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2022/12/10

アッヴィ、JAK阻害剤未治療骨髄線維症に対するruxolitinib+navitoclax併用データASH発表

アッヴィは、JAK 阻害剤未治療の骨髄線維症((MF)患者を対象に、臨床開発中の navitoclaxとruxolitinib(JAKAFI)を併用した第2相REFINE試験のcohort 3の新データを発表した。探索的解析では、navitoclax+ruxolitinib併用により、骨髄線維症(BMF)に見られる一般的な遺伝子変異の対立遺伝子頻度(VAF)が減少し、潜在的な疾患の改善を示す可能性が示された。この知見は米国血液学会年次総会(ASH)で口頭発表された(Abstract #237)。
navitoclaxは、開発中の経口BCL-XL/BCL-2阻害剤。 navitoclax は、現時点で世界中の何れの保健当局からも承認されていない。その安全性と有効性は、進行中の第 2 相および登録中の第 3 相試験の一部として評価中である。

2022/10/28

Genmab/アッヴィ, B 細胞NHL 治療薬DuoBody-CD3 x CD20 epcoritamab を欧米に承認申請

デンマークのコペンハーゲンに拠点を置くGenmabが、2 ないしそれ以上の全身療法歴の有るCD20 陽性で、B-NHL の 再発/難治性(R/R)大細胞型 B 細胞リンパ腫(LBCL) 及び、びまん性大細胞型 B 細胞リンパ腫(DLBCL) 治療薬として、皮下注用二重特異性抗体のDuoBody CD3 x CD20 epcoritamab の販売承認申請を提出した。EU に拠点を置くGenmab がFDA にBLAを提出し、米国に拠点を置く開発パートナーのAbbVie がEMA にMAA を提出、validation をパスし受理された。
Epcoritamabは、Genmab 独自の DuoBody 技術を使用して創製された、IgG1 二重特異性抗体である。 Genmab の DuoBody-CD3 技術は、細胞傷害性 T 細胞を選択的に誘導して、標的細胞に対する免疫応答を誘発するように設計されている。epcoritamab は、T 細胞上のCD3 と 、大細胞型 B 細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、慢性リンパ性白血病を含む、多くのB 細胞悪性腫瘍上に発現している CD20 に同時に結合するように設計されており、T 細胞を介して CD20+ 細胞の死滅を誘導する。
本剤の第 2 相EPCORE NHL-1 試験において、治療歴の中央値3 回のR/R LBCL 患者157 人からなるコホートの奏効率(ORR)は63%、完全奏効率(CR)は39%であった。患者背景として、61%の患者は1 次療法に対して難治性を示し、20%は自家幹細胞移植(ASCT)歴があり、39%はCAR T 細胞療法歴(うち、75%はCAR T 細胞療法に難治性)を有していた。

2022/10/20

アッヴィ、DJS Antibodies を買収し特発性肺繊維症治療薬候補を入手し免疫パイプライン強化

アッヴィ が、DJS Antibodies Ltd (DJS)を買収すると発表した。DJS は、G タンパク質共役受容体 (GPCRs)のような、薬剤の投与が困難な疾患の原因となるタンパク質を標的とする抗体医薬品の創薬と開発に専念している英国に本拠を置く株式非公開のバイオ企業である。DJS のリードプログラムはDJS-002 で、特発性肺線維症(IPF)やその他の線維性疾患の治療を目的として、現在前臨床試験段階にあるfirst-in-class のlysophosphatidic acid(LPA)受容体1(LPAR1)拮抗抗体である。 IPF は、肺の線維性瘢痕によって引き起こされる進行性で死亡率の高い疾患であり、アンメットニーズの高い領域である。
この買収の主な利点は、アッヴィが DJS を通じて、バイオ医薬品研究における現行機能を補完する HEPTAD 技術基盤にアクセスできること、DJS はアッヴィの広範な創薬の専門性を活用して、これまでは扱い難かったGPCR 等に対する抗体療法と新しい生物学的知見を生み出すことを継続できることである。

2022/07/20

緑内障治療における戦略的提携

07/20, AbbV, Alliance

AbbVie and iSTAR Medical Announce Strategic Alliance for the Treatment of Glaucoma

  • アッヴィとiSTAR メディカルは緑内障治療における戦略的提携を発表した。

2022/06/17

特異的インターロイキン-23(IL-23)抗体による活動性クローン病の治療

 06/17, ABBV, IL-23, IBD

SKYRIZI® (risankizumab-rzaa) Receives FDA Approval as the First and Only Specific Interleukin-23 (IL-23) to Treat Moderately to Severely Active Crohn's Disease in Adults

スキリージ®(リサンキズマブ)は特異的インターロイキン-23(IL-23)抗体として初めて、成人の中等度から重度の活動性クローン病に関する適応症でのFDA承認を取得した。

2022/06/11

CD20を標的とする二重特異性抗体による大細胞型B細胞リンパ腫 (LBCL) の治療

 06/11, ABBV, CD20, LBCL

AbbVie Announces Late-Breaking Results from Phase 2 Trial of Investigational Epcoritamab (DuoBody®-CD3xCD20) in Patients with Relapsed/Refractory Large B-cell Lymphoma (LBCL) at the European Hematology Association (EHA) Annual Congress

二重特異性抗体エポリタマブ(DuoBody-CD3xCD20)の再発/難治性大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)患者を対象とした第2相試験の最新成績を欧州血液学会(EHA)年次総会でAbbVieが発表

2022/04/13

再発/難治性LBCL 患者に対するDuoBody®-CD3xCD20 epcoritamab 第1/2 相試験最新結果

アッヴィとGenmab A /S(Genmab)は、臨床開発中の皮下注二重特異性抗体epcoritamab (DuoBody- CD3 x CD20)を評価する第1/2 相EPCORE™NHL-1 試験の最初のコホートからの最新中間結果を発表した。
Genmab DuoBody-CD3 技術により創製されたIgG1 二重特異性抗体であるepcoritamabは、細胞傷害性T 細胞を腫瘍に選択的に誘導し、悪性細胞に対する免疫応答を誘発するように設計されている。epcoritamab は、T 細胞上のCD3 とB 細胞上のCD20 に同時に結合し、T 細胞を介したリンパ腫B 細胞の死滅を誘導する。
EPCORE NHL-1 試験では、LBCL およびDLBCL を含む再発性、進行性、または難治性CD20+成熟B-NHL患者157 人を対象に、皮下注投与のepcoritamab を評価した。
今回の中間解析では、独立審査委員会(IRC)によって63.1%の確定奏効率(ORR)を達成した。観察された奏効期間の中央値(DOR)は12 カ月であった。有害事象は、サイトカイン放出症候群(CRS)(49.7%)、発熱(23.6%)、倦怠感(22.9%)、好中球減少症(21.7%)、および下痢(20.4%)であった。

Pharma Asset Library > 04/13, AbbV, CD20, Bispec mAb, LBCL
  • AbbVie and Genmab Announce Topline Results for Epcoritamab (DuoBody®-CD3xCD20) from Phase 1/2 Trial in Patients with Relapsed/Refractory Large B-cell Lymphoma (LBCL)

CD20とCD3を標的とする二重特異性抗体による細胞型B細胞リンパ腫の治療

 04/13AbbVCD20Bispec mAbLBCL

AbbVie and Genmab Announce Topline Results for Epcoritamab (DuoBody®-CD3xCD20) from Phase 1/2 Trial in Patients with Relapsed/Refractory Large B-cell Lymphoma (LBCL)
  • アッヴィとジェンマブ(Genmab)が再発/難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)患者を対象としたエプコリタマブブ(DuoBody®-CD3xCD20)の第1/2相試験トップライン成績を発表した。独立評価委員会による全奏効率(ORR)は63%、奏功期間(DOR)の中央値は12か月であり、薬事当局との相談を経て今後の開発ステップを決定する予定。CD3xCD20の二重特異性抗体として先行するロシュのモスネツズマブは4月に欧州委員会の承認勧告を得ている。

2022/04/12

新規 BCL-2阻害薬による骨髄線維症患者の治療

04/12AbbVMyelofibrosisBCL-2

AbbVie Presents Positive Investigational Navitoclax Combination Data in Phase 2 REFINE Study Suggesting Anti-Fibrosis Activity for Patients with Myelofibrosis
  • 開発中の新規 BCL-2阻害薬ナビトクラクスを骨髄線維症患者に併用した第2相試験 REFINEにおいて良好な抗線維症活性が示唆されたデータをAbbVieが発表した。

2022/03/16

JAK阻害薬による潰瘍性大腸炎の治療

03/16, ABBV, JAK, Ulcerative colitis

RINVOQ® (upadacitinib) Receives FDA Approval for the Treatment of Adults with Moderately to Severely Active Ulcerative Colitis

  • アッヴィのリンボック(ウパダシチニブ)は中等度から重度の活動性・潰瘍性大腸炎の成人に対する治療薬としてFDA承認を取得した。

2021/12/22

タケダ薬品株価の現状について

2021年12月21日まで3か月間の株価増減率


主要グローバル製薬企業の株価は直近3か月間でファイザー(+39%)とロシュ(+10%)が好調、メルク(+6.0%)は市場(S&P500、+4.9%)を上回ったがノバルティス(+2.8%)とJ&J(+2.0%)は下回った。一方、タケダ薬品はTAK-994(ナルコレプシー治療薬)の開発中止が報じられたこともあり、マイナス19%と大幅な減少となっている。


過去5年間の株価増減率


次に過去5年間の株価推移(上図)を見ると、グローバル製薬企業は全体として市場(S&P500、+105%)を下回っているがファイザー(+82%)が今年に入って急伸、ロシュ(+66%)とJ&J(+41%)は比較的堅調であり、低調なノバルティス(+30%)とメルク(+27%)を上回った、いずれも株価下落といった異常事態は見られない。しかし、タケダ薬品はシャイーを買収した2018年の年初(6500円)から4年間で100%減少(半減)し、5年間の通算ではマイナス35%となっている。

タケダの株価はTAK-994の開発中断による影響(11%下落)だけでなく、シャイアー買収にともなう問題を反映している。医薬品業界では2018年の武田・シャイアー合併の後にも大型M&Aが続いており、2019年にはブリストルマイヤーズ・スクイブがセルジーンを買収し、5年間の株価推移はマイナス2%と低迷している。一方で、2019年にアラガンを買収したアッヴィ(+111%)とアレキシオンを買収したアストラゼネカ(+105%)の株価は市場平均を上回る好調となっている。M&Aにおける買収算定額の妥当性(のれん代発生の抑制)が反映されていると思われる。

(参考)過去5年間の株価増減率(M&A対象企業、実施年)
アストラゼネカ +105% (Alexion, 2020)
アッヴィ +111% (Allergan, 2019)
ブリストルマイヤーズ・スクイブ -2% (Celgene, 2019)
タケダ薬品 -35% (Shire, 2018)

大型M&Aを実施した製薬企業の株価推移(過去5年間)


シャイアー買収は「のれん代」の問題にとどまらず、足元の業績にも大きく影響している。下の表にみられるように、直近の四半期(7-9月期)のグローバル製薬企業の売上収益は前年同期比10%から17%の増収と好調であり、なかにはCOVID-19ワクチンで成功したファイザー(2.3倍)やM&Aに成功したアストラゼネカ(+48%)に対して、タケダ薬品はわずか3%増にとどまっており、株価の大幅な下落は当然な結果である。


下記の表は、海外企業の直近3か月間(7-9月期)業績と比較するためにタケダ薬品の第2四半期業績から第1四半期の実績を差し引いて売上収益の伸び率を計算した結果を示している。その作業の途中で気になったのはタケダ薬品の決算短信の記述では業績の実態が分かりづらいという問題である。4-9月期の実質売上収益の前年比は0.5%増にとどまるが、決算短信の記述では4.4%増と誤解しやすくなっている。意図的ではないかも知れないが誤解を招きやすい。



下のチャートで見られる通り、タケダ薬品の株価は国内企業との比較でも見劣りしているが、業績の不透明さが影響しているものと思われる。日経平均株価が直近3か月間で6.4%下落したなかでタケダ薬品は20%近く下落している。過去5年間で見ると、第一三共(3.5倍)と中外製薬(3.3倍)が大きく伸びている。アステラス(+12%)とエーザイ(+2%)は日経平均(+44%)を下回ったがタケダ薬品(マイナス32%)はさらに低調であった。原因としてはシャイアー買収による業績悪化、開発パイプラインの実態と足元の業績に対する説明が不十分であるといった要因が総合的に影響した結果と思われる。

国内製薬企業との株価比較







2021/09/28

経口CGRP阻害薬による片頭痛の予防治療

 09/28, ABBV, Migraine, CGRP

FDA Approves QULIPTA™ (atogepant), the First and Only Oral CGRP Receptor Antagonist Specifically Developed for the Preventive Treatment of Migraine
  • アッヴィが片頭痛の予防治療薬として開発した経口CGRP阻害薬アトゲパント(販売名:キューリプタ、QULIPTA)をFDAが承認した。これまで抗体薬しかなかったCGRP阻害薬が経口剤となるのは初めてである。

2021/08/24

AbbVie、atogepant の片頭痛予防効果を評価した第3 相試験12 週の結果をNEJM誌に掲載

8 月24 日、AbbVie は、反復性片頭痛の基準を満たす成人を対象に atogepant の片頭痛予防効果を評価した第3 相ADVANCE 試験の12 週の結果がNEJM 誌に掲載されたと発表した。本試験では、平均月間片頭痛日数が50%以上減少した患者の割合もplacebo 群に比べて、全ての3 用量からなるatogepant 群で高く、その他の重要な副次評価項目も達成された。

1. atogepant 

本品は、開発段階にある経口投与用calcitonin 遺伝子関連peptide(CGRP)受容体拮抗薬(gepant 系薬剤)で、現在はFDA による承認審査中である。承認された場合、反復性片頭痛の予防的治療薬として開発された最初で唯一の経口gepant 系薬剤になる予定である。

2. 第3 相ADVANCE 試験

このpivotal 第3 相、多施設共同、無作為化、二重盲検、placebo対照、並行群間比較試験は、1 カ月当たりの片頭痛日数が 4~14 日の患者を対象として、片頭痛の予防療法として、atogepant を経口投与したときの有効性、安全性および忍容性を評価するために実施された。計910 人の患者をatogepant 群[10 mg、30 mg & 60 mg、1 日1 回(QD)]およびplacebo 群の 4 群のいずれかに無作為に割付けて評価した。有効性解析は 873 人の患者からなる 修正ITT 患者集団に基づいて実施した。

3. ADVANCE 試験の主要評価項目

12 週の投与期間を通した平均月間片頭痛日数のベースライン(BL)からの変化であった。全3 用量の atogepant 群で主要評価項目が達成され、placebo 群に比べて平均月間片頭痛日数が統計学的に有意に減少した。atogepant 10 mg、30 mgおよび 60 mg 群では、それぞれ 3.7 日、3.9 日および4.2 日の減少に対し、placebo 群では2.5 日の減少であった(placebo 群と比較して全用量群で p<0.0001)。

4. 同試験の多重性制御副次評価項目

12 週の投与による有効性結果を以下に示す。

1) atogepant 3 用量群は、平均月間頭痛日数が各々3.9 日(BL 時;8.4 日)、4.0 日(BL 時;8.8日)、及び4.2 日(BL 時;9.0 日)の減少に対し、placebo 群は2.5 日(BL 時;8.4 日)減少した。

2) atogepant 全3 用量群で、placebo 群に比べて急性期頭痛薬の使用日数がBL から有意に減少し、各群では各々3.7 日、3.7 日及び3.9 日の減少に対し、placebo 群で 2.4 日減少した。

3) 12 週の投与期間を通して1 カ月間の片頭痛日数が 50%以上減少した患者割合は、各群では各々55.6%、58.7%及び 60.8%に対して、placebo 群では 29.0%であった。

4) 12 週時の片頭痛特有のQoL に関する質問票MSQ v2.1 の役割機能制限domain スコアは、atogepant 全用量群でplacebo 群に比べて有意に改善した。

5) AIM-D の日常活動実施能力domain の平均月間スコアは、全用量群でplacebo 群に比べて有意に改善し、30 mg 群;-2.5 point(p=0.0005)、60 mg 群;-3.3 point(p<0.0001)であった。

6) 日常活動実施能力domain と同様、AIM-D の身体障害domain スコアも30 mg および 60mg 群でplacebo 群に比べて統計学的有意に改善し、30 mg 群で-2.0 point (p=0.0021)、60 mg 群で-2.5 point (p=0.0002)であった。尚1)~6)の全用量群はplacebo 群に対して統計学的に有意であった( p<0.0001)。

5. 安全性

全3 用量の忍容性は良好であった。最も高頻度( atogepant 群の何れかで 5%以上、かつplacebo 群より高率)に報告された有害事象は、便秘、悪心、及び上気道感染で大部分は軽症~中等症で、投与中止には至らなかった。(完)

(主な出典:https://news.abbvie.com/news/press-releases/new-england-journal-medicine-publishes-12-week-results-from-study-evaluating-atogepant-for-preventive-treatment-migraine.htm他)

アッヴィ、atogepant の片頭痛予防効果を評価した第3 相試験12 週の結果をNEJM誌に掲載

アッヴィ は、反復性片頭痛の基準を満たす成人を対象に atogepant の片頭痛予防効果を評価した第3 相ADVANCE 試験の12 週の結果がNEJM 誌に掲載されたと発表した。本試験では、平均月間片頭痛日数が50%以上減少した患者の割合もプラセボ群に比べて、atogepant 群で高く、その他の重要な副次評価項目も達成された。 atogepant は、開発段階にある経口投与用カルシトニン 遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬(gepant 系薬剤)で、現在はFDAで承認審査中である。承認された場合、反復性片頭痛の予防的治療薬として開発された最初で唯一の経口gepant 系薬剤になる予定である。
ADVANCE 試験において、主要評価項目(12 週の投与期間を通した平均月間片頭痛日数のベースライン(BL)からの変化)が、atogepant 群(3用量すべて)で達成された[atogepant 10 mg、30 mgおよび 60 mg 群では、それぞれ 3.7 日、3.9 日および4.2 日の減少に対し、プラセボ群では2.5 日の減少 (プラセボ群と比較して全用量群で p<0.0001)]。

2021/02/22

JAK阻害薬による潰瘍性大腸炎の治療

02/22, ABBV, JAK, UC
Second Phase 3 Induction Study Confirms Upadacitinib (RINVOQ™) Improved Clinical, Endoscopic and Histologic Outcomes in Ulcerative Colitis Patients
  • ウパダシチニブ(販売名:RINVOQ)は二本目の導入治療フェーズ3試験において、潰瘍性大腸炎患者の臨床症状、内視鏡検査および病理学的アウトカムを改善した。
(参考)
アッヴィは昨年(2020年)12月にウパダシチニブのい1本目のフェーズ3導入治療臨床試験U-ACHIEVEにおいて、主要評価項目の「投与開始8週後の臨床的緩解(適合Mayo基準)」およびすべての二次的評価項目を達成した、と発表した。ウパダシチニブはアッヴィが開発したJAK阻害薬で、FDAは2019年8月に関節リウマチを適応症として初回承認した。経口JAK阻害薬による潰瘍性大腸炎の治療は抗リウマチ薬ゼルヤンツ(ファイザー、2012年発売)が2018年に承認されている。ギリアドのフィルゴチニブは2020年10月に申請用フェーズ2b/3試験で導入療法と維持療法の両方で好成績が確認され、欧州では先行して11月に承認されている。

2020/12/09

JAK阻害薬による潰瘍性大腸炎の治療

12/09, ABBV, JAK inhibitor, Ulcerative colitis

Upadacitinib (RINVOQ™) Meets Primary and All Ranked Secondary Endpoints in First Phase 3 Induction Study in Ulcerative Colitis
  • ウパダシチニブ(販売名:RINVOQ)は潰瘍性大腸炎に対する最初の導入治療フェーズ3試験において主要評価項目とすべての二次的評価項目を達成した。

潰瘍性大腸炎の中等度から重症の成人患者を対象としたフェーズ3導入治療臨床試験U-ACHIEVEにおいて、ウパダシチニブは1日1回45㎎経口投与で主要評価項目とした「投与開始8週後の臨床的緩解(適合Mayo基準)」およびすべての二次的評価項目を達成した。ウパダシチニブ投与群の26%が臨床的緩解を達成したのに対してプラセボ群では5%だった(p<0.001)。

(参考)

潰瘍性大腸炎(UC)の適応症を持つ最大製品はヤンセンのIL-23阻害薬ステラーラである。尋常性乾癬を初回適応症として2009年に承認され、2016年9月にクローン病、2019年10月に潰瘍性大腸炎の効能追加が承認された、2020年の売上高は10億ドル以上増加して74億ドル(7500億円)を超える見通しである。タケダ薬品のエンティビオは2014年に潰瘍性大腸炎とクローン病を適応症に2週間から8週間に1回投与の静脈注射剤として承認された。欧州では皮下注射製剤が本年(2020年)5月に承認され年間売上は700億円増加して4000億円を超えそうだ。しかし、米国では2019年12月に皮下注射製剤の審査終了通知が発行され、未承認のままである。

経口JAK阻害薬による潰瘍性大腸炎の治療は抗リウマチ薬ゼルヤンツ(ファイザー、2012年発売)が2018年に承認された。ギリアドのフィルゴチニブは2020年10月に申請用フェーズ2b/3試験で導入療法と維持療法の両方で好成績が確認され、欧州では先行して11月に承認されている。ウパダシチニブ(販売名:リンヴォック、アッヴィ)は2019年に関節リウマチを初回適応症として承認され、本年(2020年)に入ると効能追加の申請を尋常性乾癬(6月)、強直性脊椎炎(8月)、アトピー性皮膚炎(10月)と相次いで提出している。潰瘍性大腸炎は2021年中に5番目の適応症として承認される見通しである。

2020/10/27

JAK阻害薬によるアトピー性皮膚炎の治療

 アッヴィとファイザーがJAK阻害薬をアトピー性皮膚炎(AD)に対する治療薬とする承認申請を欧米両極でほぼ同時に提出した。経口JAK阻害薬はこれまで関節リウマチ(RA)、乾癬性関節炎(PsA)、潰瘍性大腸炎(UC)で承認されている。承認されればアトピー性皮膚炎では初めてとなる。ファイザーはこれまでにゼルヤンツでRA、PsA、UCの承認を取得しているがAD適応症では新たにアブロシチニブを開発した。アッヴィはRA治療薬として2019年に承認されたウパダシチニブ(RINVOQ、リンヴォック)のPsA、AD、およびUCの効能追加として開発している。2019年のグローバル売上高はゼルヤンツ22憶ドル(2300億円)、オルミエント 4億ドル(450億円)、リンヴォック4700万ドル(50億円)だった。

リリーのOlumiant(日本名:オルミエント、一般名:バリシチニブ)のアトピー性皮膚炎への効能拡大試験もアッヴィのウパダシチニブやファイザーのアブロシチニブとほぼ同じ2017年にフェーズ2試験を完了し、2019年中に3本のフェーズ3試験を終了しているものの申請には至っていない。


10/27 PFE, JAK1, Atopic dermatitis

FDA grants priority review and EMA accepts regulatory submission for Pfizer’s abrocitinib, an oral once-daily JAK1 inhibitor, for patients 12 and up with moderate to severe atopic dermatitis

  • ファイザーは1日1回経口投与のJAK1阻害薬アブロシチニブを12歳以上の中等度から重症のアトピー性皮膚炎患者の治療薬としてFDAおよびEMAに承認申請を提出、FDAはこれを優先審査とした。

10/19 ABBV, JAK, Atopic dermatitis

AbbVie Submits Regulatory Applications to FDA and EMA for RINVOQ™ (upadacitinib) in Atopic Dermatitis

  • アッヴィはJAK阻害薬RINVOQ(リンヴォック、一般名:ウパダシチニブ)のアトピー性皮膚炎の効能追加に関する承認申請をFDAとEMAに提出した。


2020/09/04

アッヴィとI-Mab、従来と差別化された癌免疫療法グローバル戦略的パートナーシップ締結

アッヴィとI-Mabが、複数の癌の治療を目指して自社開発したモノクローナル抗体(mAb)で、革新的な抗CD47抗体lemzoparlimab(TJC4)について、開発と商業化に関する広範なグローバル戦略的提携契約を締結した。
Lemzoparlimabは、I-Mabの独占的で革新的なパイプラインの主要な医薬品候補の1つである。強力な抗腫瘍活性を維持しつつ、正常な赤血球への特異的な結合を最小限に抑えるように設計されている。これは、現在開発中の同クラスの他の抗体とlemzoparlimabを潜在的に差別化する上で重要な特性である。

2020/07/28

JAK阻害薬と外用ステロイド薬の併用によるアトピー性皮膚炎の治療

07/28 ABBV, JAK, Atopic dermatitis
  • Third Pivotal Phase 3 Study Shows RINVOQ™ (upadacitinib) Plus Topical Corticosteroids Improves Skin and Itch Symptoms in Atopic Dermatitis Patients -- Positive top-line results show upadacitinib (15 mg and 30 mg) plus topical corticosteroids (TCS) met the co-primary endpoints and all secondary endpoints in adult and adolescent patients with moderate to severe atopic dermatitis versus placebo plus TCS
JAK阻害薬ウパダシチニブのアトピー性皮膚炎に対する3本目のフェーズ3臨床試験において、外用ステロイド薬(TCS)との併用治療による皮膚症状および痒み症状の改善が確認された。

2020/07/21

JAK阻害薬によるアトピー性皮膚炎の治療

07/21 ABBV, JAK, Atopic dermatitis
  • RINVOQ™ (upadacitinib) Monotherapy Meets All Primary and Secondary Endpoints in Second Phase 3 Study for Atopic Dermatitis
アッヴィが開発したJAK阻害薬ウパダシチニブ(販売名:RINVOQ)はアトピー性皮膚炎に対する二本目のフェーズ3臨床試験において単独投与ですべての主要評価項目と副次評価項目を達成した。

(参考)ウパダシチニブはファイザーのゼルヤンツ(一般名:トファシチニブ)、リリーのオルミアント(一般名:バリシチニブ)についで3番目となる経口JAK阻害剤の抗リウマチ薬として昨年(2019年)承認された。効能追加は乾癬性関節炎(PsA)を本年(2020年)6月に申請している。アトピー性皮膚炎に加えてクローン病(CD)と潰瘍性大腸炎(UC)がフェーズ3段階にある。ゼルヤンツは2012年に関節リウマチで初回承認され、2017年に乾癬性関節炎(PsA)、2018年には潰瘍性大腸炎(UC)の効能追加が承認されている。2016年に9憶ドル(1000億円)だった売上高は昨年(2019年)は22億ドル、毎年4億ドルの拡大が続いている。2019年のJAK阻害剤市場はオルミアントの4.3億ドルとRINVOQの0.5億ドルを加えて27億ドル(前年比37%増)となった。