FDAは、12歳以上の患者を対象にした鎌状赤血球症(SCD)の治療のための初の細胞ベースの遺伝子治療となる、2 つのマイルストン治療法、Vertex Pharms.のCASGEVYと Bluebird Bio のLYFGENIA をそれぞれ承認した。
これらの治療法のうちの1つCASGEVYは、ベクターの代わりに、一種の新ゲノム編集技術を利用した初の FDA承認の治療法であり、遺伝子治療の分野における革新的な進歩を示している。
2023/12/08
FDA、鎌状赤血球症患者の治療に初の遺伝子治療CASGEVYとLYFGENIAの2品目承認
2023/11/17
FDA、AKT 阻害剤 TRUQAP(カピバセルチブ)+フェソロデックス を進行性 HR 陽性乳癌の治療を承認
アストラゼネカのTRUQAP(一般名:カピバセルチブ)が、フェソロデックス(一般名:フルベストラント)との併用で、ホルモン受容体(HR)陽性、HER2 陰性で、1 つ以上の バイオマーカーが変異(PIK3CA, AKT1 または PTEN)している局所進行性又は転移性乳癌の成人患者の治療薬として FDA から優先審査で承認された。
FDA による承認は、今年初めに NEJM 誌に掲載された第 3 相 CAPItello-291 試験結果に基づいている。組み入れ基準適合患者は、転移状態で少なくとも 1 回の内分泌ベースのレジメンで病勢が進行したか、アジュバント療法完了後 12 カ月以内に再発を経験した患者である。
この試験では、TRUQAP と フェソロデックスとの併用により、PI3K/AKT 経路のバイオマーカー の変異を有する癌患者において、フェソロデックス単独と比較して病勢進行または死亡のリスクを 50%減少させた [ハザード比(HR)=0.50;95%CI;0.38~0.65;p=<0.001; 無増悪生存期間(PFS)の中央値 7.3 カ月 vs. 3.1 カ月]。承認は PI3K/AKT 経路の変異に限定された。
FDA による承認は、今年初めに NEJM 誌に掲載された第 3 相 CAPItello-291 試験結果に基づいている。組み入れ基準適合患者は、転移状態で少なくとも 1 回の内分泌ベースのレジメンで病勢が進行したか、アジュバント療法完了後 12 カ月以内に再発を経験した患者である。
この試験では、TRUQAP と フェソロデックスとの併用により、PI3K/AKT 経路のバイオマーカー の変異を有する癌患者において、フェソロデックス単独と比較して病勢進行または死亡のリスクを 50%減少させた [ハザード比(HR)=0.50;95%CI;0.38~0.65;p=<0.001; 無増悪生存期間(PFS)の中央値 7.3 カ月 vs. 3.1 カ月]。承認は PI3K/AKT 経路の変異に限定された。
経口アンドロゲン受容体阻害薬による生化学的再発リスクが高い非転移性ホルモン 感受性前立腺がん(nmHSPC)の治療
アステラス製薬がファイザーと共同で開発・商業化を進めている経口 アンドロゲン受容体阻害剤 XTANDI(一般名:エンザルタミド)について、FDA が迅速審査プログラム[優先審査(priority)指定、Fast Track 指定及び Real-time Oncology Review(RTOR)の下で、生化学的再発(Biochemical Recurrence:BCR)のリスクの高い非転移性去勢感受性前立腺癌(nmCSPC)、又は非転移性ホルモン 感受性前立腺癌(nmHSPC)の効能を承認した。
EMBARK 試験験において、エンザルタミド 併用群(エンザルタミド+リュープロレリン)は、プラセボ群(プラセボ+リュープロレリン)と比較して、病勢進行または死亡のリスクを低減し、統計学的に有意な改善を認め、主要評価項目である無転移生存期間(MFS)を達成した。また、エンザルタミド単剤群は、エンザルタミド併用群と同様に、プラセボ 群と比較して、病勢進行または死亡のリスクを低減し、統計学的に有意な改善を認め、主要副次評価項目の MFS を達成した。MFS は、無作為化から客観的指標である中央評価での画像診断における増悪または死亡のいずれか早い方までの期間と定義される。
EMBARK 試験験において、エンザルタミド 併用群(エンザルタミド+リュープロレリン)は、プラセボ群(プラセボ+リュープロレリン)と比較して、病勢進行または死亡のリスクを低減し、統計学的に有意な改善を認め、主要評価項目である無転移生存期間(MFS)を達成した。また、エンザルタミド単剤群は、エンザルタミド併用群と同様に、プラセボ 群と比較して、病勢進行または死亡のリスクを低減し、統計学的に有意な改善を認め、主要副次評価項目の MFS を達成した。MFS は、無作為化から客観的指標である中央評価での画像診断における増悪または死亡のいずれか早い方までの期間と定義される。
2023/10/18
エンハーツ、HER2 変異陽性進行性非小細胞肺癌患者への初の抗 HER2 療法として EC 承認
EU において、第一三共とアストラゼネカ のエンハーツ (一般名:トラスツズマブ デルクステカン) の単剤療法が、白金製剤ベースの化学療法後に全身治療が必要で、かつ HER2 (ERBB2)変異を有する進行性非小細胞肺癌(NSCLC)の成人患者に対し、免疫療法の治療歴の有無に関りなく承認された。
今回の承認は、ヒト用医薬品委員会(CHMP)の承認勧告に基づいて2021 年 1 月の条件付初回承認の一部変更承認である。第 2 相 DESTINY-Lung02 試験において エンハーツは、盲検下独立中央審査による評価により、前治療歴の有る進行性又は転移性 HER2 変異 NSCLC 患者に対して 49.0%(95%CI:39.0-59.1)の確定奏効率(ORR)を示した(完全奏効率1%、部分奏効率48%)。奏効期間中央値は 16.8 カ月(95% CI:6.4 - 推定不能)であった。
EU 承認により、HER2 変異陽性 NSCLC に対するマイルストン支払いとして、アストラゼネカから第一三共に 7,500 万$が支払われる予定。
今回の承認は、ヒト用医薬品委員会(CHMP)の承認勧告に基づいて2021 年 1 月の条件付初回承認の一部変更承認である。第 2 相 DESTINY-Lung02 試験において エンハーツは、盲検下独立中央審査による評価により、前治療歴の有る進行性又は転移性 HER2 変異 NSCLC 患者に対して 49.0%(95%CI:39.0-59.1)の確定奏効率(ORR)を示した(完全奏効率1%、部分奏効率48%)。奏効期間中央値は 16.8 カ月(95% CI:6.4 - 推定不能)であった。
EU 承認により、HER2 変異陽性 NSCLC に対するマイルストン支払いとして、アストラゼネカから第一三共に 7,500 万$が支払われる予定。
2023/08/14
FDA、再発性/難治性多発性骨髄腫に抗 BCMA×CD3 二重特異性抗体 ELREXFIO 加速承認
ファイザーの、抗 BCMA×CD3 二重特異性抗体ELREXFIO (一般名:エルラナタマブ)を 、プロテオソーム阻害剤、免疫調節剤、抗 CD38 モノクローナル抗体(mAb)を含む、少なくとも 4 レジメンの前治療歴の有る再発性または難治性多発性骨髄腫(RRMM)の成人患者の治療薬として FDA が加速承認した。
ELREXFIOは、皮下投与の抗 B 細胞成熟抗原(BCMA)×CD3二重特異性抗体(BsAb)免疫療法で、骨髄腫細胞上の BCMA と T 細胞上の CD3 に結合し、それらを接近結合させて T 細胞を活性化して骨髄腫細胞を死滅させる。
第 2 相 MagnetisMM-3 試験では、4 レジメン以上の治療歴を有する患者(n=97)に対するORR は 58%で、うち推定 82%が少なくとも 9 カ月間奏効を維持していた。ELREXFIO は Breakthrough Therapy と希少病薬の指定を取得し、重篤な症状を治療し unmet medical needs を満たす医薬品の FDA 審査時間の短縮を目的とした FDA の迅速承認プログラムの下で加速承認された。また、ELREXFIO の新薬申請は、日本の厚生労働省でも審査中である。
2023/08/11
FDA、BRCA 陽性転移性去勢抵抗性前立腺癌に最初で唯一の二重作用錠剤 AKEEGA承認
FDA が、Johnson & Johnson 傘下の Janssen Biotech, Inc が開発中のPARP 阻害剤 ニラパリブ+アビラテロンを配合した最初で唯一の二重作用錠剤 AKEEGAを承認した。BRCA 遺伝子変異陽性、または病的変異が疑われる去勢抵抗性前立腺癌( mCRPC )の成人患者の治療法である。
無作為化、二重盲検、placebo 対照、多施設共同、第 3相 MAGNITUDE 試験において、AKEEGA+プレドニゾン併用群の BRCA 陽性患者では、X 線撮影による無増悪生存期間(rPFS)に関して、統計的に有意な47%のリスク低減が観察された [ハザード比(HR)=0.53;p=0.001]。
無作為化、二重盲検、placebo 対照、多施設共同、第 3相 MAGNITUDE 試験において、AKEEGA+プレドニゾン併用群の BRCA 陽性患者では、X 線撮影による無増悪生存期間(rPFS)に関して、統計的に有意な47%のリスク低減が観察された [ハザード比(HR)=0.53;p=0.001]。
2023/07/17
BEYFORTUS(ニルセミマブ)、乳幼児の RSウイルスによる下気道疾患予防薬として FDA 承認取得
アストラゼネカと サノフィにて共同で開発・商業化を行う BEYFORTUS(BEYFORTUS(ニルセミマブ)、乳幼児の RSウイルスによる下気道疾患予防薬として FDA 承認取得)(BEY)が、米国において、呼吸器合胞体(RS)ウイルス(RSV)感染流行期に出生した、又は生後初の RSV 感染流行期を迎える新生児と乳児、及び生後 2 回目のRSV 感染流行期を迎える、RSV 感染による重症化リスクの高い 24 カ月齢までの乳幼児を対象にした、RSV による下気道疾患(LRTD)の予防薬としての承認を取得した。BEYは、2023 年~2024 年の RSV 感染流行期前に米国で販売を開始する予定。
BEYは、アストラゼネカ 独自の半減期延長(YTE)技術を利用し、アストラゼネカ とサノフィにて共同で開発・商業化している、単回投与で効果を発揮する長時間作用型抗体である。
第3相MELODY試験では、RSV 感染流行期を初めて迎えた健康な正期産児および後期早産児(在胎 35 週以上) 1,490 例を対象に、投与後 150 日間、プラセボとの比較で受診を要した RSV による LRTI に対する BEY の有効性を評価した。主要評価項目の、細気管支炎や肺炎などで受診を要した RSV によるLRTI の発現率は、プラセボと比較して 74.9%低下した(95%CI:50.6, 87.3;p<0.001)。観察されたイベントは、BEY 投与群で 1.2%、プラセボ群で 5%に発現した。副次評価項目の入院に対する BEY の有効性は、60.2%(95% CI:14.6, 86.2)であった。
BEYは、アストラゼネカ 独自の半減期延長(YTE)技術を利用し、アストラゼネカ とサノフィにて共同で開発・商業化している、単回投与で効果を発揮する長時間作用型抗体である。
第3相MELODY試験では、RSV 感染流行期を初めて迎えた健康な正期産児および後期早産児(在胎 35 週以上) 1,490 例を対象に、投与後 150 日間、プラセボとの比較で受診を要した RSV による LRTI に対する BEY の有効性を評価した。主要評価項目の、細気管支炎や肺炎などで受診を要した RSV によるLRTI の発現率は、プラセボと比較して 74.9%低下した(95%CI:50.6, 87.3;p<0.001)。観察されたイベントは、BEY 投与群で 1.2%、プラセボ群で 5%に発現した。副次評価項目の入院に対する BEY の有効性は、60.2%(95% CI:14.6, 86.2)であった。
2023/03/10
ファイザーの点鼻スプレーZAVZPRET(zavegepant)、FDA から片頭痛治療薬として承認取得
FDA は、前兆の有無に関りなく成人の片頭痛の急性治療薬として、ファイザーの最初で唯一のカルシトニン 遺伝子関連ペプチド (CGRP) 受容体拮抗剤点鼻スプレーZAVZPRET(一般名:zavegepant)を承認した。zavegepant は、第3 世代、高親和性、選択的かつ構造的にユニークな低分子CGRP 受容体拮抗薬であり、点鼻用製剤と経口用製剤の両製剤を用いて臨床開発中の唯一のCGRP 受容体拮抗薬である。ZAVZPRET は、2023 年 7 月に薬局で入手できるようになる予定。
米国では約 4,000 万人が片頭痛に苦しんでおり WHO は片頭痛を世界で 2 番目に多い障害の原因として分類している。片頭痛は、吐き気や嘔吐を伴うことが多い中等度から重度の痛みの強い脈動性頭痛、および/または音への過敏症 (音恐怖症) および光への過敏症 (羞明) など、複数の症状を伴う 4 ~ 72 時間持続する衰弱性発作を特徴とする疾患である。
米国では約 4,000 万人が片頭痛に苦しんでおり WHO は片頭痛を世界で 2 番目に多い障害の原因として分類している。片頭痛は、吐き気や嘔吐を伴うことが多い中等度から重度の痛みの強い脈動性頭痛、および/または音への過敏症 (音恐怖症) および光への過敏症 (羞明) など、複数の症状を伴う 4 ~ 72 時間持続する衰弱性発作を特徴とする疾患である。
2023/02/09
FDA、ODAC のJEMPERLI のdMMR/MSI-H 進行直腸癌の承認勧告採択を受け、即日承認
FDA 腫瘍薬諮問委員会(ODAC)が、mismatch 修復欠損(dMMR)/microsatellite 不安定性の高い(MSI-H)局所進行直腸癌の潜在的な治療法として加速承認されたGSK plc(GSK)のJEMPERLI (一般名:dostarlimab-gxly)について、臨床上のベネフィットを確認する試験結果を基に、標準承認への移行を申請したsBLA について、承認支持の採決を行った。FDA は当該sBLA を即日承認し、標準承認への移行がラベルに記載された。
JEMPERLI は、PD-1 受容体に結合し、PD-1ligand であるPD-L1 およびPD-L2 との相互作用をブロックするPD-1 ブロック抗体である。2021 年4 月、FDA からmismatch 修復欠損(dMMR)/microsatellite 不安定性が高い(MSI-H)、局所進行直腸癌の潜在的な治療法として加速承認された。GSK の目標は、特に現行療法の選択肢が限られている患者に対して、dostarlimab が単独、又は標準療法や将来の新規癌治療と併用により、GSK が進行中の癌免疫療法に基づく研究開発プログラムの主柱にすることである。
JEMPERLI は、PD-1 受容体に結合し、PD-1ligand であるPD-L1 およびPD-L2 との相互作用をブロックするPD-1 ブロック抗体である。2021 年4 月、FDA からmismatch 修復欠損(dMMR)/microsatellite 不安定性が高い(MSI-H)、局所進行直腸癌の潜在的な治療法として加速承認された。GSK の目標は、特に現行療法の選択肢が限られている患者に対して、dostarlimab が単独、又は標準療法や将来の新規癌治療と併用により、GSK が進行中の癌免疫療法に基づく研究開発プログラムの主柱にすることである。
2023/01/19
BeiGene のBTK 阻害剤BRUKINSA、FDA から慢性リンパ性白血病の効能追加の承認取得
FDA が、中国北京に拠点を置くグローバルバイオ企業BeiGene のBTK 阻害剤 (BTKi) BRUKINSA (zanubrutinib)を慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)の成人患者の治療法として承認した。
CLL における BRUKINSA の優れた有効性と良好な安全性プロファイルを示す 2 本のグローバル第3 相臨床試験結果に基づいている。
SEQUOIA 試験の追跡期間の中央値は26.2 カ月で、1 次療法の設定で独立審査委員会(IRC)によって評価され、BRUKINSA はbendamustine+rituximab と比較して有意な PFS のベネフィットを示した (HR 0.42、[95% CI: 0.28、0.63]、P<0.0001)。ALPINE 試験で IRC によって評価されたように、再発/難治性 (R/R)の治療の設定でibrutinib よりも優れた奏効率を達成した (ORR 80.4% vs 72.9%、P=0.0264)。
ALPINE 試験の追跡期間の中央値は29.6 カ月で、BRUKINSA は R/R CLL 患者においてibrutinib と比較して優れた PFS を示した [HR: 0.65 (95% CI、0.49, 0.86) P=.0024、治験責任医師とIRC の両者の評価]。
CLL における BRUKINSA の優れた有効性と良好な安全性プロファイルを示す 2 本のグローバル第3 相臨床試験結果に基づいている。
SEQUOIA 試験の追跡期間の中央値は26.2 カ月で、1 次療法の設定で独立審査委員会(IRC)によって評価され、BRUKINSA はbendamustine+rituximab と比較して有意な PFS のベネフィットを示した (HR 0.42、[95% CI: 0.28、0.63]、P<0.0001)。ALPINE 試験で IRC によって評価されたように、再発/難治性 (R/R)の治療の設定でibrutinib よりも優れた奏効率を達成した (ORR 80.4% vs 72.9%、P=0.0264)。
ALPINE 試験の追跡期間の中央値は29.6 カ月で、BRUKINSA は R/R CLL 患者においてibrutinib と比較して優れた PFS を示した [HR: 0.65 (95% CI、0.49, 0.86) P=.0024、治験責任医師とIRC の両者の評価]。
2022/11/04
EC、アストラゼネカとサノフィのBEYFORTUS(nirsevimab)を乳児RSV 下気道感染症予防承認
アストラゼネカとサノフィが共同開発中の BEYFORTUS (nirsevimab)が、欧州連合 (EU) において、呼吸器合胞体ウイルス (RSV; respiratory syncytial virus) (RSV) による最初のRSV シーズン中の新生児および乳児における下気道感染の予防用に承認された。
RSV は一般的で感染力の強い季節性ウイルスで、2 歳までにほぼすべての子供に感染する。BEYFORTUS (nirsevimab) は、誕生から最初のRSV シーズンまでの単回投与で全ての乳児をRSV 感染症から保護するために設計された長時間作用型抗体で、アストラゼネカ のYTE 技術を使用し、アストラゼネカとサノフィが共同で開発した。推奨用量は、体重が 5 kg 未満の乳児には 50 mg の単回筋肉内注射、体重が5 kg 以上の乳児には 100 mg の単回筋肉内注射で投与する。
BEYFORTUS は、世界中の幾つかの主要規制当局から迅速な開発を促進するための支援を受けている。FDA によるBreakthrough Therapy に、EMA によるPRIME スキームに、AMED からは小児科における「優先的に開発すべき医薬品」に、中国医薬品評価センターによりBreakthrough Therapy に指定された。
RSV は一般的で感染力の強い季節性ウイルスで、2 歳までにほぼすべての子供に感染する。BEYFORTUS (nirsevimab) は、誕生から最初のRSV シーズンまでの単回投与で全ての乳児をRSV 感染症から保護するために設計された長時間作用型抗体で、アストラゼネカ のYTE 技術を使用し、アストラゼネカとサノフィが共同で開発した。推奨用量は、体重が 5 kg 未満の乳児には 50 mg の単回筋肉内注射、体重が5 kg 以上の乳児には 100 mg の単回筋肉内注射で投与する。
BEYFORTUS は、世界中の幾つかの主要規制当局から迅速な開発を促進するための支援を受けている。FDA によるBreakthrough Therapy に、EMA によるPRIME スキームに、AMED からは小児科における「優先的に開発すべき医薬品」に、中国医薬品評価センターによりBreakthrough Therapy に指定された。
2022/10/24
FDA, IMJUDO(トレメリムマブ)/イミフィンジ(デュルバルマブ)併用, 切除不能肝癌治療法として承認
FDA が、アストラゼネカの新規抗CTLA-4 抗体IMJUDO(トレメリムマブ)と抗PD-L1 抗体イミフィンジ(デュルバルマブ)の併用療法を、切除不能肝細胞癌(HCC)の成人患者の治療法として承認した。
イミフィンジに上乗せ投与されたIMJUDO の単回プライミング用量が、標準療法のソラフェニブと比較して死亡リスクを 22%低減したことを示した 第3相HIMALAYA試験結果に基づいて承認された。承認申請は2022 年2 月23 日に提出された。
IMJUDO はCTLA-4 の活性を阻害し、T 細胞の活性化に寄与し、癌に対する免疫応答を刺激することで癌細胞の死を助長する。HIMALAYA試験以外に、IMJUDO はIMFINZI との併用により、局所 HCC (EMERALD-3 試験)、SCLC(ADRIATIC 試験)、膀胱癌 (VOLGA および NILE 試験) を含む複数の腫瘍のタイプに対して試験されている。
イミフィンジに上乗せ投与されたIMJUDO の単回プライミング用量が、標準療法のソラフェニブと比較して死亡リスクを 22%低減したことを示した 第3相HIMALAYA試験結果に基づいて承認された。承認申請は2022 年2 月23 日に提出された。
IMJUDO はCTLA-4 の活性を阻害し、T 細胞の活性化に寄与し、癌に対する免疫応答を刺激することで癌細胞の死を助長する。HIMALAYA試験以外に、IMJUDO はIMFINZI との併用により、局所 HCC (EMERALD-3 試験)、SCLC(ADRIATIC 試験)、膀胱癌 (VOLGA および NILE 試験) を含む複数の腫瘍のタイプに対して試験されている。
2022/10/03
FDA、フチバチニブを前治療歴の有る切除不能局所進行/転移性肝内胆管癌治療薬として承認
大鵬薬品の米国子会社Taiho Oncology, Inc.が、FGFR阻害剤フチバチニブ (開発コード:TAS-120、米国製品名:LYTGOBI®、剤形:錠剤、以下本剤)について、「前治療歴を有するFGFR2融合遺伝子、またはその他の再構成を伴う切除不能な局所進行または転移性肝内胆管癌」の効能でFDAより承認を取得した。
フチバチニブは、FGFR(線維芽細胞増殖因子受容体) 1、2、3 & 4を選択的に阻害する経口のチロシンキナーゼ阻害剤であり、選択的にFGFR1-4のATP結合部位に結合しFGFRを介するシグナル伝達経路を阻害することで、FGFR1-4遺伝子異常を持つ腫瘍細胞の増殖を抑制し細胞死を誘導する。化学療法等の前治療歴のある胆管癌を含む、FGFR1-4に遺伝子異常を持つ進行固形癌治療薬として、単剤又は他の化学療法等との併用で開発を進めている。
本製品の承認審査は、Real-Time Oncology Review(RTOR) Pilot Program、FDA迅速プログラム(Expedited Programs)には、Fast Track指定、Breakthrough Therapy指定、加速承認経路(Subpart H)、優先審査指定が含まれるが、これらの4経路がすべて適用された。また、申請者が自主的に提出するAssessment Aidも使用された。本承認申請(NDA)は2022年1月31日に提出され、約8カ月後の9月30日にType IのNMEとして承認された。
フチバチニブは、FGFR(線維芽細胞増殖因子受容体) 1、2、3 & 4を選択的に阻害する経口のチロシンキナーゼ阻害剤であり、選択的にFGFR1-4のATP結合部位に結合しFGFRを介するシグナル伝達経路を阻害することで、FGFR1-4遺伝子異常を持つ腫瘍細胞の増殖を抑制し細胞死を誘導する。化学療法等の前治療歴のある胆管癌を含む、FGFR1-4に遺伝子異常を持つ進行固形癌治療薬として、単剤又は他の化学療法等との併用で開発を進めている。
本製品の承認審査は、Real-Time Oncology Review(RTOR) Pilot Program、FDA迅速プログラム(Expedited Programs)には、Fast Track指定、Breakthrough Therapy指定、加速承認経路(Subpart H)、優先審査指定が含まれるが、これらの4経路がすべて適用された。また、申請者が自主的に提出するAssessment Aidも使用された。本承認申請(NDA)は2022年1月31日に提出され、約8カ月後の9月30日にType IのNMEとして承認された。
2022/09/20
EC、ループス腎炎治療薬としてcalcineurin 阻害剤LUPKYNISの販売承認認可
大塚製薬(株)は、欧州委員会(EC)より、成人の活動性ループス腎炎の効能でLUPKYNIS®(一般名:ボクロスポリン)の中央審査方式による販売承認を取得した。この承認の意思決定は、欧州連合(EU)加盟国27 カ国とEEA のアイスランド、ノルウェー、Lichtensteinリヒテンシュタイン及び北アイルランド(実質的にEU 市場に残留するが、議定書による英国関税規則に準拠)に適用される。本剤は欧州において成人の活動性ループス腎炎を対象とした初めての経口治療薬となる。 ボクロスポリンは、Aurinia Pharmaceuticals Inc.(本社:ヴィクトリア、カナダ)(Aurinia)が、自己免疫疾患である全身性エリテマトーデス(SLE)の最も深刻な合併症の1 つとされるループス 腎炎を対象に開発した新規の経口免疫抑制剤である。T 細胞の増殖・活性化に重要な酵素であるカルシニューリンを阻害することで免疫抑制作用を発揮する。Aurinia は、2021 年1 月FDA より、成人の活動性ループス腎炎の効能で販売承認を取得している。大塚製薬は、2020 年12 月に日本と欧州における独占的開発販売権をAurinia から取得するライセンス契約を締結した。
2022/09/09
新規チロシンキナーゼ2(TYK2)阻害薬による尋常性乾癬の経口治療
2022/09/05
PD-1阻害薬による胆道がんの治療
2022/09/05 AZN, PD-1, Biliary tract cancer
Imfinzi plus chemotherapy approved in the US as the first immunotherapy regimen for patients with advanced biliary tract cancer
進行性胆道がん患者に対する初めての免疫療法レジメンとして、イミフィンジと化学療法の併用療法が米国で承認された。すい臓がん、胆道がんを対象としたPD-1阻害薬の効能追加はこれまでに 独メルクとGSKが共同開発していたM7824がフェーズ3段階で失敗している。
2022/09/02
2022/09/02 Boehringer, IL-36, Rare disease
U.S. FDA approves first treatment option for generalized pustular psoriasis flares in adults - Spesolimab is a monoclonal antibody that inhibits interleukin-36 (IL-36) signaling and is the first treatment specifically approved for the treatment of generalized pustular psoriasis flares
成人の汎発性膿疱性乾癬のフレア(再燃)に対する初の治療オプションとして 、インターロイキン 36 (IL-36) シグナル伝達を阻害する抗体薬スペソリマブ(spesolimab)を米国FDAが承認
FDA、SPEVIGO(spesolimab)を成人の汎発性膿疱性乾癬の再発に対する初の治療選択肢として承認
FDA は、ベーリンガーインゲルハイム のSPEVIGO (一般名:spesolimab)を成人の汎発性膿疱性乾癬(GPP)に対する初めての治療選択肢として承認した。spesolimab は、GPP の病因に関与することが示されている免疫系内のシグナル伝達経路にあるインターロイキン-36 受容体(IL-36R)の活性化をブロックする新規の選択的抗体治療薬である。急性期GPP の発症を予防する維持療法として、また、掌蹠膿疱症(PPP)や化膿性汗腺炎(HS)などの他の好中球性皮膚疾患の治療薬としても研究が進められている。
FDA によるspesolimab の承認は、急性期GPP 患者を対象としたピボタル第2 相 EFFISAYIL 1 試験の結果に基づいている。試験開始時の多くの患者は、膿疱の密度が高く、生活の質が低下していた。1 週間後、spesolimab 群の54%、プラセボ群の6%で、目に見える膿疱病変が見られなくなった。さらに、1 週間後に皮膚症状が消失またはほぼ消失(GPPGA 合計スコアが0 または1)を達成した患者の割合は、プラセボ群の11%に対して、spesolimab 群では43%であった。
FDA によるspesolimab の承認は、急性期GPP 患者を対象としたピボタル第2 相 EFFISAYIL 1 試験の結果に基づいている。試験開始時の多くの患者は、膿疱の密度が高く、生活の質が低下していた。1 週間後、spesolimab 群の54%、プラセボ群の6%で、目に見える膿疱病変が見られなくなった。さらに、1 週間後に皮膚症状が消失またはほぼ消失(GPPGA 合計スコアが0 または1)を達成した患者の割合は、プラセボ群の11%に対して、spesolimab 群では43%であった。
2022/08/22
唯一の年2 回投与HIV 治療薬SUNLENCA、初のglobal 規制当局EC による承認
欧州委員会(EC)がGilead Sciences, Inc.(ギリアド)の SUNLENCA (一般名:lenacapavir)の注射剤および錠剤を、他の方法では抑制性の抗ウイルスレジメンを構築することが不可能な成人の多剤耐性 HIV 感染症に、他の抗レトロウイルス薬との併用による、HIV 感染症治療法として販売承認を認可した。lenacapavir は、多段階の作用メカニズムを備えたfirst-inclassのカプシド 阻害剤で、他の既存の薬剤クラスに対する交差耐性は無く、ウイルスが効果的に反応しなくなった HIV 感染者に 6 カ月毎に1 回投与する新しい治療オプションを提供する。
治療歴を重ねた多剤耐性 HIV 患者を対象に、lenacapavir を最適化したbackground regimen と組み合わせて評価した第 2/3 相 CAPELLA試験のデータによって裏付けられている。unmet medical needs の高いこれらの患者集団では、最適化されたbackground regimen に加えてlenacapavir を投与された被験者の 83% (n=30/36)が、52 週目に検出限界以下のウイルス 量 (<50 copy/mL) を達成した。さらに、CAPELLA 試験では、CD4 陽性細胞数が平均 83 cells/μL に増加した。
EU における販売承認は、主要な規制当局によるlenacapavir.の審査における最新のマイルストンである。7 月、FDA は、開発中のlenacapavir.のNDA の再提出を審査のために受理し、FDA PDUFA が、2022 年12 月27 日に設定された。規制当局による追加の申請と許認可は、2022 年を通して継続する予定である。
治療歴を重ねた多剤耐性 HIV 患者を対象に、lenacapavir を最適化したbackground regimen と組み合わせて評価した第 2/3 相 CAPELLA試験のデータによって裏付けられている。unmet medical needs の高いこれらの患者集団では、最適化されたbackground regimen に加えてlenacapavir を投与された被験者の 83% (n=30/36)が、52 週目に検出限界以下のウイルス 量 (<50 copy/mL) を達成した。さらに、CAPELLA 試験では、CD4 陽性細胞数が平均 83 cells/μL に増加した。
EU における販売承認は、主要な規制当局によるlenacapavir.の審査における最新のマイルストンである。7 月、FDA は、開発中のlenacapavir.のNDA の再提出を審査のために受理し、FDA PDUFA が、2022 年12 月27 日に設定された。規制当局による追加の申請と許認可は、2022 年を通して継続する予定である。
2022/08/19
FDA、経口NMDA 受容体拮抗剤AUVELITY、成人の大うつ病性障害治療薬として優先承認
中枢神経系(CNS)障害の管理のための新治療法の開発・商業化を目指すバイオ医薬品企業Axsome Therapeutics, Inc.(Axsome)の AUVELITY(dextromethorphan HBr -bupropion HCl)徐放錠をFDA が成人の大うつ病障害 (MDD)治療薬として承認した。Axsome は、2022 年の第 4 四半期にAUVELITY の米国上市を目指している。2019 年 3 月に MDD 治療薬として AUVELITYはBreakthrough Therapy に指定され、そのNDA は、優先審査の下で審査された。
AUVELITYは、MDD 治療薬として承認された最初で唯一の速効性経口治療薬であり、プラセボ と比較して1 週間で統計的に有意な抗うつ効果が示されている。本徐放性製剤の迅速な抗うつ作用は、全てのその後の評価時点でも持続性が認められた。AUVELITY は、MDD 治療薬として承認された最初で唯一の経口N-methyl D-aspartate(NMDA)受容体拮抗薬である。
AUVELITYは、MDD 治療薬として承認された最初で唯一の速効性経口治療薬であり、プラセボ と比較して1 週間で統計的に有意な抗うつ効果が示されている。本徐放性製剤の迅速な抗うつ作用は、全てのその後の評価時点でも持続性が認められた。AUVELITY は、MDD 治療薬として承認された最初で唯一の経口N-methyl D-aspartate(NMDA)受容体拮抗薬である。
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