2016/01/22

武田薬品の悪性リンパ腫治療薬アドセトリスに対して、「再治療」の効能追加をECが承認

武田薬品のADC薬であるアドセトリスADCETRIS(一般名:ブレンツキシマブベドチン)の欧州における再発・難治性ホジキンリンパ腫および全身性未分化大細胞リンパ腫に対する再治療のデータの添付文書への追記がECから承認された。
自家造血幹細胞移植後、または自家造血幹細胞移植や多剤併用化学療法が適応にならず、これまで少なくとも2回の治療を受けた再発・難治性CD30陽性ホジキンリンパ腫、および再発・難治性の全身性未分化大細胞リンパ腫の治療に対して、アドセトリスは2012年にECから承認されている。今回、この効能で過去にアドセトリスが奏効(完全奏効あるいは部分奏効)したが、後に再発した成人患者に対する再治療を含めた安全性などの記載が添付文書に追記された。

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(参考)2014年度に武田薬品が計上したベルケイドの売上げ高は1527億円へと前年比16%増加しているが急激な円安の影響が大きく、ドルベースでは13億ドルで横ばいだった。ベルケイドを欧州を中心に販売するJ&Jによる売上げ高は前年比2.5%減16億ドルだった。