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2021/03/25

実臨床データ、HR+/HER2-転移性乳癌に対するIBRANCE の併用1 次療法の有効性実証

ファイザー は、レトロゾールとIBRANCE (一般名:palbociclib)の併用1 次療法をレトロゾール 単剤と比較して、ホルモン受容体陽性(HR +)、ヒト上皮成長因子2 陰性(HER2-)の転移性乳癌(mBC)における無増悪生存期間(rwPFS)および全生存期間(OS)の改善への関連性を示す日常の臨床診療における実臨床の証拠(RWE)が、ピアレビュー学術誌Breast CancerResearch 誌 online 版に掲載されたと発表した。
 rwPFS の中央値はIBRANCE併用群が20.0 カ月であったのに対し、レトロゾール単剤は11.9 カ月であった(HR 0.58:95%CI、0.49〜0.69; p <0.0001)。また、OS の中央値は、IBRANCE 併用群では未達であったが、レトロゾール単剤群では43.1 カ月であった(HR 0.66:95%CI、0.53〜0.82; P = 0.0002)。2 年OS 率がIBRANCE併用 群で78.3%、レトロゾール単剤群で68.0%であった。

2019/04/16

CDK4/6阻害薬イブランス の男性乳癌患者に対する効能追加をFDAが電子カルテの実臨床データにより承認(4月4日)

FDA は、ホルモン受容体陽性(HR+)、HER2 陰性(HER2‐)、進行性または転移性乳癌の男性患者の治療法として、ファイザーのイブランス(一般名:パルボシクリブ)をアロマターゼ 阻害剤またはフルベストラント との併用療法において承認した。今回の承認は、IQVIA 健康保険、Florian Health、及びファイザー Global データベースの3 種のデータベースから得られた男性患者におけるイブランスの電子カルテ及び市販後の報告データに基づいている。
男性の乳癌は稀であり、臨床試験はほとんど行われておらず、承認済みの治療法の選択肢は非常に限定されている。希少疾患に対する承認済みの革新的な医薬品の使用を拡大する上で、実臨床データの重要性は高まっている。

2018/07/29

CDK 4/6 阻害剤KISQALIの効能追加「フルベストラント併用による一次治療」をFDAが3 週間で承認(7月18日)

FDA は、ノバルティスのCDK 4/6 阻害剤KISQALI(一般名:ribociclib)について、最初の内分泌療法としてHR+、HER2-の進行・転移性乳癌の治療にアロマターゼ阻害剤との併用療法を承認した。また、初回の内分泌系療法または内分泌療法中に病勢が進行した、HR+、HER2-の閉経後の進行性または転移性乳癌の治療として、フルベストラント とKISQALIの併用療法を承認した。KISQALIは、2017 年3 月に閉経後のHR +、HER2 -の進行転移性乳癌の治療法としてすでに承認されている。

本効能追加はBreakthrough Therapy の指定を受けていた。FDA は、抗癌剤の開発と審査をより効率化することを目指して今年初めに発表した2 つの新しいパイロットプログラムの“Real-Time Oncology Review”と“New Templated Assessment Aid”を初めて適用して承認した。審査期間は3 週間で、将にリアルタイムに行われた審査である。

承認申請の根拠となったMONALEESA-3 およびMONALEESA-7 の第3 相試験では、内分泌療法単独に比べてKISQALI と併用することにより、無増悪生存期間(PFS)の有意な延長が認められた。閉経前あるいは閉経周辺時期の女性を対象にしたMONALEESA-7 試験では、KISQALI+アロマターゼ 阻害剤とゴセレリンの併用群はアロマターゼ 阻害剤とゴセレリン併用群に比べて、PFS 中央値を約2 倍に延長させた(27.5 カ月 vs. 13.8 カ月; HR=0.569; 95% CI: 0.436-0.743)。MONALEESA-3 試験では、1 次療法および2 次療法の閉経後の全患者集団を対象にして、KISQALI+フルベストラント群とフルベストラント単独群のPFS 中央値は、それぞれ12.8カ月と20.5 カ月であり、併用群で延長が認められた (HR=0.593; 95% CI: 0.480-0.732) 。

2018/02/26

CDK4/6阻害薬アベマシクリブを進行性乳がん一次療法としてFDAが追加承認

CDK4/6阻害薬アベマシクリブ(販売名:Verzenio、ベルゼニオ) を進行性乳がんの一次療法としてFDAが追加承認
2018年2月26日 » LillyCDK4/6Breast cancer
  • FDAは昨年(2017年)10月に「内分泌療法および化学療法の前治療歴がある進行乳がん患者にたいする二次療法として承認している。

CDK4/6阻害剤アベマシクリブを進行性乳がんの一次療法としてFDAが追加承認

 リリーCDK4/6阻害剤アベマシクリブ(販売名:Verzenio、ベルゼニオ) は昨年(2017年)10月に「内分泌療法および化学療法の前治療歴がある進行乳がん患者に対する二次療法」としてFDAの承認を取得している。CDK4/6阻害薬としてはファイザーのパルボシクリブ(販売名:IBRANCE イブランス)、ノバルティスのリボシクリブ(販売名:KISQALI キスクオリ)に次いで3番目の製品である。

今回の一次療法への適応症拡大によってアベマシクリブはイブランス、キスクオリと同じ条件となった。イブランスの適応症は2015年2月の初回承認から、「エストロゲン受容体陽性・HER2受容体陰性の進行性乳がんに対する抗ホルモン薬レトロゾールとの併用による一次治療」となり、発売からわずか3年で31億㌦(3300億円)に達した。ノバルティスのキスクオリは2017年3月に承認され、第4四半期は3500万㌦(40億円)まで成長したが年間1億㌦に達しなかった。

2018/01/03

閉経前女性のホルモン受容体陽性/HER2陰性乳がんに対する初回内分泌療法との併用薬

Novartis Kisqali® received FDA Breakthrough Therapy designation for initial endocrine-based treatment in premenopausal women with HR+/HER2- advanced breast cancer
January 3, 2018

2017/12/06

ホルモン受容体陽性かつHER2受容体陰性の閉経前女性の乳がんに対するリボシクリブ(販売名 Kisqali)の第3相試験

Kisqali® first and only CDK4/6 inhibitor to show superior efficacy vs. oral endocrine therapy as 1L treatment in randomized Phase III trial in premenopausal women with HR+/HER2- advanced breast cancer
December 6, 2017
  • 乳がんに対する一次療法として抗ホルモン薬の単独治療にCDK4/6阻害剤リボシクリブ(販売名 Kisqali)を併用して無増悪生存期間(PFS)を27か月へ倍増。ホルモン受容体陽性かつHER2受容体陰性の閉経前女性を対象とした第3相試験の結果をノバルティスが発表した。

2017/10/12

Verzenio(アベマシクリブ)を進行性乳がんに対する一次療法とする追加申請


FDA Grants Priority Review for Potential New Indication for Lilly's Verzenio™ (abemaciclib) as Initial Treatment of Advanced Breast Cancer
Oct. 12, 2017
  • CDK4/6阻害剤Verzenio(アベマシクリブ)を進行性乳がんに対する一次療法とする追加申請をFDAが優先審査に指定した。

2017/03/13

ノバルティスのCDK4/6 阻害剤KISQALI(キスクワリ?)をHR+/HER2-乳癌の1 次療法としてFDAが承認

FDAはCDK4/6 阻害剤KISQALI(一般名:リボシクリブribociclib、LEE011)を「閉経後女性のホルモン受容体(HR)陽性、ヒト上皮細胞成長因子受容体2(HER2)陰性(HR+/HER2-)の進行または転移性乳癌」に対する初回の内分泌療法(アロマターゼ阻害剤)との併用療法として承認した。昨年(2016年)8月にFDAのBreakthrough Therapy指定を取得、2016年11月に承認申請、優先審査に指定されていた。
MONALEESA-2試験は、治療を受けていない閉経後のHR+/HER2-進行乳癌患者668人を対象として、KISQALIとアロマターゼ阻害剤(レトロゾール)の併用療法とレトロゾール単剤療法を比較した。「KISQALI+レトロゾール」併用療法は、レトロゾール単剤療法に比べて病勢の進行あるいは死亡のリスクを44%軽減した [PFS中央値は未定(95%CI;19.3ヵ月以上) vs. 14.7ヵ月(95%CI;13.0-16.5ヵ月);HR=0.556 (95% CI: 0.429-0.720); p<0.0001]。その後11ヵ月の追加フォローアップ後の解析におけるPFS中央値は、併用療法群25.3ヵ月、単剤療法群16.0ヵ月となった。全生存期間についても改善が続いているため未定である。
ノバルティス は、MONALEESA臨床試験プログラムを通じてKISAQALIの評価を継続している。MONALEESA-3試験では「内分泌療法の治療経験の無い、あるいは最大1 回の治療経験のあるHR+/HER2-進行乳癌の閉経後の女性」に対して「KISQALI+フルベストラント(抗エストロゲン薬)」併用療法 とフルベストラント単剤療法を比較している。
(参考)
CDK4/6阻害剤として先行するファイザーのアイブランス(IBRANCE、一般名パルボシクリブ)は2015年2月にFDA承認を取得、売上高は2015年7億㌦、2016年21億㌦(2100億円)と好調である。ノバルティスのKisqaliはFDAが承認した2番目のCDK4/6阻害剤となった。さらに、リリーのアベマシクリブは昨年6月のASCO総会で抗ホルモン療法不応患者におけるフェーズII段階の好成績を発表している。

Link 企業分析➜ノバルティス 治療分野乳がん

2016/09/16

ファイザーが開発したCDK 4/6阻害剤 IBRANCEのHR+/HER2- 転移性乳癌に対する承認を欧州CHMPが勧告

 欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会(CHMP)は IBRANCE(一般名:パルボシクリブpalbociclib)に関して、ホルモン受容体(HR)陽性、HER2受容体陰性の局所進行あるいは転移性乳癌の治療薬として販売承認を勧告した。IBRANCE は細胞増殖の引き金となる細胞サイクルの制御因子である cyclin dependent kinases (CDK) 4 と 6を選択的に阻害する経口薬である。米国では転移性乳癌の治療薬として2013年にBreakthrough Therapy の指定(BTD)を受け、優先審査で2015年2月に加速承認されている。
 欧州では、アロマターゼ阻害剤との併用療法、あるいはホルモン療法が不十分となった患者に対してはフルベストラントとの併用療法として承認勧告された。
 申請データは第2相PALOMA-1試験および第3相PALOMA-3試験の最終結果に基づいて提出された。これらの臨床試験で、HR+/HER2-の転移性乳癌患者において、IBRANCE とホルモン療法の併用療法は無増悪生存期間(PFS)を有意に改善した。また、第3相PALOMA-2試験においてもPFSの有意な改善が認められ、この結果も申請データに追加された。

Link  企業分析Pfizer  新薬開発➜乳がん  ➜CDK4/6阻害

2016/04/19

ファイザーのCDK4/6阻害剤IBRANCE、第3相試験で進行乳癌に対する有用性を検証

内分泌療法後に疾患進行を認めたエストロゲン受容体陽性(HR+)ヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2-)進行乳癌を対象としたIBRANCE(一般名:パルボシクリブ)の第3相試験(PALOMA-2)において1次治療としての有用性が検証された。
IBRANCE は、ファースト・イン・クラスのサイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6 経口阻害薬である。PALOMA-2 試験は、治療歴のないHR+/ HER2-閉経後進行乳癌を対象に実施された。本試験において、IBRANCE+レトロゾール 併用群は、レトロゾール+プラセボ 併用群に比べて、無増悪生存期間(PFS)を有意に延長し、本試験の主要目的を達成した。また、米国ではIBRANCE は加速承認されており、本試験の結果は標準承認(full approval)への移行を支持すると期待される。PALOMA-2 試験結果は、6 月初旬開催の米国臨床腫瘍学会(ASCO)の2016 年度年次総会で発表される予定である。
米国においてIBRANCE は、PALOMA-1 試験結果に基づき、FDA により2015 年2 月に加速承認された。効能は、ER+HER2‐閉経後進行乳癌に対する初回内分泌療法(レトロゾール との併用療法)であるが、PFS を評価項目とする加速承認のため、PALOMA-2 試験で臨床上のベネフィットの確認が求められていた。今後、FDA と協議し、PALOMA-2 試験結果を提出して、IBRANCE の加速承認を標準承認へ移行する準備を進めていく。
また、内分泌療法(術後補助療法または転移病変に対する治療)による治療中または治療後に病勢が進行したホルモン受容体陽性(HR+)HER2‐転移乳癌 (閉経の有無を問わない)に対してもフルベストラントとの併用での効能が2016 年2 月に追加されている。

Link 企業分析➜Pfizer 新薬開発➜乳がん 市場動向➜乳がん

2015/10/08

LillyのCDK4/6阻害薬アベマシクリブの進行乳癌治療法をFDAがBT指定

Eli Lillyが開発中のCDK4/6阻害薬abemaciclibアベマシクリブによる進行乳癌治療をFDAがBreakthrough Therapy(BT)に指定した。Eli Lillyにとっては初めてのBT指定品目となる。大手製薬企業としては非常に遅い指定取得である。2015年に入ってから18件目の指定である。
今回のBT指定は、難治性ホルモン受容体(HR)陽性の進行または転移性乳癌患者を対象とした第1相JPBA試験の乳癌コホートの延長試験データに基づいている。

ホルモン受容体(HR)陽性かつHER2受容体陰性(HR+/HER2-)の乳癌を対象とするアベマシクリブの開発プログラムは、単剤療法を検討する第2相試験(MONARCH-1)、閉経後の進行または転移性乳癌でフルベストラント(製品名:フェソロデックス、AZN)との併用療法を評価する第3相試験(MONARCH-2)、局所再発または転移性乳癌を対象としてアロマターゼ阻害薬との併用を評価する第3相試験(MONARCH-3)からなっている。

Link 企業分析➜Eli Lilly  新薬開発➜乳がん CDK4/6阻害 市場動向➜乳がん

2015/02/03

ファイザーのCDK4/6阻害剤イブランスをFDAが加速承認

 FDAは、ファイザーのCDK4/6阻害剤パルボシクリブ(palbociclib、商品名:イブランスIBRANCE)を加速承認した。「エストロゲン受容体陽性(ER+)・HER2陰性(HER2-)の閉経後進行乳癌の転移例に対する、レトロゾールとの併用による1次治療」としての承認である。
 承認は、第3相PALOMA-1試験の結果が根拠となっている。この試験では、全身治療歴のないER+HER2-閉経後進行乳癌患者を対象として「イブランスとレトロゾールの併用」と「レトロゾール単独」を比較した。PFS中央値は、併用群では20.2ヵ月で、単独群(10.2ヵ月)の2倍に延長された。奏効率は併用群55.4%、単独群39.4%であった。

(参考)イブランスの米国での承認までの経緯:
 2013年4月にFDAのBT指定を受け、2014年8月にNDAを提出、10月に優先審査品目に指定されていた。処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)に基づくFDA審査期限の2015年4月13日から75日前倒しでの承認となった。