2023/09/12
CureVac、GSK と提携、季節性 インフルエンザに対する有望な mRNA ワクチン を第 2 相に進める
第 1 相試験 Partでは、WHO 推奨の 4 種の インフルエンザ株全てに対応するmRNA 季節性インフルエンザワクチン 候補の包括的なシリーズを比較した。選択された ワクチン候補は試験の第 2 相 Part に進められ、2023 年第 4 四半期に最初の参加者に投与される予定で、65~85 歳の高齢者迄対象が拡大される。
2023/04/15
20 年以上ぶり単純尿路感染症に対する新規経口抗生物質gepotidacin の第3 相データ発表
gepotidacinは、新規の作用機序と結合部位によって細菌の DNA 複製を阻害し、2 つの異なるType II トポイソメラーゼをバランスよく阻害するtriazaacenaphthylene 系抗生物質である。これは、現在の抗生物質に対する耐性株を含む、大腸菌や黄色ブドウ状球菌などの尿路系病原体のほとんどの菌種に対して抗菌活性を有している。
2023/02/09
FDA、ODAC のJEMPERLI のdMMR/MSI-H 進行直腸癌の承認勧告採択を受け、即日承認
JEMPERLI は、PD-1 受容体に結合し、PD-1ligand であるPD-L1 およびPD-L2 との相互作用をブロックするPD-1 ブロック抗体である。2021 年4 月、FDA からmismatch 修復欠損(dMMR)/microsatellite 不安定性が高い(MSI-H)、局所進行直腸癌の潜在的な治療法として加速承認された。GSK の目標は、特に現行療法の選択肢が限られている患者に対して、dostarlimab が単独、又は標準療法や将来の新規癌治療と併用により、GSK が進行中の癌免疫療法に基づく研究開発プログラムの主柱にすることである。
2022/08/17
JAK阻害薬による骨髄線維症の治療
08/17 GSK, JAK, Myelofibrosis
US FDA accepts new drug application for GSK’s momelotinib for the treatment of myelofibrosis
骨髄線維症を適応症とするGSKのJAK阻害薬モメロチニブの承認申請をFDAが受理した。
2022/06/10
呼吸器合胞体ウイルス(RSV)に対するワクチン候補の申請用臨床試験
GSK announces positive pivotal phase III data for its respiratory syncytial virus (RSV) vaccine candidate for older adults
呼吸器合胞体ウイルス(RSV)に対するワクチン候補の高齢者向け申請用第III相臨床試験における良好なデータをGSKが発表
2022/06/06
麻疹、おたふく風邪、風疹(MMR)に対する予防ワクチン
GSK announces US FDA approval of Priorix for the prevention of measles, mumps and rubella in individuals 12 months of age and older
GSKが開発した「麻疹、おたふく風邪、風疹」(MMR)に対する予防ワクチン「プリオリックス」を生後12ヶ月以上の年齢層を対象としてFDAが承認した。すでに 世界 100か国で承認されている。
2022/02/28
GSKは大衆薬事業を独立の新規上場企業 Haleonとして分離
02/28, GSK, Organization, OTC drugs
GSK introduces Haleon to investors - Global leader in consumer health set to be a newly independent company- GSKは大衆薬事業を新規の独立企業として分離し、会社名Haleonとした。投資家向け説明会を開催し、消費者向けヘルスケア事業でグローバルなトップ企業になると述べた。
GSKは大衆薬事業を社名Haleonとして分離する計画を発表
02/28, GSK, Organization, OTC drugs
GSK introduces Haleon to investors - Global leader in consumer health set to be a newly independent company
- GSKは大衆薬事業を新規の独立企業として分離し、会社名Haleonとした。投資家向け説明会を開催し、消費者向けヘルスケア事業でグローバルなトップ企業になると述べた。
2021/11/05
GSK、腎性貧血患者に対するdaprodustat の第3 相試験の良好な有効性・安全性データ発表
1. 背景
2. daprodustat
3. ASCEND プログラム
4. ASCEND-ND 試験およびASCEND-D 試験結果
GSK、腎性貧血患者に対するダプロデュスタットの第3 相試験の良好な有効性・安全性データ発表
ダプロデュスタットは、酸素を検知するプロリン水酸化酵素を阻害することで低酸素誘導因子を安定化し、高地で身体に生じる生理学的作用と同様に、貧血の改善に関与するエリスロポエチン やその他の遺伝子の転写を誘導すると考えられている。
ASCEND プログラムは、腎性貧血患者を対象にCKDの種々の疾病経過におけるダプロデュスタットの有効性と安全性を評価する、5 本の第3 相試験で構成されている。このプログラムには、最長4.26 年間治療を受けた8,000 例以上の患者が登録された。
2021/09/06
単回投与のCOVID-19 治療薬mAb sotrovimab の日本における製造販売承認申請をGSKが提出
sotrovimab は、GSK と米国のVir Biotechnology, Inc.(Vir)が研究開発を進めているSARS-CoV-2 に対するmAb である。海外での第2/3 相COMET-ICE 試験では、1,057 例の有効性に関する主要解析において、投与29 日目までに24 時間を超える入院または死亡(死因を問わない)を、プラセボ と比較して79%低減した(p<0.001)。
2021/08/23
二重特異性抗体bintrafusp alfa(M7824)、胆管癌の第2 相1 次療法、2 次療法に続いて失敗
8 月23 日、Merck KgaA(Merck)はGlaxoSmithKline と共同開発中の癌免疫療法で抗PD-L1×TGF-β二重特異性抗体bintrafusp alfa (M7824)について、局所進行または転移性胆管癌(BTC)患者に対して、gemcitabine+cisplatinとの併用1 次療法を評価する第2 相INTR@PID BTC 055試験について、独立データ監視委員会により実施されたデータの審査で、主要評価項目の全生存期間(OS)の達成の可能性は極めて低いとの結論に基づいて、中止を決定したと発表した。尚、新たな安全性のシグナルは見いだされなかった。保健当局と試験責任医師には今回の決定について通知しており、現在臨床試験でbintrafusp alfa を投与されている患者には試験責任医師から次のステップについて通知される手筈になっている。BTC については、2021 年3 月に2 次療法で失敗していて、5 カ月の間に2 度目の挫折となった。
1. BTC 2L 試験の中止
2021 年3 月16 日、Merck KGaA は、白金製剤ベースの1 次化学療法に失敗、または不耐の局所進行性または転移性BTC 患者を対象に二重特異性抗体bintrafusp alfa (M7824)の単剤療法による2 次療法を評価する第2 相INTR @ PID BTC047 試験の最新解析結果を発表した。159 人の患者を対象にした第2 相臨床試験で、bintrafusp alfa は、9 カ月以上のフォローアップ後、管理可能な安全性プロファイルを示すと共に単剤としての有効性と持続性を示し、独立審査委員会(IRC)により、RECIST1.1 に準拠して確定された奏効率(ORR)は10.1%(95%CI:5.9%〜15.8%)を示した。単剤療法の有効性は観察されたが、しかし、この試験では、2 次療法の設定でBTC 治療薬としての当局への承認申請の提出を可能にするよう事前に規定された閾値を満たしておらず、試験目的の達成に失敗した。
2. Merck KGaA とGlaxoSmithKline との共同開発契約
2019 年2 月5 日、Merck KGaA とGlaxoSmithKline は、Merck KgaA が開発した癌免疫療法で抗PD-L1×TGF-β二重特異性抗体bintrafusp alfa (M7824)について、非小細胞肺癌および胆道癌の試験を含め、進行中または今後開始予定の優先度の高い癌免疫療法の臨床開発試験の提携契約を締結した。Merck KGaA は、3 億€ (2 億6000 万£)の一時金を受領し、今後の開発に関連して肺癌プログラムでは最大5 億€(4 億4000 万£)の潜在的な支払いと、それにプラスすること将来の許認可、商業化から最大29 億€(25 億£)のマイルストン、全体では、最大37 億€(32 億£)の潜在的な取引が、契約条件になっている。(完)
(主な出典:https://www.merckgroup.com/en/news/bintrafusp-alfa-update-23-08-2021.html 他)
2021/08/17
PD-1阻害薬によるDNAミスマッチ修復機能欠損(dMMR)固形がんの治療
08/17, GSK, PD-1, Organ agnostic
GSK receives FDA accelerated approval for JEMPERLI (dostarlimab-gxly) for adult patients with mismatch repair-deficient (dMMR) recurrent or advanced solid tumours- GSKはPD-1阻害薬ジェムペルリ(ドスタルリマブ-gxly)によるDNAミスマッチ修復機能欠損の再発・進行性固形がん成人患者に対するFDA加速承認を取得した。4月に承認された子宮内膜がんに続いて二つ目の適応症となる。
2021/07/31
COVID-19関連ニュース(2021年7月)
ワクチン
07/21, PFE, COVID-19
Pfizer and BioNTech Announce Collaboration With Biovac to Manufacture and Distribute COVID-19 Vaccine Doses Within Africa
- ファイザーとビオンテックはアフリカにおけるCOVID-19ワクチンの製造・供給に関して南ア企業バイオバック(Biovac)との提携を発表した。
07/14, JNJ, COVID-19
Johnson & Johnson Single-Shot COVID-19 Vaccine Demonstrated a Durable Immune Response and Elicited Dual Mechanisms of Protection Against Delta and Other SARS-CoV-2 Variants of Concern in Data Published in New England Journal of Medicine
- ジョンソンエンドジョンソンの単回投与COVID-19ワクチンワクチンは持久性の免疫反応を示し、デルタ株を含む重要なSAR-CoV-2変異種に対する二重作用(細胞性および液性免疫)を誘発し、データはNEJM誌に掲載された。
Johnson & Johnson Statement on COVID-19 Vaccine - Rare cases of the neurological disorder, Guillain-Barré syndrome have been reported
- ジョンソンエンドジョンソンはCOVID-19ワクチンによる神経学的障害(ギランバレー症候群)の稀な症例報告を発表した。
07/01, JNJ, COVID-19
Positive New Data for Johnson & Johnson Single-Shot COVID-19 Vaccine on Activity Against Delta Variant and Long-lasting Durability of Response
- ジョンソンエンドジョンソンの単回投与COVID-19ワクチンに関して、デルタ変異種に対する効果と長期にわたる持続的反応を確認する新たなデータが得られた。
中和抗体
07/28, GSK, COVID-19
GSK and Vir Biotechnology announce Joint Procurement Agreement with European Commission for COVID-19 treatment, sotrovimab
- GSKとヴィル(Vir)バイオテクノロジーは抗COVID-19抗体ソトロビマブについて欧州委員会との合同調達契約の締結を発表した。
07/20, Roche, COVID-19
Japan becomes first country to approve Ronapreve (casirivimab and imdevimab) for the treatment of mild to moderate COVID-19
- 日本が軽症から中等症のCOVID-19感染症に対するロシュの抗体カクテル治療薬ロナプリーブ(カシリビマブ/イムデビマブ合剤)の最初の承認国となった。
抗ウイルス薬
07/12, MRK, COVID-19
Interim Results from Phase 2/3 Studies of Molnupiravir, an Investigational Oral Antiviral Therapeutic for Mild to Moderate COVID-19, Presented at the European Congress of Clinical Microbiology & Infectious Diseases (ECCMID)
- 軽症~中等症のCOVID-19感染症に対する経口抗ウイルス薬としてメルクがエモリー大学の関連機関と共同開発中のモルヌピラビルのフェーズ2/3試験の中間成績が欧州臨床細菌学・感染症学会(ECCMID)で発表された。
2021/07/16
GSK、腎性貧血患者を対象としたdaprodustat の5 本の第3 相試験の良好な結果を発表
7 月16 日、GlaxoSmithKline plc(GSK)は、臨床試験中の経口低酸素誘導因子proline 水酸化酵素阻害薬(hypoxia-inducible factor prolyl hydroxylase inhibitor;HIF-PH 阻害薬) daprodustat について、腎性貧血患者に対する有効性および安全性プロファイルを評価した第3 相ASCENDプログラムの5 本の臨床試験から得られた良好な結果を発表した。詳細な結果は、年内に開催される関連学会で発表を予定している。
1. daprodustat
本品は、経口の低酸素誘導因子proline 水酸化酵素の阻害薬(HIF-PH 阻害薬)で、透析の有無に関わらず、成人の腎性貧血を効能・効果とした治療薬である。酸素を検知するproline 水酸化酵素を阻害することで低酸素誘導因子を安定化し、高地で身体に生じる生理学的作用と同様に、貧血の改善に関与するerythropoietin やその他の遺伝子の転写を誘導すると考えられている。daprodustat は、腎性貧血患者に対する利便性の高い経口の治療選択肢として開発された。
2. ASCEND プログラム
各試験においてdaprodustat が有効性の主要評価項目を達成したことが示された。慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease;CKD)に伴う貧血(腎性貧血)患者において、未治療患者ではhemoglobin(Hgb)値の改善が示され、標準治療の選択肢である赤血球造血刺激因子製剤(ESA)による治療を受けている患者ではHgb 値が維持された。さらに、非透析患者(ASCEND-ND)および透析患者(ASCEND-D)を対象とした主要な心血管アウトカム試験では、両試験の共主要評価項目の主要心血管イベント(MACE)のリスクに関して、daprodustat はESAと比較して非劣性であることが示された。
3. GSK 最高科学責任者(CSO)、研究開発部門社長Dr. Hal Barron のコメント
「腎性貧血患者の心血管アウトカムを管理することの重要性、および利便性の高い経口の治療選択肢を提供する必要性という点で、ASCEND-ND 試験およびASCEND-D 試験の結果をとても喜ばしく思っている。 第3 相ASCEND プログラムから得られたデータの解析を継続するとともに、承認申請に向けて規制当局と緊密に連携していく」と述べている。
4. 第3 相ASCEND プログラム
ASCEND-D 試験およびASCEND-ND 試験に加え、本プログラムには、新規に透析を開始した透析導入患者(ASCEND-ID)、生活の質の評価(ASCENDNHQ)および週3 回の投与方法(ASCEND-TD)に焦点を当てた試験も含まれる。プログラムの各試験は、それぞれの主要評価項目又は共主要評価項目を達成した。このプログラムには、最長3.75 年の治療を受けた8,000 人以上の患者が登録された。詳細な試験結果は、年内に開催される学会で発表され、世界中の規制当局に情報共有される予定である。
5. ASCEND プログラム
プログラム全体で、daprodustat は非透析患者および透析患者のいずれにおいてもおおむね良好な忍容性を示した。試験治療下で発現した有害事象の発現率は投与群間で同様であり、報告事象は試験の対象になった患者集団にみられるものと同様であった。ASCEND プログラム全体でdaprodustat 投与を受けた患者において最も多く報告された有害事象は、高血圧、下痢、透析低血圧、末梢性浮腫および尿路感染であった。daprodustatは現在、日本で腎性貧血患者を対象にダーブロック(Duvroq)錠として承認されている。その他の国では未だ承認されていない。(完)
(主な出典:https://www.gsk.com/en-gb/media/press-releases/gsk-announces-daprodustat-phase-3-headline-results/他)
2021/07/02
神経変性疾患におけるPGRN分解を阻害する抗体医薬に関する提携契約
免疫応答、ライソゾーム機能、および脳内の神経細胞の生存の重要な調節因子PGRN のレベルの低下は、多くの神経変性疾患と遺伝的に関連している。AL001 & AL101 は、PGRN の分解の原因となるsortilin 受容体を阻害することにより、PGRN のレベルを上昇させる新規ヒトmAb である。AL001 は現在、PGRN 遺伝子変異(FTD-GRN)による前頭側頭型認知症、またはそのリスクのある人々を対象としたピボタル第Ⅲ相臨床試験が進行中である。AL001 は現在、C9orf72 変異を有する症候性FTD 患者を対象とした第Ⅱ相試験が進行中であり、ALS 患者を対象とした別の第Ⅱ相試験は2021 年後半に開始される予定。AL101 は、より一般的な神経変性疾患を治療するように設計されており、現在、健常ボランティアを対象に第Ⅰa相臨床試験が行われている。 AL101 は、パーキンソン病とアルツハイマー病の治療薬の開発を目指している。
2021/06/14
GSK・iTeos、抗TIGIT 抗体EOS-448 次世代癌免疫併用療法を目指し開発・商業化提携契約
CD226 チェックポイントAxisの一部を構成するTIGIT は、前臨床データと第2 相無作為化臨床試験に基づいて、次世代の癌免疫療法の有望な標的としての可能性を示している。TIGIT は、NK 細胞、細胞傷害性T 細胞、メモリーT 細胞およびTreg に発現する免疫チェックポイント受容体である。この提携により、GSK は、TIGIT、CD96、およびPVRIG の3 つのCD226 チェックポイントAxis の全てを相乗的に標的とする抗体にアクセスできる独自のポジションを確保した。
2021/05/26
FDA、軽症から中等症のCOVID-19治療法として新mAb sotrovimabのEUAを認可
5月26日、FDAは、SARS-CoV-2 ウイルス直接検査結果が陽性で、入院や死亡を含む重症 COVID-19 に進行するリスクの高い、成人および12歳以上の小児患者の軽症から中等症のCOVID-19の治療法として、開発候補のモノクローナル抗体(mAb)療法 sotrovimab の緊急使用許可(EUA)を発行したと発表した。Vir Biotechnologyと共同開発中のGlaxoSmithKline LLCがEUAの申請者である。
1. EUAの認可:
SARS-CoV-2 virusの直接検査結果が陽性で、入院や死亡を含む重症 COVID-19 に進行するリスクの高い、成人および小児患者((12 歳以上で体重 40 Kg以上)(約88ポンド) の軽度から中等度のCOVID-19の治療法としての本mAbの安全性と有効性は、引き続き COVID-19治療として評価が継続されている。sotrovimabは、COVID-19で入院している患者、または COVID-19で酸素療法が必要な患者への使用は承認されていない。EUAは、医療提供者がsotrovimabを500 mgの単回の静脈内投与を許可している。
2. sotrovimab:
ヒトACE2受容体への結合には競合せず、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質受容体結合ドメイン上の保存されたエピトープに結合する組換えヒト IgG1κ mAbである。sotrovimab は、個別の単回投与用のvialで提供される。個々のvialおよびcarton の コンテナのラベルには、「緊急使用許可の下での使用」と明記されている。
3. 本mAbの安全性と有効性:
引き続き COVID-19治療薬として評価されている。sotrovimabは、COVID-19 のために入院している患者、または COVID-19 のために酸素療法が必要な患者には承認されていない。この治療法は、COVID-19 で入院している患者にはベネフィットを示しておらず、高流量酸素または人工呼吸器を必要とする入院患者に本mAbを投与すると、臨床アウトカムが悪化する可能性がある。本mAbは、virusなどの有害な抗原を撃退する免疫系の能力を模倣して実験室で創製されたタンパク質で、sotrovimab は、SARS-CoV-2 のスパイク(S)タンパク質に対して特異的に結合するmAbであり、virusの付着とヒト細胞への侵入をブロックするように設計されている。
4. EUAの根拠:
sotrovimabのEUA認可の根拠となるデータは、軽症から中等症の COVID-19 の症状を有し、SARS-CoV-2 検査結果が陽性の、入院していない成人583人を対象にした、第1/2/3相の無作為化、二重盲検、placebo対照臨床試験の中間解析に基づいている。これらの患者のうち、291人はsotrovimabを投与され、292人はCOVID-19症状の発症から5日以内にplaceboを投与された。主要評価項目は、29 日目までにCOVID-19 の症状の進行 (あらゆる症状の緊急措置、またはあらゆる原因による死亡に至った 24 時間を超える緊急入院と定義されている) であった。入院または死亡は、placeboを投与された患者の21人(7%) に発生し、sotrovimab投与された患者では 3 人 (1%) に発生し、85%の減少が示された。
5. FDA CDERセンター長Dr. Patrizia Cavazzoniのコメント:
「今回のEUAの承認により、COVID-19 のハイリスク患者が入院に至らないよう悪化を防ぐ新たな治療の選択肢が提供されることになった。米国で流行している COVID-19の亜種に対する活性を維持すると予想される当該mAb療法による治療の手段を拡大することは重要なことである」と述べている。
(完)
(主な出典:https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-fda-authorizes-additional-monoclonal-antibody-treatment-covid-19
2021/05/18
田辺三菱Canada子会社MedicagoとGSK、COVID-19 Vaccineの第2/3相試験中間結果発表
5月18日、Quebec市に拠点を置く、田辺三菱製薬のCanada子会社でバイオ医薬品企業 Medicago と GlaxoSmithKline (GSK) は、GSKのpandemic adjuvantと併用を評価中の、Medicagoの植物由来の virus様粒子(VLP)のCOVID-19 Vaccine(CoVLP)の第 2 臨床試験部分の中間解析で、安全性および免疫原性データで、ポジティブな結果が得られたと発表した。
1. 発表概要:
これらの結果は、進行中の第 2/3相試験の一部であり、第1相試験中に観察された有望なプロファイルを繰り返し示している。中和抗体価を指標に判定される免疫原性は高く、COVID-19 からの回復患者血清のパネルよりも約 10 倍の高力価を示した。接種関連の重篤な有害事象は報告されておらず、反応原性は一般的に軽症から中等症で、それらの持続期間は短期間で解消した。
2. MedicagoのScientific & Medical Affairs担当上級副社長Nathalie Landry氏のコメント:
「第2相試験データからこのような肯定的な結果が得られたことを非常に嬉しく思う。 2回投与後、Adjuvant vaccine候補は、年齢に関係なく、全ての被験者に強力な中和抗体産生と細胞性免疫応答を誘導した。これらの結果は、我々が第 3 相臨床試験を継続して進める上で、自信を与えてくれている。特に、世界中の予防接種の取り組みにおいて相互予防効果が、重要な考慮すべき事項として浮上しているため、COVID-19との世界的な戦いに別のツールとして追加したいと考えている。」と述べている。
3. GSK Vaccinesの最高医学責任者Dr. Thomas Breuerのコメント:「解析結果が非常に強力な免疫応答を示唆していることを嬉しく思う。MedicagoのCOVID-19 Vaccine候補と GSK のPandemic adjuvantの組み合わせに対する忍容性が高く、その潜在的な利点を強化している。Pandemicへの世界的な対応への貢献における次のステップとして、現在進行中のこの冷蔵庫で安定なvaccine候補の第3相試験の結果を楽しみにしている」と述べている。
4. 第2相試験パート:試験は、18 ~ 64 歳の成人、65 歳以上の高齢者、および併存疾患のある成人を登録して、CoVLP の処方および投与計画 (21日間隔で GSKのPandemic adjuvantと組み合わせた 3.75 μg CoVLP の 2 回投与) が、健康な成人において許容可能な免疫原性および安全性プロファイルを持つことを確認するための複数のパートからなるデザインである。各群最大302人を登録して実施した。高齢者は65歳~74歳および75歳以上のサブグループで評価した。第2相試験中間解析は、成人および高齢者の第2相試験の中間解析データは、MedRxiv のOnline Preprint Serverで公開されている。この論文は、18-64 歳の成人(成人) および65 歳以上の高齢者(高齢者)における、中和抗体 (NAb) および細胞性免疫(IFN-γ及びIL-4 ELISpot) 応答によって測定され、安全性と忍容性の結果、および免疫原性の提示に焦点を当てている。
5. 第 3 相試験パート: 2021 年 3 月 16 日に開始された。現在、試験施設は、Canada、米国、英国、Brazilで同様の患者集団を被験者として登録して、今後数週間以内に新たな施設が追加される予定である。本vaccine候補は、米国で FDA によってfast track指定を受けており、Health Canadaは、暫定指示に基づいてMedicagoの COVID-19のrolling 申請の審査を開始した。(完)
(主な出典:https://www.medicago.com/en/media-room/medicago-and-gsk-announce-positive-interim-phase-2-results-for-adjuvanted-covid-19-vaccine-candidate/
2021/04/22
PD-1阻害薬によるミスマッチ修復機構欠損(dMMR)子宮内膜がんの治療
04/22, GSK, PD-1, Women's cancer
FDA grants accelerated approval for GSK’s JEMPERLI (dostarlimab-gxly) for women with recurrent or advanced dMMR endometrial cancer