヤーボイによる転移性非小細胞肺癌の1 次療法のType II 変更申請をEMAが受理(5/3)

欧州医薬品庁(EMA)が、ブリストルマイヤーズ スクイブ(BMS)と小野薬品のオプジーボ(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ(一般名:イピリムマブ)併用療法の非小細胞肺癌(NSCLC)患者[腫瘍遺伝子変異量(TMB)が10 変異/mega base(mut/Mb)以上]に対する1 次療法の、効能追加申請を受理した。
申請の根拠は、1 次療法の進行NSCLC 患者を対象に、非扁平上皮癌および扁平上皮癌の両組織型にわたり、オプジーボを含むレジメンと白金製剤を含む 2剤併用化学療法を比較評価した非盲検第3 相CheckMate-227 試験の結果である。

2017/06/04

オプジーボとヤーボイの 併用療法により脳転移のある進行黒色腫患者の21%が頭蓋内完全奏効を達成

 ブリストルマイヤーズ・スクイブ(BMS)の、抗PD-1 抗体オプジーボ(一般名:ニボルマブ)と抗CTLA-4 抗体ヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の併用療法を評価した第2 相CheckMate-204 試験の有効性データがASCO2017で報告され、脳転移を有する進行性黒色腫患者における抗腫瘍活性が示された。
 脳転移を有する悪性黒色腫患者75人において、主要評価項目の頭蓋内(IC)における臨床的有用率 [CBR;clinical benefit rate、完全寛解(CR)+部分寛解(PR)+6ヵ月以上の病勢安定(SD)の割合の和と定義]は、フォローアップの中央値9.2 ヵ月において60%(95%CI:48–71)であった。安全性プロファイルは、脳転移の見られない黒色腫患者において従来から報告されたプロファイルと同様で一貫していた。治療に関連するグレード3~4の有害事象(TRAEs)が、患者の52%(39人)に発生、うち8%(6人)に頭痛を含む神経性AEs が発生した。治療に関連する死亡が3人、心原性ショック、頭蓋内出血および悪性新生物の進行によるものであった。






2017/02/02

オプジーボが「治療歴のある局所進行/転移性尿路上皮癌」の追加効能を取得

 治療歴を有する局所進行または転移性尿路上皮癌(mUC)の治療薬として FDA が承認した。オプジーボは、ほぼ2年間で6種の癌腫に対する効能を取得したことになる。
追加申請は2016 年9月2日に提出され、FDA は優先審査品目として受理した。2016 年6 月には「白金製剤を含む化学療法による治療中または治療後に病勢が進行」、または「白金製剤を含む化学療法による術前または術後の補助療法から12 ヵ月以内に病勢が進行」した、局所進行または転移性の尿路上皮癌を対象としてBreakthrough Therapy に指定されていた。
 第2相、多施設、非盲検、単群、臨床試験であるCheckMate-275 試験は奏効率(ORR)を主要評価項目とし、患者の19.6%(95%CI:15.1 - 24.9; 270 例中53 例)が、オプジーボによる治療に奏効を示した。完全奏効を達成した患者割合は2.6%(270 例中7 例)、部分奏効達成患者の割合は 17%(270 例中 46 例)であった。奏効例において、奏効期間の中央値は10.3 ヵ月(範囲:1.9+~12.0+ヵ月; +は打ち切り値)であった。奏効までの期間の中央値(TTR)は 1.9 ヵ月(範囲: 1.6~7.2 ヵ月)であった。被験者の年齢の中央値は66 歳(範囲:38~90 歳)、患者の 29%が本試験への登録前に 2 種類以上の全身療法を受けていた。本試験において、患者は PD-L1 の発現状態に関係なく組み入れられた。本試験データは、2016年欧州臨床腫瘍学会で発表された。

参考:PD-1/L1阻害剤の適応症として「膀胱がん」が認められるのはロシュのPD-L1阻害剤テセンテリク(一般名:アテゾリズマブ)に続いて、オプジーボが2剤目となる。テセンテリクは「進行性膀胱がん」が初回承認(2016年5月)、つづいて10月に「転移性非小細胞肺癌の二次療法」が承認されている。PD-1/L1阻害剤による膀胱がん治療は他にも、ダーヴァルマブ(アストラゼネカ)が昨年12月に申請(初回)、キートルーダ(メルク)とアヴェルマブ(独メルク/ファイザー)はフェーズIII段階にある。

2017/01/20

抗PD-1抗体に関するBMS/小野薬品とメルク(MSD)の間の特許係争が決着

メルクはBMS/小野薬品に対して和解金6.25億ドル(625億円)を支払い、さらに今後のキートルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)の売上高に応じて特許料(ロイヤルティ)を支払う。特許料率は2017年1月1日から2023年12月31日までは6.5%、2024年1月1日から2026年12月31日までは2.5%と定められた。小野薬品は和解金およびロイヤルティの25%を受領する。この和解により、双方とも争ってきた全ての地域で特許侵害訴訟を取り下げることも同意された。

2017/01/19

小野薬品がオプジーボの胃癌に対する第3相試験で全生存期間(OS)延長を報告

 小野薬品とBristol-Myers Squibb(BMS)は、抗PD-1 抗体オプジーボ(一般名:ニボルマブ)が、標準療法に抵抗性または不耐の切除不能進行または再発胃癌を対象とした第3 相ONO-4538-12 試験の結果をASCO の2017 消化器癌シンポジウムで報告した。
 この試験は、日本・韓国・台湾で行われたプラセボ 対照の多施設共同、二重盲検、無作為化臨床試験である。主要評価項目はOS、副次評価項目は、PFS、ORR、安全性等で、493 例の患者をオプジーボ 投与群(N = 330)とプラセボ 群(N = 163)に2:1 の割合で無作為に割り付けた。
 オプジーボ 群はプラセボ 群に対してOS を有意に延長し[ハザード比(HR) = 0.63; 95%CI:0.50 - 0.78;p <0.0001]、死亡リスクを37%低減した。OS 中央値は、オプジーボ 群 5.32 ヵ月、プラセボ群 4.14 ヵ月、12 ヵ月の全生存率は、オプジーボ群それぞれ26.6%と 10.9%であった。ORRは、それぞれ11.2%(95%CI:7.7 - 15.6)と 0%(95%CI:0.0 - 2.8)(p <0.0001)、PFS 中央値は、1.61 ヵ月と1.45 ヵ月(HR=0.60; 95%CI:0.49-0.75;p <0.0001)であった。

Link 企業分析➜ブリストル・マイヤーズ小野薬品、新薬開発➔PD-1/L1阻害剤

2016/08/05

BMSのPD-1阻害薬OPDIVOが非小細胞肺癌を対象とした第3相試験で失敗

 Bristol-Myers Squib(BMS)のPD-1阻害薬オプジーボ(一般名:ニボルマブ)は「治療歴のない進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者」を対象としたCheckMate-026 試験において主要評価項目を達成できなかった。
 CheckMate-026 は進行NSCLC 患者を対象に「オプジーボ単独療法」と「試験責任医師が選択した化学療法」を比較したオープンラベル、無作為化、第3 相試験である。ステージIV または再発NSCLC 患者で、化学療法歴がなく、PD-L1 発現陽性(≧5%)の患者541 名を登録した。オプジーボ群はオプジーボ 3 mg/kgを2 週に1 回静注。対照群は、扁平上皮癌患者では「医師が選択する化学療法」(「ゲムシタビン+シスプラチン」、または「ゲムシタビン+カルボプラチン」、または「ゲムシタビン+カルボプラチン」のいずれか)が投与された。非扁平上皮癌患者には「ペメトレキセド+シスプラチン」、または「ペメトレキセド+カルボプラチン」がそれぞれ病勢進行または耐え難い副作用が発現するまで、少なくとも6 サイクル投与された。主要評価項目の無増悪生存期間(PFS)は独立のX 線画像審査委員会が評価した。
 BMS はCheckMate-026 試験の失敗を発表すると同時に、非小細胞肺癌の1 次療法として「オプジーボ+ヤーボイ」の併用療法CheckMate-227 試験など、継続中の包括的な開発プログラムへの期待を表明した。

Link 企業分析BMS、新薬開発➜肺がん 市場動向➜肺がん

2016/06/27

BMSのPD-1阻害薬オプジーボによる進行性膀胱癌治療をFDAがBT指定

 ブリストルマイヤーズ スクイブ(BMS)/小野薬品のPD-1阻害薬オプジーボによる「白金製剤を含む併用療法の治療中または治療後に進行した切除不能進行性または再発性の尿路上皮癌」治療をFDAがBreakthrough Therapy(BT)に指定した。BT指定の申請には「治療歴を有する膀胱癌患者」を対象とした第2相CA209-275試験(NCT02387996)と、他のサポートデータを合わせて提出した。
 オプジーボは「治療歴を有する再発または転移性の頭頸部扁平上皮癌」、「自家造血幹細胞移植やADC薬ブレンツキシマブべドチン(商品名:アドセトリス)が不応になったホジキンリンパ腫」、「治療歴を有する進行性悪性黒色腫」、「治療歴を有する非扁平上皮非小細胞肺癌」、「進行性または転移性の腎細胞癌」、以上5つの癌腫についてFDAのBT指定を受けており、今回のBT指定は6番目の癌腫となる。このうち4つの癌腫はすでに承認されている。
 CA209-275 試験は、「白金製剤を含む併用療法による治療中または治療後に進行した切除不能進行性または再発性の尿路上皮癌」の患者242例を登録し、2015 年3月に開始された。2016年4月に一次試験を終了し、最終試験結果は2017年10月に発表される予定。ファストトラック、ローリング申請の権利を得て、sBLA 提出時に優先審査の指定を申請し、遅くとも2017 年3 月には承認される見通しである。第2相試験開始から2年というスピード承認となりそうだ。
 膀胱癌は世界で9 番目に多い癌腫であり、毎年43万人が新たに診断され、16万5千人が死亡すると推定されている。尿路上皮癌は、膀胱癌で最も一般的なタイプであり、膀胱癌患者の約90%を占めている。膀胱癌の大部分は早期に診断されるものの、再発率と病勢進行率が高く、78%の患者は5年以内に再発する。生存率は病期、癌のタイプ、および診断時期によって異なるが、ステージIVの膀胱癌の5年生存率は15%とされている。

Link 企業分析Bristol-Myers Squibb (BMS) 小野薬品 新薬開発➜その他のがん 市場動向➜腫瘍免疫(I-O)


2016/04/19

オプジーボ、再発/ 転移性頭頸部扁平上皮癌に対する初の全生存期間で有意なベネフィット

プラチナ製剤の治療歴を有する再発/転移性頭頸部扁平上皮癌(SCCHN)を対象としたオプジーボ(一般名:ニボルマブ)と試験担当医が選択した治療法(メトトレキサート、ドセタキセル/セツキシマブ)(ICT)を比較したCheckMate-141試験において、OS中央値はオプジーボ群の7.5ヵ月(95%CI:5.5-9.1)に対しICT群は5.1ヵ月(95%CI:4.0-6.0)でハザード比[(HR)=0.70(97.73% 信頼区間):0.51-0.96 p=0.0101]、1年生存率は、オプジーボ群の36%に対して、ICT 治療群は16.6%であった。これらのデータは、米国癌学会(AACR)2016で発表される。

Link 企業分析➜Bristol-Myers Squibb (BMS)小野薬品 新薬開発➜その他・がん 市場動向➜腫瘍免疫(I-O)

2016/03/30

オプジーボのホジキンリンパ腫(効能追加)の一変申請をEMA/CHMPが受理

EMA が中央審査方式による治療歴を有する古典的ホジキンリンパ腫(cHL; classical Hodgkin Lymphoma)患者に対するニボルマブ(商品名:オプジーボ) の一変申請を受理した。申請の根拠には、自家造血幹細胞移植やブレン ツキシマブ ベドチン(商品名:アドセトリス) の治療歴のあるcHL 患者に対してオプジーボ を評価したCheckMate-205 試験の結果が含まれている。同試験は、再発または難治性cHL 患者におけるオプジーボの安全性と有効性を評価した第2 相臨床試験である。試験結果は今後関連医学会で発表される予定である。
HL は、主にリンパ節に発生する癌腫で、悪性リンパ球と呼ばれるReed-Sternberg 細胞が特徴である。EUでは、毎年12,200人が新たに診断され、2,600 人が死亡すると推定されている。

Link 企業分析➜Bristol-Myers Squibb 小野薬品 新薬開発➜血液がん 市場動向➜血液がん


2015/09/02

FDAが非扁平上皮非小細胞肺癌を対象とするオプジーボのsBLAを受理・BT指定

ブリストルマイヤーズのオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の「治療歴のある非扁平上皮非小細胞肺癌(nSQ NSCLC)」を対象とした生物薬品承認一部変更申請(sBLA)をFDAが受理し、この追加申請をbreakthrough therapyに指定した。
米国での現在の適応は、治療歴のある肺扁平上皮癌(SQ NSCLC)とメラノーマである(➜par news、➜par news)。今回、扁平上皮癌以外のNACLCへの適応拡大に関して、FDAは審査完了目標を2016年1月2日に指定した。
sBAL申請は、プラチナ製剤を含む2剤併用化学療法の治療中または治療後に病勢が進行したnSQ NSCLCを対象に、OSを評価した第3相CheckMate-057試験に基づいている。

リンク] 経営分析 ➜Bristol-Myers Squibb ➜小野薬品 新薬開発➜肺がん 市場分析➜肺がん

2015/06/10

EvaluatePharmaの2020年売上予測で1位ヒュミラ、2位レブラミド、3位オプジーボ

EvaluatePharmaの2020年の医薬品売上予測で、1位アダリムマブ(商品名:ヒュミラ、アッヴィ/エーザイ)、2位レナリドミド(商品名:レブラミド、セルジーン)、3位ニボルマブ(商品名:オプジーボ、BMS/小野薬品)であった。
オプジーボの売上は2014年の2,900万ドルから156%増加して81億ドルまで伸びると予測し、一気に3位に躍進した。2020年までに市場全体としては5%成長すると予測している。
以下、4位シタグリプチン(商品名:ジャヌビア、メルクなど)、5位リバロキサバン(商品名:イグザレルト、バイエル/J&J)、6位エタネルセプト(商品名:エンブレル、アムジェン/武田/ファイザー)。7位フマル酸ジメチル(商品名:テクフィデラ、バイオジェンなど)、8位インフリキシマブ(商品名:レミケード、J&J/メルク/田辺三菱)、9位ベバシズマブ(商品名:アバスチン、ロッシュ)、10位肺炎球菌ワクチン(商品名:プレベナー13、ファイザーなど)と続く。

リンク] 経営分析 AbbVie ➜エーザイ ➜Bristol-Myers Squibb (BMS) メルク/ MSD 武田薬品 ➜Bayer ➜Pfizer ➜J&J 田辺三菱

2015/06/01

FDAがメラノーマに対するオプジーボとヤーボイの併用療法の一変申請を受理

ブリストルマイヤーズスクイブ(BMS)のオプジーボ(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の未治療進行性メラノーマに対する併用療法に関する生物学的製剤承認一部変更申請(sBLA)をFDAが受理した。FDAによる審査完了目標の期日は2015年9月30日に設定されている。これは、癌免疫療法薬の併用療法としては初めての申請である。
一変申請の根拠は、未治療進行性メラノーマを対象としてオプジーボとヤーボイの併用を検討した無作為化試験(CheckMate-069試験)の結果などである。CheckMate試験では、BRAF野生型患者において、併用療法はヤーボイ単剤と比較して奏効率を改善した。

【参考】
オプジーボは、わが国では小野薬品とBMSが2014年9月にメラノーマを適応症として発売しており(➜per news)、現在、腎癌、非小細胞肺癌、頭頸部癌、胃癌、食道癌、肝細胞癌、ホジキンリンパ腫を対象とした臨床試験が実施されている。米国では、FDAから2014年12月にメラノーマの治療薬として承認され、2015年3月には肺扁平上皮癌の適応が追加されている(➜per news)。

リンク] 経営分析 ➜ Bristol-Myers Squib(BMS) ➜小野薬品