2022/11/28
Exscientia, 進行性固形癌に対するAI 創製EXS-21546 の第1/2 相試験のCTA の承認を取得
第1/2 相IGNITE-AI 試験は、免疫療法の再発または難治性の腎細胞癌(RCC)、および非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象に、Exscientia のA2A 受容体拮抗薬EXS-21546 ('546)と抗 PD-1療法と組み合わせて評価する試験である。この試験では、最大110 人の患者を対象に、安全性、有効性、薬物動態、および薬動力学を評価する。 Exscientia は、'546 活性の評価とその選択バイオマーカーの検証後、乳癌を含む追加の腫瘍タイプに拡大する予定である。
2022/10/24
FDA, IMJUDO(トレメリムマブ)/イミフィンジ(デュルバルマブ)併用, 切除不能肝癌治療法として承認
イミフィンジに上乗せ投与されたIMJUDO の単回プライミング用量が、標準療法のソラフェニブと比較して死亡リスクを 22%低減したことを示した 第3相HIMALAYA試験結果に基づいて承認された。承認申請は2022 年2 月23 日に提出された。
IMJUDO はCTLA-4 の活性を阻害し、T 細胞の活性化に寄与し、癌に対する免疫応答を刺激することで癌細胞の死を助長する。HIMALAYA試験以外に、IMJUDO はIMFINZI との併用により、局所 HCC (EMERALD-3 試験)、SCLC(ADRIATIC 試験)、膀胱癌 (VOLGA および NILE 試験) を含む複数の腫瘍のタイプに対して試験されている。
2022/09/10
BeiGene, tislelizumab の切除不能肝細胞癌1 次療法につきESMO でLate-Breaking 口頭発表
Tislelizumabは、マクロファージ 上のF cγ 受容体への結合を最小限に抑えるように設計されたヒト化 IgG4 抗PD-1mAb で、免疫細胞の腫瘍細胞との戦いを支援する。前臨床試験で、マクロファージ 上のFcγ受容体への結合は、エフェクターT細胞の抗体依存性マクロファージ 介在性殺細胞活性の活性化を通じて 抗PD-1 抗体の抗腫瘍活性を損なうことが示されている。674 人の患者の最終解析では、
RATIONALE 301 試験は主要有効性評価項目である全生存期間(OS)の 非劣性を達成し、OS中央値はtislelizumab で15.9 カ月、sorafenib で14.1 カ月であった[HR=0.85 (95.003% CI:0.712, 1.019)]。その後、優越性を検証したが、満たされなかった。
2022/08/03
切除不能な肝細胞がんに対するPD-1阻害薬とマルチキナーゼ阻害薬の併用
08/03, Merck, Eisai, PD-1, MKI, HCC
Merck and Eisai Provide Update on Phase 3 LEAP-002 Trial Evaluating KEYTRUDA® (pembrolizumab) Plus LENVIMA® (lenvatinib) Versus LENVIMA Monotherapy in Patients With Unresectable Hepatocellular Carcinoma
切除不能な肝細胞がん患者を対象に キートルーダ (ペムブロリズマブ) と レンビマ (レンバチニブ) の併用とレンビマの単独投与を比較した第3相試験 LEAP-002 最新情報(失敗)をメルクとエーザイが発表した。
2022/07/29
PD-1阻害薬とCTLA-4阻害薬の併用による限局性腎細胞がんのアジュバント治療
07/29, BMY, CTLA-4, PD-1, RCC, Adjuvant, Setback
Bristol Myers Squibb Provides Update on CheckMate -914 Trial Evaluating Opdivo (nivolumab) Plus Yervoy (ipilimumab) as Adjuvant Treatment of Localized Renal Cell Carcinoma
オプジーボ(ニボルマブ)とヤーボイ(イピリムマブ)の併用による限局性腎細胞がんのアジュバント治療を評価するチェックメイト-914試験の最新情報をブリストルマイヤーズスクイブが発表した。
2022/06/06
DS-6000、進行性卵巣癌または腎細胞癌患者に対する初期の臨床評価結果をASCO で発表
CDH6は、複数の癌種中、特に卵巣癌と腎細胞癌で過剰発現しているcadherin family タンパクで、CDH6 過剰発現は、癌の成長と増殖に関連し、腎細胞癌患者の予後不良と相関している。現在、CDH6 を標的とする癌治療薬は承認されていない。DS-6000 は、第一三共の癌領域パイプライン中、臨床開発中のfirst-in-class の抗CDH6 ADCを含む5 製品候補のADC 薬の1 つである。
DS-6000 1.6 ~9.6 mg/kg の用量が評価され、9.6 mg/kg で2 人に用量制限毒性が観察された [グレード(GR) 3 の発熱性好中球減少症とGR 4 の血小板減少症]。有害事象(TEAE)は、悪心(60.0%)、倦怠感(56.7%)、嘔吐(30.0%)、好中球数の減少(23.3%)などであった。20 人の評価対象患者における予備的有効性結果では、卵巣癌(n = 5)および腎細胞癌(n =1)の計6 人の部分奏効(PR)が含まれていた。
2022/02/28
転移性腎細胞癌対するニボルマブ/イピリムマブ併用無作為化第1 相試験microbiome 追加作用
この非盲検、単一施設試験(NCT03829111)では、前治療歴の無い中リスクまたは高リスクのStage IV または進行性明細胞および/または肉腫様組織型を有する転移性腎細胞癌患者30 人を2:1 に無作為化し、それぞれにニボルマブ+イピリムマブの併用療法の投与にCBM588 を毎日経口で追加投与するか、あるいはニボルマブ+イピリムマブ の併用投与のみを投与した。複数の時点で糞便中の微生物菌叢に対するメタゲノムシーケンス解析を実施した。
PFSは、CBM588 を併用した患者では、投与しなかった患者よりも有意な延長が認められた [12.7 カ月vs. 2.5 カ月;ハザード比(HR)=0.15;95%CI0.05-0.47;P = 0.001)。統計的に有意ではなかったが、CBM588 投与患者の奏効率も数字では高率であった(58% vs. 20%;P = 0.06)。
2021/11/18
2021/10/15
IMFINZI+ tremelimumab、切除不能肝癌1 次療法第3 相HIMALAYA 試験でOS 有意に改善
2021/08/11
2021/07/23
BMS、OPDIVO 単剤のsorafenib 治療後の肝細胞癌の米国加速承認の効能を自主的取り下げ
7 月23 日、Bristol Myers Squibb(BMS)が、OPDIVO(nivolumab)の単剤療法による、sorafenib (NEXAVAR)治療後の肝細胞癌の効能の自主的取り下げについて声明を発表した。
1. BMS のステートメント
FDA と協議して、sorafenib(NEXAVAR)による前治療歴の有る肝細胞癌(HCC)患者に対するOPDIVO(nivolumab)の単剤療法の効能を自主的に米国市場から取り下げるという困難な決定を下した。この措置は、臨床上のベネフィットを確認試験で証明することが加速承認の市販後の要件であるが、これを満たしていない加速承認で取得したチェックポイント阻害剤の効能に対するFDA の業界全体にわたる評価に基づいている。この決定は、4 月開催のFDA 腫瘍薬諮問委員会(ODAC)における審議結果と、その後のFDA との協議が含まれる。HCC に対するOPDIVO の治療はYERVOY との併用療法が生きている。
2. OPDIVO のHCC 効能の経緯
本効能のsBLA は、2017 年3 月24 日に申請され、同年9月22 日に迅速承認プログラムの下で加速承認され、この設定での使用が承認された最初の免疫療法剤になった。加速承認の要件として確認臨床試験の完了が2019 年12 月、最終報告書の提出が2020 年9 月に設定された。加速承認は、第1/2 相CheckMate-040 試験における奏効率に基づいていた。1 次療法の設定でOPDIVO vs. sorafenib による無作為化確認試験としてCheckMate-459 試験を実施したが、事前に指定された主要評価項目の分析による全生存期間が統計的有意差を示すことが出来なかった。
参考 CheckMate-459 試験結果概要
本試験において、OPDIVO は予め計画された解析で、主要評価項目の全生存期間(OS)に対して統計学的に有意差を示せなかった [ハザード比(HR)= 0.85、95%CI:0.72-1.02、p=0.0752]。OPDIVO 群で新たな安全性シグナルは認められなかった。今後、本試験の詳細な結果を学会で発表する予定。CheckMate -459 試験において、OPDIVO は、予め計画された主要評価項目を達成できなかったが、今回の結果は現在の標準治療薬であるsorafenib と比較して、OPDIVO 群で OS において明確な改善傾向を示した。
参考 2021 年4 月開催の腫瘍薬諮問委員会(ODAC)による審議結果
FDA は、抗腫瘍薬における加速承認による効能に関する確認試験で、臨床上のベネフィットの検証に失敗している抗PD-1/PD-L1 抗体薬について、業界全体における審査の一環として、4 月27 日~29 日にかけて、腫瘍薬諮問委員会(ODAC)を開催して、承認の維持の可否について、OPDIVO の前治療歴の有る肝細胞癌(HCC)の患者に対する単剤療法の効能に関する審議を行った。審議の結果、本効能の承認の維持は5 票対4 票で否決された。
3. BMS 上級副社長、オンコロジー開発のヘッドJonathan Cheng 氏のコメント
「我々は、sorafenib の治療歴の有るHCC の治療薬としてのOPDIVO の単剤療法の継続的な承認に関して、ODAC とFDA が取った選択に失望している。HCC は複雑で困難な疾患であり、最初にsorafenib の治療を受け、治療に不耐か、病勢進行した患者にとって、癌免疫療法は重要な治療選択肢である。過去3 年半の間、OPDIVO の単剤療法は、医師がこのニーズに対処するために依存してきた重要な選択肢であり、現在、sorafenib 投与後の設定で最も一般的に使用されている治療法である。OPDIVO は、HCC 患者の治療法として全く新しい方法の先駆けとなった」と述べた。(完)
2021/04/08
KEYTRUDA、腎細胞癌の術後補助療法、placebo に対し無病生存期間(DFS)の優越性示す
4 月8 日、Merck & Co., Inc.(Merck)は、抗PD-1 抗体KEYTRUDA(pembrolizumab)を評価する第3 相KEYNOTE-564 試験で、腎摘除術後または腎摘除術および転移巣切除術後の腎細胞癌に対する術後補助療法として、KEYTRUDA が主要評価項目の無病生存期間(DFS)の延長を達成したと発表した。
1. 腎細胞癌(RCC):
腎細胞癌は、腎臓における最も発生頻度の高い癌で、腎癌の約9 割を占めるとされている。男性は女性の約2 倍の頻度で発症するとされている。腎細胞癌は、多くの場合、他の腹部疾患の画像診断時に偶発的に発見される症例が多い。2020 年には世界で約431,300 人近くが新たに腎癌と診断されたと推定され、約179,400 人が死亡したと推定されている。2021 年には、米国だけでも、約76,100 人近くが新たに腎癌と診断され、約13,800 人近くが死亡すると推定される。
2. 第3 相KEYNOTE-564 試験:
本試験は、腎摘除術後の再発リスクが中~高度もしくは高度、またはM1 NED(転移はあるものの原発病変なし、M1 no evidence of disease)の淡明細胞型RCC 患者に対する術後補助療法として、KEYTRUDA の単剤療法を評価する無作為化、二重盲検第3 相試験(NCT03142334)である。この試験では、950 人の登録患者を、KEYTRUDA 群(3 週間サイクルの初日に200mg を静脈内投与し最大17 サイクル継続)とplacebo 群(3 週間サイクルの初日に生理食塩水を静脈内投与し最大17 サイクル継続)に無作為に割り付けた。主要評価項目はDFS、副次評価項目はOS や安全性などでる。
3. 試験結果:
独立データ監視委員会の中間解析により、KEYTRUDA の単独療法ではplacebo と比較してDFS に統計学的に有意で臨床的に意味ある改善が示された。この試験では引き続き副次評価項目の全生存期間(OS)を評価する。本試験におけるKEYTRUDA の安全性プロファイルは、これまでに報告されている試験の結果と一貫していた。この結果は今後の医学学会で発表し、規制当局に提出する。
4. Merck 研究開発本部上級副社長、グローバル臨床開発責任者兼最高医学責任者Dr. Roy
Baynes のコメント:
「2 年近く前に初めて腎細胞癌の承認を取得して以来、KEYTRUDA については、axitinib との併用療法が進行性腎細胞癌患者の重要な初回治療の選択肢となってきた。この疾患の、より早期の段階にある患者に対するKEYTRUDA の効果を評価する研究から得られた今回のデータでは、腎細胞癌に対する術後補助療法における抗PD-1 抗体の優れた結果が初めて示された。今後速やかにKEYNOTE−564 試験の結果を医学学会や規制当局に提出していきたいと考えている」と述べている。
5. Merck の癌領域への取り組み:
Merck は、画期的な科学を革新的な癌治療薬に変換して世界中の癌患者を助けることに取り組んでいる。同社の癌事業で、癌と闘う人々を助けることが我々の情熱であり、癌治療薬へアクセスを容易にすることは我々の責任である。また、癌領域の取り組みの一環として、医薬品業界でトップを争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30 種類以上の癌に対する癌免疫療法の可能性を模索している。また、引き続き戦略的買収を通じてポートフォリオを強化し、進行癌の治療を改善する可能性をもつ有望な癌治療薬候補の開発を最優先に進めている。(完)
(主な出典:https://www.merck.com/news/mercks-keytruda-pembrolizumab-demonstrated-superior-disease-free-survival-dfs-compared-with-placebo-as-adjuvant-therapy-in-patients-with-renal-cell-carcinoma-rcc-following-surgery/他)
2021/04/02
FDA、大鵬薬品創製FGFR 阻害剤futibatinib(TAS-120)を進行胆管癌治療藥としてBT 指定
2021/02/15
レンビマ+キイトルーダ 併用による進行性腎細胞癌1 次療法、スニチニブより有意に改善.
本試験においては、進行性腎細胞癌の1次療法として、対照薬のスニチニブに対して、エーザイ創製の経口チロシンキナーゼ 阻害剤レンビマ(レンバチニブ)とMerck.の抗PD-1 抗体キイトルーダ(ペムブロリズマブ)の併用療法、およびレンビマ とエベロリムスの併用療法が評価された。
レンビマ+キイトルーダ群のPFS 中央値は23.9 カ月、スニチニブ群 の9.2 カ月と比較して、増悪また死亡のリスクを61%減少させた [HR=0.39 (95%CI:0.32–0.49); p<0.001]。また、死亡のリスクを34%減少させた [HR=0.66 (95%CI: 0.49–0.88); p=0.005]。中央値27 カ月の追跡期間で、OS の中央値は本併用療法とスニチニブの両群は共に未達であった。奏効率(ORR)、完全奏効(CR)率、部分奏効(PR) 率は、併用群ではそれぞれ71.0% (95%CI: 66.3-75.7)、16.1%、54.9%スニチニブ群で は、36.1%(95%CI: 31.2-41.1)、4.2%、31.9%であった[相対リスク=1.97(95%CI: 1.69-2.299); p<0.001]。
2020/12/02
甲状腺がんに対するRET阻害薬
12/02, ROG, RET inhibitor, Thyroid cancer
Roche announces FDA approval of Gavreto (pralsetinib) for people with advanced or metastatic RET-mutant and RET fusion-positive thyroid cancersロシュはFDAがGavreto(一般名:プラルセチニブ)を進行・転移性のRET変異およびRET融合陽性甲状腺がんを適応症として追加承認したと発表した。
(参考)プラルセチニブは9月に転移性・RET融合陽性非小細胞肺がんを適応症としてFDA承認を取得していた。今回の甲状腺がんの適応症は初回申請の一部としての承認であるか、追加申請(sBLA)に対する承認であったのか不明である。初のRET阻害薬として2020年5月に承認されたリリーのRetevmo(一般名:セレペルカチニブ)はRET融合陽性の非小細胞肺がん、RET変異・髄様甲状腺癌(MTC)、および進行性または転移性のRET融合陽性甲状腺がんの3つの適応症が同時に承認されていた。
2020/07/08
PD-1阻害薬と抗VEGF薬の併用による肝細胞がん治療
- Merck and Eisai Receive Complete Response Letter for KEYTRUDA® (pembrolizumab) plus LENVIMA® (lenvatinib) Combination as First-Line Treatment for Unresectable Hepatocellular Carcinoma
2020/05/13
メルクの新規HIF阻害薬
- First-Time Data for MK-6482
淡明細胞型腎細胞がん(RCC)に対して30%に近い客観的奏効率(ORR)を示した。MK-6482の初回データである。
2020/03/11
抗PD-1抗体オプジーボとCTLA-4抗体ヤーボイの併用による肝細胞がん治療
2020/03/04
肝細胞がんの早期診断
FDA grants Breakthrough Device Designation for Roche's Elecsys GALAD score to support earlier diagnosis of hepatocellular carcinoma