ラベル [4a] がん(前立腺、生殖器) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル [4a] がん(前立腺、生殖器) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023/11/17

経口アンドロゲン受容体阻害薬による生化学的再発リスクが高い非転移性ホルモン 感受性前立腺がん(nmHSPC)の治療

アステラス製薬がファイザーと共同で開発・商業化を進めている経口 アンドロゲン受容体阻害剤 XTANDI(一般名:エンザルタミド)について、FDA が迅速審査プログラム[優先審査(priority)指定、Fast Track 指定及び Real-time Oncology Review(RTOR)の下で、生化学的再発(Biochemical Recurrence:BCR)のリスクの高い非転移性去勢感受性前立腺癌(nmCSPC)、又は非転移性ホルモン 感受性前立腺癌(nmHSPC)の効能を承認した。
EMBARK 試験験において、エンザルタミド 併用群(エンザルタミド+リュープロレリン)は、プラセボ群(プラセボ+リュープロレリン)と比較して、病勢進行または死亡のリスクを低減し、統計学的に有意な改善を認め、主要評価項目である無転移生存期間(MFS)を達成した。また、エンザルタミド単剤群は、エンザルタミド併用群と同様に、プラセボ 群と比較して、病勢進行または死亡のリスクを低減し、統計学的に有意な改善を認め、主要副次評価項目の MFS を達成した。MFS は、無作為化から客観的指標である中央評価での画像診断における増悪または死亡のいずれか早い方までの期間と定義される。

2023/08/11

FDA、BRCA 陽性転移性去勢抵抗性前立腺癌に最初で唯一の二重作用錠剤 AKEEGA承認

FDA が、Johnson & Johnson 傘下の Janssen Biotech, Inc が開発中のPARP 阻害剤 ニラパリブ+アビラテロンを配合した最初で唯一の二重作用錠剤 AKEEGAを承認した。BRCA 遺伝子変異陽性、または病的変異が疑われる去勢抵抗性前立腺癌( mCRPC )の成人患者の治療法である。
無作為化、二重盲検、placebo 対照、多施設共同、第 3相 MAGNITUDE 試験において、AKEEGA+プレドニゾン併用群の BRCA 陽性患者では、X 線撮影による無増悪生存期間(rPFS)に関して、統計的に有意な47%のリスク低減が観察された [ハザード比(HR)=0.53;p=0.001]。

2023/02/16

アストラゼネカ・MSD, リムパーザの第3 相PROpel 試験の主要副次評価項目の最終結果発表

アストラゼネカ とMSD が ASCO GU シンポジウムでPARP 阻害剤リムパーザ(一般名:オラパリブ)の第3 相PROpel 試験の主要副次全生存評価項目の最終結果を発表した。転移性去勢抵抗性前立腺癌((mCRPC)を対象にした第3 相PROpel 試験の、事前に規定された最終的な全生存期間(OS)解析結果から、リムパーザは、アビラテロン とプレドニゾンまたはプレドニゾロンと併用療法の全生存期間(OS)の中央値が42.1 カ月に対して、アビラテロンとプラセボでは34.7 カ月であった。この結果は、標準治療に対するOS 中央値の7.4 カ月の絶対差を表している[成熟度 47.9% 、ハザード比(HR)=0.81 ;95%CI:0.67-1.00;p=0.0544]。

2022/08/16

PARp阻害剤による転移性去勢抵抗性前立腺がんの治療

 08/16, AZN, PARP, CRPC

Lynparza in combination with abiraterone granted Priority Review in the US for patients with metastatic castration-resistant prostate cancer

  • 転移性去勢抵抗性前立腺がん患者に対するリムパーザとアビラテロンの併用療法が米国での優先審査に指定された。

2022/08/08

アンドロジェン拮抗薬による転移性前立腺がんの治療

 08/08 Bayer, Hormone, Prostate cancer

FDA approves additional indication of darolutamide in combination with docetaxel for the treatment of metastatic hormone-sensitive prostate cancer (mHSPC)

  • FDAはドセタキセル併用による転移性ホルモン感受性前立腺がん(mHSPC)をダロルタマイドの追加適応症として承認した。

2022/08/03

PD-1阻害薬と化学療法剤の併用による転移性去勢抵抗性前立腺がんの治療

 08/03, Merck, PD-1, Prostate cancer, Setback

Merck Provides Update on Phase 3 KEYNOTE-921 Trial Evaluating KEYTRUDA® (pembrolizumab) Plus Chemotherapy in Patients With Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer

  • 転移性去勢抵抗性前立腺がん患者における KEYTRUDA® (ペムブロリズマブ) と化学療法の併用を評価する第3相 KEYNOTE-921 試験の最新情報(失敗)をメルクが発表した。

PSMAxCD28二重特異性抗体による前立腺がんの治療

 08/03, Regeneron, PSMA, CD28, PD-1, Prostate cancer

Novel costimulatory bispecific antibody shows encouraging anti-tumor activity when combined with PD-1 inhibitor libtayo® (cemiplimab) in advanced metastatic castration-resistant prostate cancer (MCRPC)  

  • 新規の共刺激性二重特異性(PSMAxCD28)抗体とPD-1 阻害剤 libtayo® (cemiplimab) の併用により、進行性転移性去勢抵抗性前立腺癌 (MCRPC) において 有望な抗腫瘍効果が示された。

2022/07/13

ステロイド合成阻害薬による転移性去勢抵抗性前立腺がんの治療

07/13, MRK, Collaboration, Prostate cancer

Merck and Orion Announce Global Collaboration for the Development and Commercialization of ODM-208, an Investigational Steroid Synthesis Inhibitor for the Treatment of Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer

  • メルクとオリオンは転移性去勢抵抗性前立腺がんの治療薬として治験中のステロイド合成阻害薬 ODM-208の開発と商業化に向けたグローバル提携を発表した。

メルク・Orion, 転移性去勢抵抗性前立腺癌に対するステロイド合成阻害剤ODM-208 開発提携

メルク/MSDとフィンランドのOrion Corp.(Orion)は、Orion の臨床開発中のステロイド 合成阻害剤ODM-208 と、ステロイド産生に重要な酵素であるチトクロームP450 11A1(CYP11A1)を標的とするその他の薬剤に関する、グローバルな開発および商業化に関する提携契約を締結した。
ODM-208 は、前立腺癌などのホルモン依存性癌の治療のためにOrion によって創薬ならびに開発された、CYP11A1 酵素の、経口non-steroidal 選択的阻害剤である。ODM-208 は、CYP11A1 酵素を阻害することにより、アンドロゲン 受容体シグナル伝達経路を活性化する可能性のある全てのステロイドホルモンとその前駆体の産生を抑制するように設計されている。転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者に対する第2 相臨床試験が進行中である。

2022/07/04

転移性ホルモン感受性前立腺がんに対する抗アンドロゲン療法

07/04, Bayer, Androgen receptor, Prostate cancer

Darolutamide plus androgen deprivation therapy and docetaxel demonstrates consistent overall survival benefits across various patient segments in metastatic hormone-sensitive prostate cancer

  • ダロルタミドとアンドロゲン除去療法およびドセタキセルの併用は、転移性ホルモン感受性前立腺がんの様々な患者セグメントにおいて一貫した全生存期間の改善が実証された。

2022/03/23

去勢抵抗性前立腺がんに対する初めての標的放射性リガンド療法

03/23, NVS, SMDC, Prostate cancer

Novartis Pluvicto™ approved by FDA as first targeted radioligand therapy for treatment of progressive, PSMA positive metastatic castration-resistant prostate cancer

  • ノバルティスのプルビクト(Pluvicto)を進行性・PSMA陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんに対する初めての標的放射性リガンド療法としてFDAが承認した。

FDA, PLUVICTO を進行性PSMA+転移性去勢抵抗性前立腺癌の標的radioligand 療法承認

FDA が、ノバルティスのPLUVICTO (lutetium Lu 177 vipivotide tetraxetan) (旧177Lu-PSMA-617)を、他の抗癌剤治療(アンドロゲン受容体経路阻害およびタキサン ベースの化学療法)の前治療歴の有る、前立腺特異的膜抗原(PSA)陽性の転移性去勢抵抗性前立腺癌(PSMA 陽性mCRPC)の成人患者の治療法として承認した。また、LOCAMETZ(Ga 68gozetotide 注射液調製用キット)を同時に承認した。
PLUVICTOは、標的化合物(リガンド)と治療用放射性同位元素(放射性粒子)を組み合わせた精密癌治療の一種である。血流中に投与された後、膜貫通タンパク質PSMA を発現する前立腺癌細胞を含む標的細胞に結合する。一旦結合すると、放射性同位元素からのエネルギー放出が標的細胞と近傍の細胞に損傷を与え、複製能力を破壊し、細胞死を引き起こすことが期待される。
第3 相VISION 試験において、PLUVICTO と標準療法(SOC)の併用療法はSOC 単独療法と比較して、全生存期間(OS)を改善し、死亡のリスクを38%低減した。

Library > 03/23, NVS, SMDC, Prostate cancer 

2021/09/17

Novartis、進行性前立腺癌に対し177Lu-PSMA-617 放射性ligand 療法のQOL データ発表

9 月17 日、Novartis は、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対して、臨床開発段階にある放射性ligand 療法177Lu-PSMA-617+標準療法の併用療法に対して、標準療法のみと比較評価した第3 相VISION 試験において、ポジティブな健康関連の生活の質(HRQoL)のデータが得られたと2021 年欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2021)で報告したと発表した。

1. mCRPC:

本疾患の患者の多くは、身体機能の低下と厳しい痛みを抱えて生活している。HRQoL と呼ばれるVISION 試験の生活の質の評価から得られたこのデータは、これらの耐え難い症状に関して、標準療法の単独群と比較して177Lu-PSMA-617+標準療法併用群の方が進行を遅らせる結果を示した。creatinine clearance の変化を含む、新たなまたは予期しえない新たな安全性上の懸念は認められなかった。

2. 177Lu-PSMA-617:

本品は、転移性去勢抵抗性前立腺癌に対するPSMA を標的とした放射性リガンド療法を臨床評価中である。これは、標的化合物(ligand)と治療用放射性同位元素(放射性粒子)を組み合わせた精密癌治療の一種である。静注投与後、177Lu-PSMA-617 は、膜貫通タンパク質PSMA を発現する前立腺癌細胞に結合することから、正常組織よりも腫瘍細胞への取り込みは高くなる。結合により放射性同位元素からの放射線の放出は、腫瘍細胞に損傷を与え、複製能力を破壊し、細胞死を惹起させるが、放射性同位元素からの放射線は、非常に短い距離で作用するため周囲の細胞の損傷を最小限に食い止めることが期待される。

3. 第3 相VISION 試験:

本試験は、177Lu-PSMA-617 [7.4 GBq を6 週間毎(Q6W)に最大6 サイクルの静脈内注入により投与]と試験担当医師が選択した標準療法を併用する治療群と、対照群の試験担当医師選択の標準療法のみとの有効性と安全性を評価する、国際的、前向き、無作為化、非盲検、多施設、第3 相試験である。PSMA PET スキャン陽性、前治療としてtaxaneおよびandrogen 受容体経路阻害剤の治療後に病勢が進行したmCRPC 患者を、2:1 の比率に無作為化し、被験薬群に多くを割り付けた。この試験の評価では、X 線写真の無増悪生存期間と全生存期間の両主要有効性評価項目を満たしていた。副次評価項目も達成された。この試験には831 人の患者が登録された。

4. 試験結果:

HRQoL のアドホック解析で、177Lu-PSMA-617+標準治療併用群は、標準治療のみ対照群比較して、ベースライン [癌治療の機能評価-前立腺(FACT-P)スケールで測定]からHRQoL の悪化のリスクを、推定で54%減少したことが示された[ハザード比(HR)=0.46、95%CI:(0.35、0.61)] 。さらに、177Lu-PSMA-617+標準療法の併用療法は、標準療法のみの対照群と比較して、ベースラインから痛みの強さ[Brief Pain Inventory – Short Form (BPI-SF)scale を測定し評価]の悪化のリスクを推定で55%減弱した[HR=0.45; 95%CI:(0.33, 0.60)]。

5. 進行前立腺癌における表現型精密医療:

前立腺癌治療の進歩にも拘わらず、mCRPC 患者の転帰を改善する新たな標的療法の選択肢に依然高いアンメットニーズが存在している。前立腺癌腫瘍の80%以上が、前立腺特異的膜抗原(PSMA)と呼ばれる表現型バイオマーカーを高度に発現しており、放射性ligand 療法は、陽電子放出断層撮影(PET)スキャン画像診断による有望な診断及び潜在的な治療の標的となっている。この手法は、癌細胞の特定の遺伝子変異を標的とする精密医療とは異なるアプローチである。(完)

(主な出典:https://www.novartis.com/news/media-releases/novartis-reports-positive-health-related-quality-life-data-177lu-psma-617-radioligand-therapy-patients-advanced-prostate-cancer-esmo-2021他)

2021/05/31

FoundationOne Liquid CDx、オラパリブのBRCA 変異陽性前立腺癌に対するCDx の承認取得

中外製薬は、FoundationOne® Liquid CDx 癌ゲノムプロファイルについて、PARP 阻害剤リムパーザ (一般名:オラパリブ) のBRCA 遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC) に対するコンパニオン診断として、厚生労働省より承認を取得した。
FoundationOne® CDx 癌ゲノムプロファイルとともに、組織またはliquid biopsy (血液検体)を用いた2 つの包括的ゲノムプロファイリング検査によりオラパリブの適応判定が可能となる。mCRPC 患者では組織検体の確保が課題となることがあるため、血液検体による検査は患者の治療を検討するための情報を得る検査として重要な選択肢となる。
今回の承認は、FoundationOne Liquid CDx 癌ゲノムプロファイルによりBRCA1/2 遺伝子変異を検出することで、エンザルタミド またはアビラテロン による前治療後に進行したBRCA1/2遺伝子変異陽性mCRPC に対するオラパリブ の使用について、適応判定の補助を可能にすることを目的としている。オラパリブのBRCA1/2 遺伝子変異陽性mCRPC における有効性・安全性は、第3 相PROfound 試験で検討され、2020 年12 月25 日にアストラゼネカが厚生労働省より承認を取得した。オラパリブ はアストラゼネカ およびMSD が共同開発・販売を行っている。

2021/05/27

FDA、Lantheus PYLARIFY (piflufolastat F 18)、最初で唯一の前立腺癌のPET診断薬承認

FDAが、Lantheus Holdings, Inc. (Lantheus)のF 18を用いた前立腺特異的膜抗原 (PSMA)を標的とするPET画像診断薬PYLARIFYを、前立腺癌の転移または再発の診断法として優先審査で承認した。Lantheusは、重篤な疾病の診断・検出するための革新的な画像診断による標的療法およびAIソリューションに特化した完全統合型プロバイダーである。
PYLARIFY® (piflufolastat F 18)注射(18F-DCFPyLまたは PyL)は、リンパ節、骨および軟部組織への転移の可視化を可能にするフッ素化低分子PSMA標的PET画像診断薬で、再発および/または転移性前立腺癌の再発の有無を判定する。 PYLARIFY PETによる診断では、PET 画像の精度、PSMAへの標的としての精度、F 18 放射性同位元素の明瞭さを組み合わせて、優れた診断性能を実現する。

2020/05/20

PARP阻害薬による前立腺がん治療

05/20 AZN, PARP, Prostate cancer

Lynparza approved in the US for HRR gene-mutated metastatic castration-resistant prostate cancer
  • Only PARP inhibitor to improve overall survival vs. enzalutamide or abiraterone in a biomarker-based subset of prostate cancer patients with BRCA1/2 or ATM mutations
リムパーザによるHRR遺伝子変異・転移性・去勢抵抗性・前立腺がんの治療が米国で承認された。

BRCA1 / 2またはATM変異を有する前立腺がん患者のバイオマーカーベースのサブセットにおけるエンザルタミドまたはアビラテロンと比較して、全生存を改善する唯一のPARP阻害剤

2020/01/20

PARP阻害薬リムパーザによる前立腺がん治療

  • Lynparza regulatory submission granted Priority Review in the US for HRR-mutated metastatic castration-resistant prostate cancer

相同組み換え修復(HRR)遺伝子変異をともなう転移性去勢抵抗性前立腺がんに対するリムパーザの適応症追加申請をアストラゼネカが提出、FDAは優先審査に指定した。

2019/12/17

FDA、現行治療法で病勢が進行したHER2 陽性乳癌患者に対する新治療法の選択肢を承認


FDA が、アステラス製薬とPfizer Inc.(Pfizer)と共同開発・商業化を進めている経口アンドロゲン 受容体阻害剤XTANDI(一般名:エンザルタミド)(XTA)に関し、転移性去勢感受性前立腺癌(CSPC: Castration-Sensitive Prostate Cancer)の効能追加を承認した。本承認により、XTA は米国において、既に承認を取得している非転移性および転移性去勢抵抗性前立腺癌(CRPC:Castration-Resistant Prostate Cancer)に加えて、転移性CSPC の効能を有する最初で唯一の経口治療薬になった。今回のsNDA は2019 年6 月21 日に提出し、2019 年12 月16 日に承認されたことから、審査期間は凡そ6 カ月であった。
今回の承認は、転移性CSPC 患者1,150 人を対象に実施した第3 相ARCHES試験結果に基づいている。本試験において、主要評価項目である画像診断による無増悪生存期間(rPFS)を有意に延長した

2019/12/16

イクスタンジの転移性・去勢感受性前立腺がん(mCSRP)に対するFDA承認

  • XTANDI® (enzalutamide) Approved by U.S. FDA for the Treatment of Metastatic Castration-Sensitive Prostate Cancer (イクスタンジ(一般名エンザルタミド)が米国FDAにより転移性・去勢感受性前立腺がんの治療にしょうにんされた)
  • 今回の承認によりイクスタンジはFDAによって3種類の進行性前立腺がん(非転移性、転移性・去勢抵抗性mCSRP、転移性・去勢感受性mCSRP)すべてに承認された初めての抗がん剤となった。

(参考)
前立腺がん治療薬の2018年売上高はヤンセンのザイティガが10憶㌦増の35憶㌦へと急増し、4億㌦増の30憶㌦にとどまったイクスタンジを抜いて最大製品となった。2018年2月にプレドニゾンとの併用で承認されたmCSPC(転移性・去勢感受性前立腺がん)の寄与が大きかった。

2019/12/02

Seattle Genetics/アステラス製薬、enfortumab vedotin とKEYTRUDA との併用臨床試験契約

Seattle Genetics, Inc.(Seattle Genetics)とアステラス製薬は、両社が共同開発中の抗体-薬物複合体(ADC 薬)enfortumab vedotin とMerck & Co., Inc.(Merck)の抗PD-1 抗体キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)(遺伝子組換え)の併用療法を評価する、前治療歴の無い転移性尿路上皮癌患者を対象とした臨床試験に関して、Merck と提携契約を締結した。
本契約に基づいて、3 社は、Seattle Genetics が実施するグローバルな申請を目的とした国際共同、第3 相臨床試験において資金を共同で出資する。本試験では、未治療の局所進行性または転移性尿路上皮癌患者を対象として、enfortumab vedotin とペムブロリズマブの併用療法による有効性を評価する。3 社は現在、規制当局と協議を行いながら試験計画の最終化を進めており、2020 年前半には試験を開始する予定である。なお、本試験には日本も参加する予定。
Seattle Genetics 社独自の最先端のリンカー技術を用いて、抗nectin-4 モノクローナル抗体に微小管阻害作用を持つ MMAE(monomethyl auristatin E)を結合させた ADC 薬である。本品はアステラス製薬が ADC の標的として同定したさまざまな固形癌に発現する細胞接着分子nectin-4 を標的とする薬剤である。ほぼ全ての尿路上皮癌細胞に発現し、細胞間の接着に関連するタンパク質nectin-4 を標的とするfirst-in-class の ADC 薬である。抗PD-1 抗体または抗 PD-L1 抗体による治療歴があり、かつ、術前または術後の補助化学療法として、あるいは局所進行または転移状態において白金製剤による治療歴のある、局所進行性または転移性尿路上皮癌への適応について、米国FDAに承認申請をしておりFDAによる審査終了目標日(PDUFA date)は 2020 年 3 月 15 日に設定されている。なお、日本では、enfortumab vedotin は承認申請に向けた開発段階にある。